一生幸福になる超訳般若心経

  • 学研パブリッシング (2011年3月29日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (200ページ) / ISBN・EAN: 9784054049130

作品紹介・あらすじ

脳科学者であり僧籍をもつドクター苫米地が「般若心経」のあいまいな部分を解明し添削。自由に生きる術が記してある「般若心経」を超訳し、釈迦が見出した「空」の思想を、幸せ実現プログラムとして教える。朱書き「般若心経」付き。

みんなの感想まとめ

深い哲学と実践的な知恵が詰まったこの書籍では、古典的な「般若心経」を新たな視点から解釈し、より理解しやすい形に再構築しています。著者は、難解な部分を大胆に添削し、「無」という言葉を「空」と置き換えるこ...

感想・レビュー・書評

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  • この本は素晴らしい。般若心経の訳本を読むたびに後半の無の連発のゾーンで、わかってたと思ってたのにまた訳わからなくなったを繰り返していました。そして無やなくて空やったら意味わかるのになぁとまさに不満を感じていた。苫米地さんが大胆に添削してくれたことで自分の疑問が当然だったことが分かり般若心経が一気に腑に落ちた。

  • なるほど、空の中に、無も色も含まれるという解釈で、それはそれで説得力を感じた。

  • ーー「般若心経」は、あなたの生きる指針、人生の道しるべとなる!「般若心経」を理解し、リアルにイメージすればあなたの願いや目標は現実化する!「空」を理解できれば、あなたはこの世のあらゆる悩みから解き放たれる!そのためにあなたは「般若心経」を唱えるのです。ーー

    「門前の小僧習わぬ経を読む」を実際に体現したのが、私の兄家族(正確には、兄と子供二人)です。彼らが法会で坊さんのお経を空で唱えているのをみて驚きました。何度も、読んでいるうちに自然に覚えたとのこと、それだけお経は読んでいて気持ちのいい言葉とリズムからできているという証左なのでしょうか。
    では、意味も理解しているのかと聞けば、全然わからないという返事を聞いて少し安心しました。
    その般若心経の意味の解説を試みたのが本書です。
    般若心経の「心」は「マントラ(呪文)」という意味だそうです。中でも「羯諦 羯諦 波羅羯諦 波羅僧羯諦」がメイン。
    そして、「空」という言葉を「空虚」などのニヒリズム的解釈ではなく、「有り余る様子」の方がしっくりくるということで、経典の語句を書き換える(例えば、色即是空⇒色即是無など)大胆なチャレンジをしています。例えれば、現実にそぐわなくなった憲法を解釈だけで乗り切るのではなく、実際に文章を変える、みたいなノリで。
    おそるべし、苫米地英人。でもたしかに、わかりやすい、っていうか、わかりやすくするために書き直したからなのですが。

  •  いきなり「空ってのはね、有と無を統合したもう一つ上の概念なの」と提示してしまい、「だから『無』を使うと反対概念の『有』があることになるから、このお経の本来の意味がなくなってしまう。ここでは『無』ではなくて『空』を使うのが正しい」と、「無」の文字を「空」に入れ替えて添削してしまう。
     空の概念を徹底するために「無」「無すらも無」と畳み掛ける手法は確かに分かりにくいが、般若経も同じような記述ではなかったかなあ。
     「無苦集滅道」が「空苦集滅道」に添削されてしまうと文章的に違和感が残るが、内容的には胸落ちする。
     「無無明亦無無明尽乃至無老死亦無老死尽」の「乃至」は十二因縁の「無明〜老死」という意味なのだとの指摘には、目から鱗。

  • 古来、仏教経典の中で
    最も広く親しまれている般若心経。
    わずか約2分程度で読み終わる 誠に短い経典。

    釈迦は、経典を唱えたり
    写経するだけで願い事が叶ったり
    苦しみが消えることはないと
    語っているにもかかわらず
    不思議な事に
    これまでに多くの人が
    般若心経を唱え、
    写経してきた。

    なぜ
    「釈迦の教えと異なること」を
    我らはしているのか?

    そもそも
    「お経を唱える意味」はあるのだろうか?

    「人の脳は、 知らないことは認識できない」

    故に、まず本書では 般若心経を知らない方でも
    しっかりと理解できるように基礎知識の解説が付いている。

    読み進めながら 著者の添削と解説により

    「空」を理解できるように書かれている。

    釈迦の悟った「空」は
    西洋ではemptiness(からっぽ)「無」
    つまり「虚無主義(ニヒリズム)」
    と誤解を招くことも多い。

    加えて
    「道教」思想が盛んだった中国では、
    「道(タオ)」=絶対的な「有」がある という思考。

    絶対的な「有」があるということは
    絶対的な「無」があるということ。

    そもそも釈迦は「絶対神」の存在を否定はしてはいないが
    般若心経には「無」がたくさん。
    「無」を使えば使う程「有」が強調されるため
    本書は終始 「空」と「無」の誤解と混乱を正し般若心経を超訳していく。

    すでに現代では 不確定性原理や量子論で 「存在の確定性はない」
    ということが証明され 「絶対神」が存在しないことはわかっている。

    その事実を理解している方なら
    「空」が「有」「無」を包摂する
    つまり 「1つ上の次元の概念である」
    という事は 受け入れやすいのかもしれない。

    しかし 「般若心経」を「マントラ」として唱え
    写経していくことが 「自身のアファメーション」となり
    「脱洗脳」へとつながっているという点は
    本書を読まなければ なかなか気が付かないのではないだろうか。

    虚無主義からくる” 「空」だから何もしない”ではなく

    ナーガールジュナの「中観」と
    上座部仏教における「縁起」も交え
    数学的に 「円と中心の関係性」から
    「自我と宇宙」の関係性を紐解く。

    そして 「空」だからこそ、何とでもなる!

    ならば”空なる人生の生きる意味は?”だなんて。

    解説、添削、超訳全てを含めて
    僧籍であり脳機能学者でもある著者だから
    できることでしょう。
    「釈迦の教え」と「空の思想」「般若心経」の位置付けについて
    少なくとも私が抱えていた疑問と期待に十分応えてくれた本の一冊です。
    しかしまぁ苫米地先生は相変わらず天才すぎ。

  • 超面白い
    般若心経の裏も表も深読みして丸わかり
    無を空に置き換えるだけで
    心の解放を目指して喜びに満ちた人生を創れるでしょう
    私は菩薩です

    皆さんも悟りに向かって共に切磋琢磨して
    今という未知に満ちた瞬間を影のない
    和光な環境目指して冒険しませんか

  • アメリカ仏教学では般若心経は偽経とされている、というのは知らなかった。

  • 般若心経の世界観を分かりやすく、端的に教えてくれる。
    原文を添削するほど苫米地さん独自の解釈になっているが、かえってスッキリしているようにおもう。
    入門書として是非。

  • 苫米地英人の書。タイトルに「一生幸福になる」なんてついているので、彼の本でなければ、買わなかった。
    「はじめに」では、『・・・しかし、「般若心経」を唱えたら人生が変わったとか、唱えただけで夢がかなったなどということは絶対にありません。書かれている内容を理解せずに、ただ、文言だけを音で唱えても、ご利益はありません』と立場を表明されている。

    天才苫米地英人が、どのように般若心経を捉えているか興味深かったので読んでみることにした。
    が・・・驚愕。
    本書では、彼の「空」に対する考え方をもって、「般若心経」を添削してみたというもの。
    あの、「般若心経」を添削って・・・

    苫米地英人によると、玄奘は「空」を誤解しているとのこと。そして、「般若心経」を新たに書き直してしまっているのだ・・・。でも、ギャグではない。
    たしかに、苫米地英人のロジックでは、玄奘が「空」と「無」とを混同しているようにも見える。
    本書を読むことで、「般若心経」の理解を深めるとともに、「空」の思想を深めることができる。

    立場と言えば、苫米地英人は、「般若心経」を中国で作られた偽経として扱っている。
    文の構成と、漢詩的な韻を踏んでいる点、また、サンスクリット語で書かれたものの最古のものが8世紀、漢字で書かれたものが7世紀のものとして多数発見されていることなどが、中国偽経であることの根拠として記されている。本書では、アメリカ人仏教学者ジャン・ナティエの書を引用してる。

    また、「般若心経」と言えば、最後の「呪」の部分。これについては、マントラとして紹介し、おそらくシュメール語であると解説されているところも興味深かった。詳細は本書を読むことを薦めする。

    他の苫米地英人の本を読んでいたり、般若心経の解説本を読んでいる人なら、楽しめること間違いない。

    ※本書には「平家物語」と「方丈記」を間違えて記されている箇所があり、すこし残念だった。

  • 時期も時期何でこんな本読んだら、とうとう宗教にハマったかと思われそうですが、そうではありません。宗教と距離をおいて、いいところだけを学んでいこうというのが著者の狙いです。

    この本の言いたいことは、別の本にも書いてますが、「ナムナム言っても意味が無い!!」ということです。お経自体は素晴らしい教えだけれども、例えば座右の名が「努力は必ず報われる」だとしても、それを一日3回唱えても何の効果もありませんよね?ということです(ただ、言うことで脳にすりこんでいくという効果はあるそうです)。その上(昔の)中国語で唱えても全く意味が無さそうですよねと言っています。
    ビビデバビデブーという魔法の呪文はありませんと言っているわけです。

    ではお経をどう捉えるか。「内容を理解する」です。

    そしてその内容がシンプルなんだけど、難しい。なんとなくわかるんだけど、感覚的には落とし込めないです。だから理解しようとしている人を覚る人というそうですが・・・。

    著者らしいといえば、お経の内容が少し間違っているといって添削しているところです。

  • 般若心経を「空」の教科書として読み下す。
    大変、参考になった。
    円の中心点はあるはずだけど存在を確かめることはできない、認識できるのは円の中心としての「機能」である、という話はとてもわかりやすい。

  • この本を読んで初めて空を理解する事ができた。
    あとは体感をもてるかどうか。
    苫米地式超訳で、般若心経がすばらしいものに生まれ変わった。

  • 般若心経を、正しい「空」の理解を元に、改良してしまうとは、まさに驚嘆!!

  • 子供のころ、祖母が写経をしたり、仏壇の前で唱えたりしていた般若心経。
    全く、意味がわからなかったが、子供心に興味をもったのを覚えている。

    その般若心経を、苫米地博士がわかりやすく、しかも大胆に添削までして、解説されている。
    これは、ありがたい!!
    と、いうことで読んでみた。
    「空」について理解が進むと共に、心が元気になる良書だった。
    これは、仏教に興味がなくても目を通しておいて損はない。

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著者プロフィール

認知科学者。コグニティブリサーチラボ株式会社CEO兼基礎研究所長、カーネギーメロン大学CyLabフェロー、ジョージメイソン大学指揮・統制・通信・コンピューティング・サイバー・インテリジェンス(C5I)研究教授、公益社団法人日本ジャーナリスト協会会長、一般社団法人日本外交政策学会会長。UNIDO(国際連合工業開発機関)次世代型人道的地雷保護プロジェクト代表。
1972年、米国にて13歳で大学数学を履修。マサチューセッツ大学を経て、上智大学外国語学部英語学科卒業後、三菱地所へ入社。1985年、フルブライト全額給付生としてイエール大学大学院計算機科学科博士課程に留学し、「人工知能の父」と呼ばれるロジャー・シャンクに師事。イエール大学認知科学研究所、同人工知能研究所研究員を兼任。1987年カーネギーメロン大学奨学生として博士課程に転籍。計算機科学部など複数のプロジェクトで、米国政府予算等による研究に従事。また、1989年の三菱地所によるロックフェラーセンター買収に財務担当として在学中に従事。
1986年にはカーネギーメロン大学機械翻訳研究所で世界初の音声通訳システムの開発に成功。同時期、最初期の生成AI開発に従事し、1990年には研究中のATRにおいて、AI幻覚問題を生成AIと記号AIの並列稼働により解決するMONA-LISAアーキテクチャを、密結合共有メモリ型並列マシン上に並列プログラミング言語で実装することに成功。1993年、全米で4人目、日本人として初の計算言語学博士号(Ph.D)を取得。また、1988年には米在住のまま、世界でも最初期、日本では初の人工知能研究開発専門企業コグニティブ・リサーチ・ラボラトリィズ株式会社(現コグニティブリサーチラボ株式会社)を設立。
帰国後、徳島大学知能情報工学科助教授、ジャストシステム・ディレクター兼基礎研究所所長、同ピッツバーグ研究所取締役、通商産業省情報処理振興審議会専門委員などを歴任。1990年代にはハーバード大学医学部マサチューセッツ総合病院との合同研究において、世界最初期の機能脳科学研究に従事。日本政府プロジェクトとしては、1998年から現在まで計算機科学・人工知能分野の複数の政府予算研究開発代表として研究に従事。2008年、カーネギーメロン大学CyLabフェロー。2014年から2019年3月まで、河野克俊統合幕僚長(当時)直轄の自衛隊サイバー軍創設に、カーネギーメロン大学代表として協力。
2007年、戦争領域が認知領域に拡大することに警鐘を鳴らし、「Cognitive Warfare」という英語を造語し、自ら「認知戦」と日本語訳も造語。2019年よりジョージメイソン大学C5I研究教授として、米国で初の認知戦研究専任教授となり、現在に至る。2022年8月には米インド太平洋軍司令官に世界初の認知戦システムをプレゼンテーション。2025年2月には、米軍並びにワシントンDC関係者に認知戦講義を行った。
2025年2月より国連UNIDOプロジェクト代表として、非戦地における民間人の犠牲を全世界で防ぐことを目的とした「ドローンを活用した空中地雷探知およびデジタル警告システム」研究開発リーダーを務める。国土の約4分の1、2,500種類の地雷が埋設されているウクライナで、2025年7月に最初のフィールドテストに成功。有事や自然災害による大規模停電、通信網やインターネット切断、GPS切断時にも正確な地雷位置をセキュアに民間人へ提示する技術の実証に成功した。
一方で、コーチングの元祖ルー・タイスの晩年には、その右腕として、米国認知科学の研究成果を盛り込んだ最新の能力開発プログラム「TPIE」「PX2」「TICEコーチング」などの開発を担当。現在もルー・タイスの遺言により、その後継者として、コーチング普及・発展に尽力している。

「2026年 『新・夢が勝手にかなう手帳 2026年度版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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