なぜ、脳はiPadにハマるのか? 脳力を最大限に引き出す使い方レッスン (学研新書)
- 学研パブリッシング (2011年1月18日発売)


- Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
- / ISBN・EAN: 9784054048263
作品紹介・あらすじ
脳神経科学からiPadの秘密に迫る。iPad使用中の最新脳実験データを検証・分析。脳がハマるしくみを解読する。脳機能と連動したiPadの超効率的な使い方と、実践すれば脳の力がぐんぐ伸びるiPad活用レッスンを紹介する。
感想・レビュー・書評
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身体操作と快が結びつく
無意識で身体操作が可能になったとき、その身体操作は「快」となる ex. ボールペンを指で回す
自動化した動作は「快」を貼り付けられストレスをマスクする
ex. 貧乏ゆすり
身体化された認知
脳にとって比喩表現は比喩表現でない
ex. 重いとより重要なものと捉える詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
目次を眺めていてなんだか不安になる感じだったが、
読んでみたらやっぱりアレな感じだった。
著者は一応脳の研究者のようであり、
本書で触れている知見にしても別にそんな明白な誤用だと感じる
ところがあるわけじゃない。
だが、いかにせん、なんでもかんでもiPadに結び付けようと
しているところで、構成に無理が生じており、
総花的でよくわからない本になっている。
まぁ、脳科学っていうワードがちょっと好きで、
新し物好き、くらいの読者がいれば、もしかしたら
何か得るところもあるかもしれないが、
私の感想としては、「何がしたいんでしょうか・・・」というところである。
だいたい、iPadじゃなくて、Androidタブレットでも
(今後出るであろう)Windowsタブレットでもいいと思うような
使い方ばかりだしなぁ・・・。
脳科学+ハヤリモノ商法の一端といわざるを得ないというか。
だったら最初から「脳」とか言わないで
「私のiPad活用提案」とでもしてくれたほうが
よっぽどすがすがしいのだが。 -
脳の構造はこうなってます。なのでこういうときはこうしましょう。そのときiPadはこんな使い方ができます。という順番で書かれてるので、iPad持ってなくても参考になる本でした。
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OPACへ⇒http://www.lib.nerima.tokyo.jp/clis/detail?NUM=002748169&CTG=1&T...OPACへ⇒http://www.lib.nerima.tokyo.jp/clis/detail?NUM=002748169&CTG=1&TM=1336400032011/11/06
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あまり頭に残らなかった。。。
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数あるiPad本の中でも、異色作。脳科学、認知科学、心理学からiPadの可能性に迫った本。ただ、個別のアプリやデバイスについての考察は薄く、どうしてもiPadでなければいけない、という訳ではないことに注意。本文から脱線した著者の専門分野の話しの方が面白いかも。
iPadそのものへの切り込みは
・親指(決定の指)から人差し指(共感の指)に操作がシフトしている部分の指摘
・アイフォンとの違いとして、没入感となでやすさ、つまみやすさが挙げられる。プリミティブな動作には、相応のスペースが必要。その大きさは視野と手の動きが自在な大きさである。
・680gはどっちつかずで、へんてこ。中途半端で要らない、と直感的に色々で来て面白いに二分される。
脳科学、認知科学的、心理学として面白かった部分は
・脳にとって比喩表現は比喩でも何でもない。身体化された認知。
・クロニンガーの気質論
・ワーキングメモリーの区分…視覚メモ(一度に多量の情報処理が可能)、聴覚メモ(時系列に沿った理解、説得)、物語メモ
・目による表情読み(自閉症のスクリーニングテスト)
・ミラーリングと傾聴的なカウンセリング技法。
・対人関係別、賢い対処法(ビジター<コンプレイナント<カスタマー)。いずれも共通はほめること。
・自己肯定感の維持(嬉しかった言葉、楽しかった体験、努力が実った瞬間、愛情を感じる対象、輝かしい未来…ブリーフセラピーのミラクルクエスチョン) -
iPadの魅力を脳科学から考察した本。本書ではiPadを利用した様々な脳活性化、楽しみ方、今後の各業界での可能性を紹介している。
本書ではアップルのまわしものではないと記述しているが、あまりの絶賛ぶりにちょっと・・・うーん。脳を魅了するのがiPhoneではなくiPadなのかということを学術的に解説してあり、その理論にはなっとくしたし、iPadをネタに脳の働きやそれに伴う感情などを論じてあって、ただ単にiPadを賞賛するだけの内容でなかったので面白かった。
著者プロフィール
篠原菊紀の作品





