作品紹介・あらすじ
裁判員制度元年。裁判員が下す判決によって有罪を宣告された被告は、「懲役」を科せられる。ではいったい、懲役とはどんなことなのだろう? 大手広告代理店に18年勤め、その後2年間経験した受刑者の視点で冷静かつ具体的に観察した驚愕の内容とは?
感想・レビュー・書評
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あまり知りたくないような…知っておいて損はないような…と個人的な感情はさておき…。少し前に「懲役ってどういう意味?」と聞かれたことがあり、正しく説明できたのか不安に思っていたので、解消するには良かったです。セーフティネットも必要だけど教育もまた然り。他の先進国との違いや再犯率についていろいろと考えさせられるキッカケになりました。
著者プロフィール
1962年生まれ。著述家。1989年、博報堂に入社。2006年に退社するまで営業を担当。その経験をもとに、広告が政治や社会に与える影響、メディアとの癒着などについて追及。原発安全神話がいかにできあがったのかを一連の書籍で明らかにした。最近は、憲法改正の国民投票法に与える広告の影響力について調べ、発表している。著書に『原発広告』『原発広告と地方紙』(ともに亜紀書房)、『原発プロパガンダ』(岩波新書)、『メディアに操作される憲法改正国民投票』(岩波ブックレット)、『広告が憲法を殺す日』(集英社新書、共著)ほか。
「2021年 『東京五輪の大罪』 で使われていた紹介文から引用しています。」
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