介護にいくらかかるのか? いざという時、知っておきたい介護保険の知恵 (学研新書)
- 学研教育出版 (2011年5月17日発売)


- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784054049758
作品紹介・あらすじ
介護保険制度があるように、誰もが将来的に介護を受ける可能性を少なからず持っているわけです。今から少しずつ準備しておくことも可能でしょう。その準備の結果として介護を必要としない人生が過ごせれば、更に素晴らしいことではないでしょうか。
感想・レビュー・書評
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これから介護の可能性がある方、いま介護中の方にぜひお勧めしたい。ざっくりとした概要を、平易な言葉で解説してくれている。とても読みやすく実務的だ。在宅介護ならこんなサービスがあるよ、費用はこれくらい。施設を考える場合だったら、こんなところがある、それでもって費用はこれくらいと。実際は個人個人違うんだけど概要を知っておくといいよと解説。そして様々な社会保障、日本は申告主義だから、ちゃんと活用しようねって例を挙げてくれる。診断書の申請だってちょっとしたことを知っているか知らないかで、結果が違ってしまうかもしれない、医師はその辺り普通知らないから患者が賢くなろうねって。この筆者、長谷川先生は認知症専門外来で診察をしながら患者のためにファイナンシャルプランナーの資格までとって、こういう社会資源を賢く活用することを患者やその家族に情報提供しているそうだ。本書の各所に、ひとりで悩まず様々な人にお世話になることも大切とある、うーんわかっちゃいるけど、それがなかなかムズカシイ問題ナノダと思いながら読み進めたら、最後の最後に、「困った時は一人で抱え込まず周りの専門家、友人に相談してください。誰の顔も思い浮かばなかったら、私にお手紙、メール、FAXをお送りくださってもかまいません」とある。この一言、私の琴線に触れました。ぶわーーーっと涙、大放出。ま、それはともかく、実用的な内容で、いまずぐ使わないとしても知っておいて損はない内容満載でした。
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文字通り介護にいくらかかるかを指南した一冊。
医師にも関わらず、介護保険など、実践的な話がふんだんに盛り込まれており、非常に勉強になった。 -
情報は古くなっているけれど、根本的なものは変わらず、何を確認したら良いのか明確にぬるし、分かりやすい内容。
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一人っ子だからね…親の介護ね…
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介護が必要な状態になると、介護者にかかる肉体的、精神的また金銭的な負担は大きい。
様々な社会保障制度をうまく活用して賢い介護を行うことを呼びかけている。
あらゆる社会保障制度は申請主義、つまり介護者が能動的に動いて利用できるもので、前もって正しい知識を得ておくことの重要性を説く。
著者は医師でありながら、フィナンシャルプランナーの勉強もしたという人。高齢化の進む今後の社会では、このような医療、生活支援両面の相談のできる人材が多く求められることになろう。
著者プロフィール
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