神雷部隊始末記 人間爆弾「桜花」特攻全記録

  • 学研パブリッシング
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  • Amazon.co.jp ・本 (560ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784054042025

作品紹介・あらすじ

ひとり乗りロケット機「桜花」を運用し、一撃必殺の特攻攻撃を主任務とした日本海軍「神雷部隊」。「特攻」を象徴するべき稀有な部隊の創設から終戦に至る戦いの軌跡を、約10年に及ぶ綿密な聞き取り調査、取材によって明らかにした「特攻」戦記の決定版。

感想・レビュー・書評

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  • 【由来】
    ・amazonで「戦場の軍法会議」の関連本。

    【期待したもの】

    ※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。

    【要約】


    【ノート】


    【目次】

  • 知らない人は知らないだろうけど。あえて書く。
    桜花という片道切符ロケットに人間を乗せて敵船団に突っ込む、しかもうすらのろい爆撃機の下にぶら下がった状態で発射する、という成功の見込み薄い戦略を取らざるを得なかった、そんな太平洋戦争末期のとある部隊の記録です。何故にこれが学研から出版?なのかというと、いわゆるプラモデルのカラーリングの際の資料(どこの部隊は何のマークを使っていた等)として使用するための資料を集めたところ、いろいろまとめられそうなので本として出版したと推測されます。しかし、結果としてアウトプットされたものは生半可なものではありませんでした。

    あまり筆者の感想が添えられたりはしません。登場人物の感想は日記や関係者への聴取に基づいたものです。そして綴られるのは、誰がどこに配属されどんなことをしたか、いつどこへ移動したか、どこからやってきたか、そんな日記のような文章。そこに関係者各位から集めたであろうエピソードを散りばめる。それが500ページ超。彼らがどんな状態でどんな心境で出陣したであろうか、己で読み解けという心境になります。淡々としすぎとでもいいましょうか。

    しかし、この本があること、そのことによって彼らが生きていた、彼らがそこにいたことを明らかにしていると思います。彼らがいたことを記憶しておくべき、そこにこの本の価値があると思います。

    資料としても有用なのでしょうが、何よりノンフィクションとしても読みやすいです。なので感情移入しやすくなるんでしょうね。

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著者プロフィール

かとう・ひろし
落語会企画家。
1960年生まれ。
大学卒業後、商社勤務。寄席勤務を経て、
1999年、落語会企画会社・オフィスエムズ設立。
昭和歌謡同好会会員。岡晴夫を偲ぶ会会員。
主な著書には『席亭志願ふたたび』(彩流社)が
あり、取材対象として全編に亘って登場
するものに『席亭志願』(越智多藁惠 著、
彩流社)がある。

「2018年 『落語小僧ものがたり 席亭志願再々』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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