こころ (名著をマンガで!)

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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784054044876

作品紹介・あらすじ

恋愛と友情の間に悩みながらも、最後は友人よりも恋人を選択した為に起きる不幸。罪悪感を持ちながら誰にも打ち明けることができなかった先生は、遺書という形で真実を語る。人間の根底にあるエゴイズムと倫理観の葛藤を表現した夏目漱石の代表作をマンガ化。

感想・レビュー・書評

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  • 他人の心の中なんて本来知りうることはできないが、この本を読んで先生というある1人の人間の心を完全に覗き見た心持ちがした。そのくらい、先生の自白は事細かに書かれていた。先生の弱さは決して特殊なものではなく、誰もがその弱さ故に同じ過ちを侵してしまう可能性を持っている。真相はKと先生しか知らず、世間体的には何の決まりの悪さもなさそうであるが、自責の念は増すばかり。生きる上で、一つの教訓になる作品だと思う。

  • 浅草、新潟などを舞台とした作品です。

  • ストーリー展開は忠実。はしょってるにははしょってるけど特には気にならない。
    擬音を必要最低限に留めたことで静かで物憂げな世界になってる。
    Kが死んでからラストまでの先生の葛藤をしっかり描いてくれてるのが嬉しい。
    Kがちょっとイケメンすぎるかなあ。短髪希望でした。

    私さんとKが逆のビジュアルだったら最高です。先生は理想的!

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著者プロフィール

1867(慶応3)年、江戸牛込馬場下(現在の新宿区喜久井町)にて誕生。帝国大学英文科卒。松山中学、五高等で英語を教え、英国に留学。帰国後、一高、東大で教鞭をとる。1905(明治38)年、『吾輩は猫である』を発表。翌年、『坊っちゃん』『草枕』など次々と話題作を発表。1907年、新聞社に入社して創作に専念。『三四郎』『それから』『行人』『こころ』等、日本文学史に輝く数々の傑作を著した。最後の大作『明暗』執筆中に胃潰瘍が悪化し永眠。享年50。

「2021年 『夏目漱石大活字本シリーズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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