日本とユダヤ 運命の遺伝子 (ムー・スーパーミステリー・ブックス)

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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784054048461

作品紹介・あらすじ

歴史に闇に消えたユダヤ人の兄弟、失われたイスラエル10支族は日本に来ていたことが、ついに科学的な遺伝子調査で判明した。イスラエルの調査機関アミシャーブの最新情報を紹介するともに、とシルクロードからやってきた景教徒、秦氏の秘密に迫る。

感想・レビュー・書評

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  • フォトリーディング&高速回転22回。その後熟読。

    面白かったが、私の探していた聖書的な記述と日本の関係よりも、日本の文化風習から聖書にたどり着こうとするアプローチであった。

    そのような意味なので星は三つ。だが面白い。


    下記に付箋を貼った箇所の一部、要約をのせる:

    :89 炭素14法は年代測定として正確で、進化論者を当惑させている。

    107-108:アシュケナジがカザール人と考えるのは誤り。12%ほどしかカザール人の遺伝子を持たない。88%はユダヤ人の血を持つ。

    109:エゼキエル書8章の太陽礼拝をする人々の風習は、北イスラエルや南ユダの時代にすでにあった。

    186:500年ほど前に吉田兼倶がとなえた吉田神道は一神教。神道古来の姿と教えていた。

    205:著者はエゼキエル37章19節の「エフライムの杖」と「ユダの杖」より、日本がエフライム系とするが、むしろユダの杖が日本に保たれているとすべきでは?

    209-210:上記の節について著者はこの箇所で否定。その理由は、ユダにとってはイスラエルの地がとりわけ重要であり、東に移住する理由がないからとの事。それに比べ北イスラエルには東への憧憬が強い。
    なるほどと思うが、それではホセア書3:4-5の「長いこと王も無く」は成就しても、王権がユダを離れずという創世記49:9-12や、エゼキエル37のユダの杖(王権)が成就しなくなってしまう。
    いっぽう北イスラエルは血筋が分断されている王家なので、誰が当主になっても(民主的選挙でも)預言は成就する。

    220:琉球人とアイヌ人にはユダヤ人に多いD型遺伝子が濃い‥本土の人間よりもユダヤ色が強いと言える、とのこと。

    245-246:明治天皇の孫である小林隆利牧師も、中丸薫氏も、天皇家の割礼について言及している。

    248:イスラエルの幕屋と神社の基本形の類似。

    250:第1列王記10:19-20に王宮の王座の両側には、獅子の像がおかれていたとの記述。

    253-254:大化の改新で燃やされた文書には、トーラも含まれていた。

    321-322:いろは歌の不思議。古来の区切りと頭文字、末尾文字。研がなくて死す&「いちよらやあえ」(アラム語で神ヤハウェの人)。

  • 特に読みたかったわけでもないけど、手に入ったので読んでみました。かつての歴史を紐といて、日本人とユダヤ人の共通点を見つけていくような一冊。日本人がユダヤ人でも、そうでなくても個人的にはどちらでも良いですが、ひとつなるほどと思ったのは「アジアの国々は国内の不満のガス抜きのために近隣の国を悪者扱いする政策がよくとられる」という点。そう思うと、あの国やあの国が日本を攻撃したくなる気持ちはよくわかる。やり返されないから安心だもんね。だから、真に受けずに、それは内政がうまくいってないバロメーターとして見ておけばいいと。ちょっとこれからこのあたりの見方が変わりそうです。

  • 一気に世界中がそばにやってきます。

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