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- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784054047082
作品紹介・あらすじ
江戸開城後、宇都宮、会津と敗走を続ける土方歳三は、奥羽越列藩同盟が結ばれた仙台で、各藩の思惑に翻弄される。「忠義」、そして「誠」とは何か。戦鬼・土方が戦いの中で揺れ動き、箱館で銃弾に斃れるまでの壮烈な後半生を描く! 歴史群像大賞優秀賞受作。
感想・レビュー・書評
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指揮官として時に非常な判断をせざるを得なかった土方さん。
その陰では人知れず懊悩していたり、遺族への思いやりもあるのだけど、それらの事件に関わる人々の土方さんへの思いが一本木関門での最期に繋がっていく。
土方さん贔屓の私は、読了後切なくて胸が痛くて堪らなかった。
でも、土方さんは全て判っていたような気がする。
それでも悔いなく生き抜いたと思いたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
江戸の町火消し・佐吉が、江戸を戦火から守りたい想いから伝習隊に加わり、大鳥圭介の従卒となって北上する。
戦いの中で出会う兵士たちの、この戦いに対するそれぞれの想いを垣間見た佐吉の視点なので、一つ一つはあまり深く描かれない群像劇なのが私の好みで、サラッと読みやすい。 -
一兵視点で読みやすかった。
宇都宮戦以降が描かれているが、戦の描写は薄く、読みごたえに欠ける部分があるように思う。
いろいろな人の立場に共感して、心を揺らす割に感情が見えづらい。
土方さんや新選組好きにはイマイチかな。
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