なぜ、脳はiPadにハマるのか? (学研新書)

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  • 学研プラス
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784054048263

作品紹介・あらすじ

iPad、iPhoneの画面に触れていないと落ち着かない、スマートフォンを手離せない、一日500回はツイッターを見る…そんな人が現われています。人はなぜiPad、iPhoneにハマるのでしょうか。脳神経科学に基づいた「血中物質研究」や「脳イメージ法」を使ったパチンコのハマり研究、ニューロマーケティングで著名な著者が、iPad使用中の最新脳活動データを検証・分析。ハマるしくみ、脳が発火するメカニズムをお教えします。

感想・レビュー・書評

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  • 身体操作と快が結びつく
    無意識で身体操作が可能になったとき、その身体操作は「快」となる ex. ボールペンを指で回す
    自動化した動作は「快」を貼り付けられストレスをマスクする
    ex. 貧乏ゆすり

    身体化された認知
    脳にとって比喩表現は比喩表現でない
    ex. 重いとより重要なものと捉える

  • 目次を眺めていてなんだか不安になる感じだったが、
    読んでみたらやっぱりアレな感じだった。

    著者は一応脳の研究者のようであり、
    本書で触れている知見にしても別にそんな明白な誤用だと感じる
    ところがあるわけじゃない。

    だが、いかにせん、なんでもかんでもiPadに結び付けようと
    しているところで、構成に無理が生じており、
    総花的でよくわからない本になっている。

    まぁ、脳科学っていうワードがちょっと好きで、
    新し物好き、くらいの読者がいれば、もしかしたら
    何か得るところもあるかもしれないが、
    私の感想としては、「何がしたいんでしょうか・・・」というところである。

    だいたい、iPadじゃなくて、Androidタブレットでも
    (今後出るであろう)Windowsタブレットでもいいと思うような
    使い方ばかりだしなぁ・・・。

    脳科学+ハヤリモノ商法の一端といわざるを得ないというか。
    だったら最初から「脳」とか言わないで
    「私のiPad活用提案」とでもしてくれたほうが
    よっぽどすがすがしいのだが。

  • 脳の構造はこうなってます。なのでこういうときはこうしましょう。そのときiPadはこんな使い方ができます。という順番で書かれてるので、iPad持ってなくても参考になる本でした。

    • akane_j144さん
      OPACへ⇒http://www.lib.nerima.tokyo.jp/clis/detail?NUM=002748169&CTG=1&T...
      OPACへ⇒http://www.lib.nerima.tokyo.jp/clis/detail?NUM=002748169&CTG=1&TM=133640003
      2011/11/06
  • あまり頭に残らなかった。。。

  • 数あるiPad本の中でも、異色作。脳科学、認知科学、心理学からiPadの可能性に迫った本。ただ、個別のアプリやデバイスについての考察は薄く、どうしてもiPadでなければいけない、という訳ではないことに注意。本文から脱線した著者の専門分野の話しの方が面白いかも。

    iPadそのものへの切り込みは
    ・親指(決定の指)から人差し指(共感の指)に操作がシフトしている部分の指摘
    ・アイフォンとの違いとして、没入感となでやすさ、つまみやすさが挙げられる。プリミティブな動作には、相応のスペースが必要。その大きさは視野と手の動きが自在な大きさである。
    ・680gはどっちつかずで、へんてこ。中途半端で要らない、と直感的に色々で来て面白いに二分される。

    脳科学、認知科学的、心理学として面白かった部分は
    ・脳にとって比喩表現は比喩でも何でもない。身体化された認知。
    ・クロニンガーの気質論
    ・ワーキングメモリーの区分…視覚メモ(一度に多量の情報処理が可能)、聴覚メモ(時系列に沿った理解、説得)、物語メモ
    ・目による表情読み(自閉症のスクリーニングテスト)
    ・ミラーリングと傾聴的なカウンセリング技法。
    ・対人関係別、賢い対処法(ビジター<コンプレイナント<カスタマー)。いずれも共通はほめること。
    ・自己肯定感の維持(嬉しかった言葉、楽しかった体験、努力が実った瞬間、愛情を感じる対象、輝かしい未来…ブリーフセラピーのミラクルクエスチョン)

  • iPadの魅力を脳科学から考察した本。本書ではiPadを利用した様々な脳活性化、楽しみ方、今後の各業界での可能性を紹介している。
    本書ではアップルのまわしものではないと記述しているが、あまりの絶賛ぶりにちょっと・・・うーん。脳を魅了するのがiPhoneではなくiPadなのかということを学術的に解説してあり、その理論にはなっとくしたし、iPadをネタに脳の働きやそれに伴う感情などを論じてあって、ただ単にiPadを賞賛するだけの内容でなかったので面白かった。

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著者プロフィール

公立諏訪東京理科大学情報応用工学科教授、地域連携研究開発機構 医療介護・健康工学部部門長。応用健康科学、脳科学が専門。子どもから高齢者を対象に、脳トレ勉強法、認知機能低下予防、仕事力アップなどの著書や教材の開発多数。テレビや雑誌、NPO活動を通じ、脳科学と健康科学の社会応用を呼びかけている。

「2021年 『やさしいぬり絵 昭和の子ども編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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