作曲家ダイジェスト ラフマニノフ

柴辻純子 堀内みさ

• 学研パブリッシング (2010年3月16日発売)

作品紹介・あらすじ

ロシアが生んだ天才的作曲家であり、ピアニストであったラフマニノフ。映画でもおなじみのピアノ協奏曲をはじめとする作品２８曲を分かりやすく解説するほか、波乱に富んだ人生をたどりながら人間ラフマニノフの魅力に迫る。聴き所を収録したＣＤ付。

感想・レビュー・書評

[kemtarouさんの感想 · 2017年6月2日]

音楽は心より生まれ、心に届かなければならない。ラフマニノフがこの言葉に込める想いは、叙情的な調べとなり心を打つ。彼の生涯を作品と交差させながら纏められている。解説を見ながら曲の雰囲気を味わえる構成がいい。ロシアで生まれ内乱でアメリカに移るが、ロシアへの想いは断ち切れない。曲を通して感じ取りたい。2m近い長身、12度を弾きこなせる大きな手、スケールの大きさを感じる。