- 本 ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784054044586
作品紹介・あらすじ
できるビジネスマンほど「質問」が上手である。会議でも、交渉の場でも威力を発揮する、巧みな質問力を身につけて、自分の能力と周囲の評価の両方を高めよう! 大人気「仕事は9割うまくいく」シリーズ、待望の第3弾!
感想・レビュー・書評
-
「?」がつく発言を広く扱っており、「それは"質問"ではないのでは」と思うテーマもあった。
自分への問いかけ、セルフコーチングの章が個人的には最も勉強になった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
座右の銘のとおりに出来ているかを自分に問うことで、真摯と自分に向き合うことで、自分の日々の言動に確信が持て、動揺しなくなる。
よりよく生きるために自分に問いかけることも大切。 -
質問をするためには、「わからないこと」と「わかっていること」が区別できていることが前提になると思います。質問ができる人は、通常では、物事をある程度よく理解している人が、さらに理解を深めるために行うもので、この本では「今更聞けないビジネス上常識」について解説してあり、私にとっては役に立つ部分がありました。
まだ10年以上もサラリーマンをする予定なので、残りの期間を充実させるためにも、この本に書かれていることを活用していきたいと思いました。
以下は気になったポイントです。
・自分が、「何を知らなくて、何がわかっていないのか」を知るための力、それが「質問力」である(p6)
・挨拶時に心がけるべきものは、笑顔と「プラス1の言葉」である、笑顔は「あなたと話がしたい」という相手を受け入れるための無言のサイン(p29)
・人と人が親しくなっていく過程において、大きなウエイトを占めるのは、会話の内容よりも、その回数(p30)
・仕事に取りかかる前にすべきことは、1)仕事全体の目的、2)自分に与えられた仕事の役割や条件、である(p45)
・上司にダメ出しされないための質問とは、質問が提案になるような形にすること(p55)
・お客さんが聞きたがっているのは、1)苦労話、2)成功話、3)趣味の話、である(p57)
・上司や先輩から「手が空いているか?」と聞かれた時の答えとしてベストなのは「どんなことでしょうか」という、受けと攻めの両方を兼ね備えるものが良い(p65)
・上司から命令や依頼があった時には、複数の案を提示して、上司に選択してもらうようにすると、上司は役割を果たしたことになる(p79)
・質問をする場合には、相手が年下であったとしても、ワンランク上の人に対する言葉遣いがポイント(p87)
・プロジェクトリーダーとしての役割は、1)全体の目的、2)各自の役割、3)その役割を果たすための具体的方法、を誰もが自覚できるようにすること(p129)
・次の行動にすぐに移れるようにするためには、二者択一の質問をすることも良い場合がある(p134)
・情報収集は、その情報を活用する目的やテーマが明確な場合には、それに絞れるので効率良く集めることができる(p176)
・成功するものに必要な3要素「運・鈍・根」において、運:幸運を呼び込めること、鈍:神経質になりすぎない(自分は自分)、根:何事も根気よく継続する、である(p184)
・自分の中でイメージしておくと良いのは、1)なりたい自分、2)実現したい世界、3)その世界で充足した日々を送っている自分、である(p189) -
「デキるビジネスパーソンほど質問する」という主張のもと、ビジネスでは、質問をするよう心がけるべきだとして、さまざまな質問法がまとめられた本。
この本の前に、会話のコツの本を読んだので、内容的に似ており、延長のように感じました。
クローズドクエスチョンとオープンクエスチョンの説明があったほか、質問だけでなく、約束事の場合には、期日や場所の念押し、引き継ぎの際には質問先の所在などの確認も大事だと書かれています。
たしかにもっともだと思いますが、ただいつでも何かしら質問すればいいというわけではなく、その場の空気やバランスを読んで発言しないと、逆にうるさいとかしつこいというネガティブな印象を与えてしまわないかと思いました。
また、外資系と一般企業とでは、打ち合わせの雰囲気もまた違うでしょう。
確かに質問をして、詰めていくことは、相互誤解も減るし、互いの意識も高まり、ひいては仕事の効率も上がるため、有用で大切なことですが、やはりそれはTPOありきで、言わざるが花という場合も多少なりともあると思います。
タイトルのように、仕事が9割うまくいくかという点においては、少し懐疑的です。
でも著者は、確かな手ごたえを得ているのかもしれません。
ただ、「質問力を鍛えるには挨拶からはじめる」という点は、スタートの門戸が広くて受け入れやすいなと思いました。
さまざまな例も挙げられている中で、「カレー屋の店員が、カツカレーを注文した客が待ちくたびれてきた様子を察したら、客に聞こえるように厨房に確認する」というマニュアル対応が紹介されており、忙しそうな店内でも、店員はちゃんと客の表情を観察しているものなんだと意外に思いました。 -
問いかけ、の発し方について、具体例が多く参考になった。
-
「つまり」「具体的には」「例えば」「要するに」で話の確認や展開をする。
著者プロフィール
秋庭道博の作品





