極道牧師の辻説法

  • 学研パブリッシング (2010年3月30日発売)
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  • 本 ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784054045347

作品紹介・あらすじ

前科7犯にして元ヤクザの牧師が、自らの教会やさまざまな活動の場で語った言葉を集めた、悩めるすべての人に贈るメッセージ集。自らの人生経験を踏まえ、「人生だれでもやり直せる」ことを熱く語る。読む人に生きる希望と勇気を与える一冊である。

感想・レビュー・書評

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  • 進藤龍也牧師によるメッセージ集、とでも言えばいいのでしょうか。『聖書』とは『キリスト』とは一人の人間をここまで変えるものなのか。読んでいてそういう畏怖の気持ちを起こさずにはいられません。

    この本は彼の自叙伝である『人はかならずやり直せる』と一緒に読んでいました。彼は前科七犯。懲役三回の壮絶な彼の人生を変える一筋の光明となったのは、一冊の聖書でした。新約聖書の中で語られるイエス・キリストの言葉で僕がいくつか好きなものがあるんですけれどその中で彼に対して思うのはこの一言です。
    『私がここにきたのは善人を招くためにではない。罪人を招くためだ』

    というもので、それは一生彼が抱えていくであろう十字架と、彼の説く聖書やキリスト教の教えを地でいく言葉であり、またそれを端的に表したものとして、個人的にはこれ以上のものはないと思っています。

    僕も正直、20代の最初にぐれにぐれたせいで、今の今までチーチーパッパでまっとうに生きてきたわけでは決して無いけれど、この本を読んで、自分もまた立ち直って生きていけるようなそんな気がしたのです。彼の言う一言一言は、壮絶な人生経験と、そこから這い上がってきただけに、非常に重みのあるものばかりでした。

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