なぜ怪談は百年ごとに流行るのか (学研新書)

著者 :
  • 学研プラス
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  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784054050167

作品紹介・あらすじ

なぜか日本では百年ごとに怪談が流行っている。では、百年前、二百年前には何があったというのか?江戸の一大怪談ブームから、明治・大正の黄金期、そして平成の怪談ムーブメントまで、意外な視点でつづる新たな日本怪談文学史、誕生。

感想・レビュー・書評

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  • 200年前の江戸文化文政期、100年前の明治大正期、そして現在(執筆時の平成期)での怪談ブームについて作品を挙げながら語られる。
    そのため怪談ブックガイドともなり、読みたい本が無限に増える。特に近代文学に於ける怪談が興味深かった。

  • 巻末の「日本怪談文芸年表」がありがたい。
    この一冊で怪談文芸の興りから現代までをプレイバックできます。

  • タイトルの一連のお話は『ごと』と冠しつつ200年前で打ち止めになっていて、先にありきの感が否めない。加えて、(著者が著者だけに当然なんだけど)手前みそ感が終始付きまとっていた。
    とは言え、内容は興味深い。特に、明治大正期は残る資料も多く、見ごたえがある。また、巻末の文芸表は、手元に残して一つずつ埋めたくなってくる。

  • 雑学

  • 電書で読んだ。ガイドブックとしてよい感じです。いろいろな作品を読みたくなる。
    タイトルの疑問に対して分析的な内容がなかったのは期待外れで残念。

  • 日本の江戸期からの怪談本のための「教科書みたいな本。内容が濃い。

  • 百物語大ブームから百年。ちょうど今が怪談の年。
    日本怪談文藝年表が素晴らしい。素晴らしすぎて、コピーして手帳に忍ばせたいくらい。サイン貰ったのでお部屋に飾っている。

  • 感想未記入

  • 過去に流行した怪談の歴史、怪談を好んだ作家などから現代の怪談ブームまで広く網羅。怪談の真を学ぶ。

  • 見事にこのブームにのってしまってる私!読むべき本や指針が濃い一冊で、読みたい作家さんを沢山知ることが出来た指南書。手元に置いておきたい。円朝怪談もほんと本気で聞かなきゃ!

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著者プロフィール

1958年、神奈川県生まれ。アンソロジスト、文芸評論家。「幻想文学」「幽」編集長を歴任。ちくま文庫「文豪怪談傑作選」「文豪怪談ライバルズ!」シリーズはじめ編纂・監修書多数。著書に『遠野物語と怪談の時代』(日本推理作家協会賞受賞)『百物語の怪談史』『文豪たちの怪談ライブ』、編纂書に『ゴシック文学入門』『ゴシック文学神髄』、「文豪ノ怪談ジュニア・セレクション」「平成怪奇小説傑作集」「赤江瀑アラベスク」「文豪怪奇コレクション」の各シリーズ、監修書に「怪談えほん」シリーズなどがある。

「2022年 『桜 文豪怪談ライバルズ!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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