これが中学受験ザマス! 偏差値30からの中学受験合格奮闘記
- 学研パブリッシング (2010年11月22日発売)


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- 本 ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784054045439
作品紹介・あらすじ
中学受験に関わる母と子どものほとんどは、関わった瞬間から生活が一変する。志望校に合格するその日まで、二人が歩む数年間の日々は、過酷であり壮絶でさえあるとも言われている。そんな母子の間で交わされる感動エピソード集。
感想・レビュー・書評
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こんな狂気になりたくないなー。
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悲喜こもごもの中学受験。狂乱の母と感動のエピソード。傍から見ればおかしいが、母親本人は必死という体験談がてんこ盛りで、面白おかしく書かれているが、本書を読むと、「お金もかかり、精神もずたずたになるが、合否に関わらず、やった意味が必ずある。第一志望でなくとも、合格・進学した学校とは縁があり、行ってよかったと後から思える。」という中学受験への応援歌に洗脳されそうになる。
これはこれで、一つの結論なのだろうが、例えば、瀬川松子の「亡国の中学受験」などを読んでしまった私には、100%は共感できなかった。「私立はファンクラブの集まり」という著者の考えは首肯できる。校風や教育方針を含め、独自の教育を行うのが私学だろう。しかし、そうやってファンになって入学しても、いじめや退学という現実があり、それは公立校のようには表に出てこないという。本書は中学受験・入学までの本だから、そういう事実を書く必要がなかったのかもしれないが、単なる受験礼賛本は、もはや私は支持しない。
それと、本書は母と子の話であって、父はじゃま者としてしか出てこないので、その点でも母の読み物である点に留意が必要。
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鳥居りんこの作品





