なぜ男女別学は子どもを伸ばすのか (学研新書)

著者 :
  • 学研パブリッシング
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本棚登録 : 70
レビュー : 17
  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784054046450

作品紹介・あらすじ

東大生に、女子校・男子校出身者が多いのはなぜか?言語能力に優れ成熟の早い女子、空間認知能力が高く瞬発力のある男子、男女はそれぞれの特性に応じて、別々に教えたほうが、教育効果が上がるのだ!本書は、子どもを伸ばす「男女別学」の秘密と家庭や共学校でもできる指導法を公開。「わが子の教育で後悔したくない」すべての親と、学校の先生に読んでほしい一冊。

感想・レビュー・書評

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  •  私立の小・中学校に20年以上勤務した著者による、男女別学のメリットについて。
     著者自身が書いているように、男女共学が悪いと言っている訳ではないけど、男女別学にもたくさん良い所がありますよ、という本。男女で発達の仕方は違うし、それに伴って指導の方法だって自ずと変わるはずだし、進学校だって別学のところの進学実績は良いし、欧米でも別学にするところがありますよ、という話。
     言ってみればそれだけで、これ以上の内容がない気がする。中高一貫校の意義を説く日能研の新書は、まだ具体的な学校の情報があって、志望校選びに役立つものではあるが、薄い概念的な説明に終始してしまうこの本は、一体誰が読めば何を得られる本なのか、イマイチよく分からない。(15/04/--)

  • 男子と女子とでは、身体も心も成長過程に差がある。だから男子と女子は別にした方がお互いに良いのだそう。

    うちの娘は出会いがなくなるから嫌だと言っておりましたが…。

    書かれたのが東日本大震災以前なので、細部にズレが生じてきている。時代は変わっているという事か。

    12/08/26-91

  • 著者は男女別学推し。
    脳のつくりや成長速度の違いからの説明が印象的だった。
    共学/別学は結局選ぶ人の好みになるわけだけれども、絶対共学派も読んでみたらいいのではないかと思う。

  • (推薦者コメント)
    ジェンダーフリーの時代においても男女別学が残る群馬県の教育について考える材料とするため

  • 男子校・女子校の優位点を挙げていくというよりは、男女の性差を知り、その差に合わせて教育を考えていくことが重要、というのが一貫した主張であり、それに尽きる感じ。
    共学出身者からすると、異性のことしか考えていなかった中高時代を思い出し、別学のよさを感じずにはいられない。
    男子のことを女性の先生はわからない場合がある(逆も)、男女間では脳や感情の発達、嗜好などがそもそも違うということを理解して教育に当たる必要がある、など納得感のある話も多い。

    《家庭でできる男子の勉強法》
    1、「話は目で聞く」〜まずは目と目を合わせる
    2、「一時に一事の原則」で短く、簡潔に
    3、どうしても伝えたいことは復唱させる
    4、興味のある話題を選ぶ
    5、できるだけ表情豊かに話す
    6、ものを使う
    7、絵や図を有効に使う
    8、能動的に活動させて、メリハリをつける
    9、絵本や物語の読み聞かせをする

  • ほぼウケウリ。自分で考えている人ではない。

  •  本書でも紹介されているが、たとえば東大合格者数の多い高校を眺めみれば、そこには男女別学の高校が多く含まれていることがわかる。それを一つの結果と見れば、男女別学の「教育効果」とやらはなかなかのものだ。とはいえ、本書でその男女別学の「教育効果」とその理由をしっかり示せているかといえば、ちょいと疑問は残る。

     全体的に既にある理論・理屈に依ってしまっている感が強い。もちろん、実際に学校への取材も行っているし、中井先生自身、男女別学の教員だったという。しかし、理論に依ることによって、「そうだったのか!」という新たな発見は特になく、よく言われる男女別学の利点をなぞっただけの内容という印象が強い。
     そうかと思えば、自身の経験に即した意見も述べてはくれているんですが、そっちは逆に理論面が弱い。「なんでそうなるのか」が述べられていないため、やっぱり物足りない。
     いずれにしても、「なぜ男女別学は子どもを伸ばすのか」についてわかったような、わからないような……といった感じ。ただ、中井先生は「より広い視野での別学教育については研究を始めたばかりです」と仰っていますので、これからの研究に期待ですね!


    【目次】
    はじめに~男女別学は教育効果が高い~
    第一章 男子と女子は違う
    第二章 男女別学の利点
    第三章 学力面での効果が高い男女別学
    第四章 男女の特性に応じた全人的な教育
    第五章 欧米で増えつつある男女別学
    第六章 男女の勉強法のヒント
    おわりに
    主要参考・引用文献
    おもな取材協力校

  • 別学の本というより、単に若い男女の性差の本という感じ。
    日経プレミアの男子校本や、辛酸なめ子さんの女子校本のが、具体的だし説得力あるし、男子校女子校の実態がよくわかると思われた。

    中堅校の事例に混じり、ちょぴっとだけ自分の出身校も取り上げられてた。なぜに。笑

  • 自分自身が別学出身なので、タイトルに惹かれて手に取りました。
    子どもたちは2人とも公立中学(共学)に進み、高校は共学と別学に分かれました。
    女子校に行った娘の学校の居心地の良かった事!
    個人の性格もあるでしょうが、別学もいいのではと思います。
    最近読んだ本からも、中学時代の異性の意識の仕方はハンパないなあって思うから。

  • 別学のメリットはわかるが、共学のよさももう少しかいてあげても良いかもしれない

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著者プロフィール

長崎大学在学中、ローマにて聖ヨハネ・パウロ2世教皇より受洗。長崎市の精道学園で小・中学校教諭を23年間務め、現在は作家・教育評論家として執筆・講演活動を行っている。著書に『永井隆』(童心社)、『マザー・テレサ 愛の花束』『ねこ天使とおかしの国に行こう!』(PHP研究所)、『平和の使徒 ヨハネ・パウロ二世』『クリスマスのうたものがたり』(ドン・ボスコ社)など多数。人気メルマガをHP www.t-nakai.comから全国に配信中。

「2017年 『1945年のクリスマス ながさきアンジェラスのかね』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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