お墓は、要らない (学研新書 81)

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  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784054045927

作品紹介・あらすじ

墓石の平均費用は一七四・一万円。加えて永代使用料、魂入れなど、高額で不透明な支出が必要となる。いっぽうで、散骨(自然葬)、樹木葬、合葬墓など「○○家の墓」以外のあらたな埋葬のかたちも広がりを見せている。制度疲労を起こした「家墓」にかわるものとはなにか?看取りと供養はだれに託されるのか?「墓」を通じて、日本人の死生観が浮き彫りになる一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 流行りに便乗したタイトルはいただけないが、中身は特にお墓無用論というわけではない。むしろ、お墓のことを真面目に考える人ほど、お墓を持とうと思わなくなる、という認識を起点に、その背景を丹念に分析した書。

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著者プロフィール

1954年、京都府生まれ。ルポライターとして葬式、笑い、科学、人物を主要テーマに取材・執筆。高橋葬祭研究所を主宰し、死と弔い関連の調査、研究、執筆を行う。雑誌『SOGI』で「弔いの系譜—仏教・民俗」を約10年間連載。絵・イラストを描き、切り絵の個展を何度も開催。著書に『ドキュメント 現代お葬式事情』(立風書房)、『葬祭の日本史』(講談社現代新書)、『看取りのとき―かけがえのない人の死に向き合う』(アスキー新書)、『寺・墓・葬儀の費用はなぜ高い?』(飛鳥新社)、『死出の門松―こんな葬式がしたかった』(講談社文庫)、『お葬式の言葉と風習―柳田國男『葬送習俗語彙』の絵解き事典』(創元社)、『土葬の村』(講談社現代新書)、創作絵本『いぶきどうじ—オニたんじょう』(みらいパブリッシング)など。本書には、聞き取りをもとにして作成した切り絵やイラストがふんだんに挿入されている。

「2022年 『近江の土葬・野辺送り』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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