- 本 ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784054042285
作品紹介・あらすじ
「妻の相談に乗ってはいけない」「妻に心から詫びてようと思ってはいけない」など、一見、逆説的に聞こえる教訓の中に、夫婦が仲良く暮らすためのコツと戦略が隠されている!既婚の男性読者は必読、未婚者も、女性読者にも役立つ、心理テクニック。
感想・レビュー・書評
-
あるあるとうなずくことばかり。
男脳と女脳の違いなど。
妻の相談に乗ってはいけない。
まさしく真理の一面です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
なかなか男性には目から鱗な話があったので、とても参考になった。
以下はポイント
第1章 妻との和平を保つための、14の逆説
・女性は部分的に謝罪し、男性は全面的に謝罪する
妻が謝った時は、「俺の方こそ悪かった」
・妻が焦っている時は、一緒に焦る(焦る「フリ」だけで結構)
・悩んでいる最中は、男は不器用だと説明し、解決したら妻に話す
・奥さんが「相談したいの」と言ってきたときには、「愚痴を聞いてほしい」と言っていると理解、ひたすら聴いてひたすら相づちを打つだけ、アドバイスは駄目
・奥さんをなぐさめ、力づける時「わかるよ、俺も…だよ」という言葉を使い、共感の気持ちを伝える
・話し合いに臨むにあたって、男性が知っておくべきことが2つ。1つ目は女性は気持ちをぶつけるときには必要以上に強い言葉を使う。もう1つは女性は、自分が思っていないことも言ってしまうことがある。奥さんの本音が出てくるのは、話し合いの終わりの方。ひたすら反論せずに聞く
・謝罪のタイミングは、奥さんが黙ったとき
・妻が辛くて悩んでいるときは抱きしめるだけでも良い
・女性は大きな幸せ1つよりも小さな幸せ複数の方が嬉しい
・男性には恥ずかしい愛情表現だが、手抜きの愛情表現でも大丈夫
・2択の質問を受けた時は、相手の考えをまとめる手伝いをしてあげる。例えば「どっちがいいと思っているの?」「心の中で、もう答えを出しているんじゃないの?」など
・決断を妻に委ねるのも有効
・女性は話すために話す。なので、電話やメールにためらいが無い。
・女性が傷つく言葉は「気持ちを否定される言葉」
第2章 妻の攻撃をかわすための、16の先制防御法
・奥さんが家事をしていたら、手伝っているふりをするだけでも良い。「他に何かすることない?」などと言うとさらに良い
・女性は腕曲表現を多用する。「〜できる?」は「やってほしい」という依頼の表現である。「〜じゃない?」もよく出る
・感情的になっているときの、表に出た感情、口から出た言葉が、本人の最終的な考えではない
・女性は視野が広い、隅、端、先端に目が行く、男は、髪の毛、眉毛、鼻毛、靴を綺麗に。ベルトと靴を同じ色に合わせると良い
・女性が本気度の高い合コンで身につけているものは「揺れるイヤリング」
宝石をねだられたら、「価格の提示」と「未来の提示」
・生理周期(ハッピーサイクル)には4つある
◆リセット期(月経期) 貧血気味
◆キラキラ期(月経後〜排卵) 前向きで元気な時期
◆ニュートラル期(排卵後) 落ち着きを取り戻しつつある スキンシップに最適
◆アンバランス期(月経前、PMS期) いわゆる「生理前の怒りっぽい時期」 共感に努める
・男女の温度体感差はとうしてもある
・離婚を切り出すまでのステップ
ステップ1 日常会話のすれ違い
ステップ2 日常会話が消える
ステップ3 相談相手が見つかる
ステップ4 奥さんの心が安定する
ステップ5 別れを切り出される
会話、デートが大事
無視の状態は危険
・眉間のあたりを見て喋ると真剣さが伝わる
・上手に聞き流す方法
◆相づちを変化させる
◆相手の言葉を繰り返す
◆話の先を促す例「それでどうしたの?」「(えっ!/それ)どういうこと?」「もう少し詳しく教えて」
・女性は優雅な時間を投資とみる。オススメはランチタイムに行くフレンチ(3000円)、シティホテルのラウンジ(コーヒーなら1000円強)
・妻の変な行動には、驚いたフリ!
・喜ばせるには、マッサージ
・人間には「会話のノルマ」がある。本当は「コミュニケーションのノルマ」なので会話以外でも大丈夫
・女性は「私」を優先する。1.家族→2.友人→3.仕事 男性は逆
・男は年をとると嫌味になる
主に下記の3つがよくない
◆批判すること 女性にはできる限り減らす
◆うんちくを語ること 相手を喜ばせるものなら大丈夫
◆自慢すること
あえてくだらない話をする
ふくらませるコツ
1. あらすじを話す
2. 人の説明をする
3. 自分の感じたことを話す
-
なんか危険な匂いがしたのか、結果的に
「乗ってなかった」みたい・・ -
男女の心理の違いを基礎に置いた、対女性マニュアル。
マニュアルと言っちゃいけないかもしれない。本当なのかどうか、ま、男と同じように考えてちゃ理解できないよということ。
そんな目新しくないのかもしれないが、こういう形式なので読みやすかった。
だから女性が正しいということではないだろうけど。逆、女の方が男の心性を理解していくという本もあるんだろう。 -
妻もだけれども、女性のことでもあると思う。
-
極端に言うと奥さんをマインドコントロールする方法。英題は"How to control your wife"。
知らずにコントロールされている間の奥さんは幸せだろうと思うけど、知られたら逆鱗だと思う。禁書。もろはのつるぎ。読んだら焼いた方がいい本ランキングNo.1。 -
妻に相談されると、夫は「悩み事を解決」しようと「アドバイス」するが、妻が求めているのは「問題解決策を導き出す」ことではなく、「話しを聞いてほしい」「共感してほしい」といったこと。
本質的な考え方の違いがいらぬ争いを生んでいる事例がわかりやすく書かれている。
この本の挿絵が、味があって好き。 -
女性の考え方や行動の特性・・・と思われるものが書かれています。全ての女性に当てはまるものではないと思いますが、少なくとも男性が想像できないような考え方や行動を女性がしていることはよく分かります。これまで感覚的に理解していたものが、活字になって目に飛び込んでくると感動すらします。
-
聞いたふりして聞き流す。
-
性差の心理学を専門とする著者の夫に向けた夫婦円満の秘訣。
いわゆる「話を聞かない男 地図の読めない女」の実践版です。
「女とはだらだらとオチのない話を聞かせ、ホルモンに左右されて
一喜一憂する生き物」的な女性像が、女からみるとイラっとしますが、別に「男とはこう」「女とはこう」と決めつけなくても、男女間のコミュニケーション術として興味深い読み物。
妻からこんな話をされたらどう対応する、みたいなシチュエーションごとに細かい具体例を挙げています。
中でも「会話」に対する性差は示唆深い。
男にとっての会話とは情報を伝達する手段であり、用件があってメールも会話も成立しオチを求めがち。
女にとっては「話すために話す」のであり、感情を共有し相手に共感を求める。
妻から相談があるの、と話しかけられたらそれは、アドバイスや答えを求めているのではなく、うんうんそうだね分かるよ、とただじっくり話を聞いて共感する(フリでもよい)べし。
相手にとってよかれと思っての行動のはずが、実は見当違いだったということは男女問わずお互い様。
ちょっとした気遣いと思いやりは夫婦間だからこそ必要不可欠である、と気付かせてくれる一冊。
織田隼人の作品





