検証 平城京の政変と内乱 (学研新書)

著者 :
  • 学研パブリッシング
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レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784054044401

感想・レビュー・書評

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  • 奈良時代に起きた、長屋王の変から氷上川継の乱までの6つの事件を章立てでそれぞれ概要、展開、検証の3段構えで、また、それらに関わる8つの出来事がコラムで紹介されています。この著者は軽めの語り口と独自の視点が最大の特徴なのですが、軽さと憶測の域を出ない論説(ただし、説得力は充分にあります)は好みの分かれるところかもしれません。ですが、学者さんの著書であるにもかかわらず、気軽に読めてわかり易く、定説に囚われないその切り口は、歴史を空想する楽しみを与えてくれますので、私は好きです。

  • [ 内容 ]
    平城京を舞台にして起きた政変や内乱を、徹底的に読み直し、従来の通説や解釈にとにかく疑問をぶつけてみた。
    するとそこには、藤原氏の陰謀、天皇系統の対立ではすまされない真相が…。
    平城京の謎解きの決定版登場。

    [ 目次 ]
    第1章 左大臣の犯罪―長屋王の変
    第2章 「我こそは大忠臣なり!」―藤原広嗣の乱
    第3章 戒厳令の夜に―橘奈良麻呂の変
    第4章 正一位太政大臣、湖畔に死す―恵美押勝の乱
    第5章 「道鏡を天皇にせよ!」―宇佐八幡神託事件
    第6章 狙われた新天皇―氷上川継謀反事件

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    [ 参考となる書評 ]

  • 読みやすい。ただ僕の知識が余りに不足しているので、申し訳ないです。意識されているのでしょうがちょっと週刊誌の内幕記事ぽい書き方をされていて敷居が低かったです。と言って下品ではなく品位有る内容と想いました。
    同時に読んでいた「平城京遷都」の終章、素描風にとある箇所が本書につながるのですね。

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著者プロフィール

1957年、東京都に生まれる。1986年、学習院大学大学院人文科学研究科史学専攻博士後期課程中退。1997年、博士(史学、学習院大学)。現在、学習院大学ほか非常勤講師 ※2017年2月現在【主な編著書】『古代王権と大化改新―律令制国家成立前史』雄山閣、1999年。『古代の皇位継承―天武系皇統は実在したか』吉川弘文館、2007年。『日本書紀の虚構と史実』洋泉社、2012年。『大化改新と蘇我氏(敗者の日本史1)』吉川弘文館、2013年。『日本古代史の読み方 456-785 皇位継承事件に隠された真相を探る』KADOKAWA 、2013年。

「2017年 『蘇我氏と飛鳥』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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