- Amazon.co.jp ・本 (96ページ)
- / ISBN・EAN: 9784054048652
作品紹介・あらすじ
2010年夏に急逝した、日本競馬史上最大のアイドルホース・オグリキャップ。引退レースとなった有馬記念から始まり、北海道へ渡ってからの種牡馬としての生活、種牡馬を引退し本当の余生を迎えてから死の直前までの姿を貴重な写真で綴る、一周忌追悼写真集
感想・レビュー・書評
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今月の上旬に阪神百貨店で開かれていた写真展に行こうと思っていたのだけれど、思わぬ病気に罹っちゃって断念。
どうしても見たかったので、色んな媒体のこの写真集のプレゼントに応募して、だけども、もう諦めていたところに、先日、朝日新聞社から小包が届いた。競馬の神様は優しいんだ、馬券には厳しいけど。
オグリは関東で走ることが多かったので競馬場で実際に見たのは負けた宝塚記念と京都の引退式だけなのだけど、その頃、家族みんなでよく北海道の牧場巡りをしてて、1995年、初めて訪れた優駿SSでは、放牧地の中まで入れて貰って曳いてこられたオグリと真横に並んで撮った写真は今でも我が家の宝物だ。98年、2001年の旅行の写真もちゃんとある。
そんな写真と見比べながら頁を繰るに従って白さを増すその姿に在りし日のことを昨日のことのように思い出す。
そして写真に添えられた、冒頭の白川次郎アナの「さあ頑張るぞ、オグリキャップ!」から、元調教師の瀬戸口さん、元場長の吉田さん、スタッフの山崎さん、生産者の稲葉さん、馬主の小栗さんに佐橋さん、そして写真を取った内藤さんの言葉に、思わず涙腺が緩くなる。
走ったレース全てが物語に溢れて、そしてそれは引退してからも変わらなかったよねぇ。昭和から平成になった時代を駆け抜けたオグリとライバルたちの走りを改めて思い出し、懐く思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示