- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784054046733
作品紹介・あらすじ
山手線の29の各駅からおよそ徒歩30分圏内で発見できる、駅裏の街の古い記憶(名残)を、都市プランナーとしての著者が、街づくりと都市構造(都市の形態や機能を支えるシステム)の視点から解説する。意外と知られていない山手線駅裏の街の歴史を散策。
感想・レビュー・書評
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東京の山手線29駅に存在する隠れた名物や、その駅のある土地の歴史などを綴った内容。
品川駅付近は昔は海に面していたため、灯台があったり、池袋には沢山の牧場があったなど、今の情景からは想像出来ないものが多く、興味深かった。
次に山の手線に乗ったら、降りた駅の路地裏探検もしてみたいと感じた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
東京都内をぐるりと一周回っているJR山手線。
円形になっているため、
駅を乗り過ごしても乗車したままでいると、
いずれまた目的の駅に着くという、ありがたい電車である。
この本は、山手線の29駅をスタートして、
それぞれの駅のある街の歴史を散策する散歩ガイドブックだ。
昭和の頃の街の写真も載せているため
少し昔の頃の本かなと思ったが、
2011年発行というからわずか2年前の本であった。
地方出身の私にとって
東京は時間があればいろいろと散策したい所がいっぱいある。
驚くような歴史秘話も隠されている街を
ぜひこの目で見てみたいと思うのだ。
ミュージアムをテーマにした散策や
歴史や遺跡をテーマにした散策、
名物グルメをテーマにした散策など、いろいろある中、
そうか、山手線の駅をテーマにして、
街の歴史を散策するというのもありなんだ、と思った。
ぶらり路地裏散歩・・・・
散策好きの私、なんともそそられるタイトルだ。
本当にもう少し時間ができれば、
山手線ぶらり旅を実行したいと思う。 -
2011/7/23読了。電子書籍で読んだ。
書名の通り、山手線の駅を出発点とする散歩ルートを全29駅に渡って紹介している。
散歩のテーマは、街の記憶と歴史。その界隈が昔どんな様子だったのかを語りながら歩く。名所観光したりグルメなお店に入ったりしない。
地元の人に話を聞いたりといった取材もなされていて、なかなか読み応えがあった。散歩の本というより、東京の地域史の本と言ってもいいような内容だった。