信長・秀吉と家臣たち (学研新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784054050211

作品紹介・あらすじ

信長・秀吉を中心とする安土桃山は画期的な時代だった。戦国を終わらせ江戸へと橋渡しするこの時代は主役の二人の個性がきわだっているが脇役たちにも魅力あふれる人物が揃っている。個性あふれる面白い人間たちを通して安土桃山時代の真の姿が浮かび上がる。

感想・レビュー・書評

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  • 戦国に終止符を打ち新時代の扉を開けた魅力あふれる
    生き様。信長・秀吉を中心とする安土桃山時代は画期
    的な時代だった。戦国を終わらせ江戸へと橋渡しする
    この時代は主役2人の個性がきわだっているが脇役達
    にも魅力あふれる人物が揃っている。

    著者は「信長・秀吉の安土桃山時代というのは、かな
    り誤解されている」という。
    本書は研究者として、正確な歴史的事実を伝えるため、
    できるだけ良質な史料を用いて史実に沿いながら記し
    たものである。

    新書一冊で安土桃山時代を描いているため、駆け足で
    はあるが、人物像が公正に描かれていてる。
    参考文献一覧が無いのが惜しい。

  • #信長 #麒麟がくる
    天正8年重臣佐久間信盛親子追放
    それに伴い家臣団は再編された

    信忠が吸収し尾張方面支配が完成
    信長が旗本衆として近江国衆を吸収
    方面軍再編成 
    光秀、丹波
    秀吉、播磨・但馬

  • 信長と秀吉には多くの家臣がおり、有名な人物も多いけれども一般的には余り知られていないが著名な業績を残した家臣について書かれている。
    どのような経緯で信長・秀吉に仕え、どのような活躍をしたのか、最終的にどうなったのかが複数の資料を元に書かれており、大変に面白く読めた。
    また、家臣以外でも信長・秀吉が実施した政策に触れ、当時の日本にどのような影響を与えたのかを合わせて書かれており、楽しく読めた。

  • 戦国時代の知識をある程度持っている人が別の視座からこの時代を見るのに適した本。メインストリームの話が主ではないので、初心者向けではない。二次資料ではなく、一次資料に当たっている点は評価できる。

  • 初心者向けに丁寧に書かれていて読みやすい。関ヶ原まで全体の流れがなんとなくわかったので、ここからそれぞれの人物について掘り下げていきたい。

  • 信長と秀吉2人の業績をガイドブック的にまとめてあります。1次資料だけでなく、2次資料も断りを入れて取り上げたているので、読みやすい。秀吉の業績をとても取り上げている。学者っぽくない文体で読みやすい。

  • 織田家では光秀や秀吉以外にも有名でないが有能な人材が多かったことが分かった。

  • 堀秀政・宮部継潤、所収。信長の武将・秀吉と信長の近習・秀政だったが、信長生前から、秀吉から、久々というあだなで書状を出すほど親しく、本能寺の変時は、ともに司令官・軍監察として毛利家と対陣し、ともに山崎の戦いで光秀を打ち破り、清洲会議、対柴田勝家を通じて、重用され、活躍する様が描かれる。宮部継潤は、秀吉大返しのときに、山陰地方を固めていたこと、九州征伐時の軍功などもっと評価されてよいのではないか、と。

  • 文中では参考文献の引用が多い。
    信頼のおける文献、そうでない文献と前置きしながら論評を進めているので誠実ではあるが、かえってそれが分かりにくくさせている。
    信頼できないと言いながらも、内容を詳しく説明している。


    出典はほどほどにしておいて、著者の考えを一気に論じた方が分かりやすく、面白いものになったのではないかと思う。

  • タイトルのとおり信長・秀吉の家臣にスポットをてつつ信長・秀吉の人物像や史実を解説していきます。
    信長・秀吉やその周辺の武将に対する世間一般的なイメージとかあると思うのですが、当たり前に人間そんなに単純なイメージでくくられるものではないということ。
    自分には、ちょいとマニアックすぎたな。
    聞いたことのない人にもスポットが多々当たっています。
    そこに興味を引くかどうかは人それぞれかな。
    もっとメインストリームの信長・秀吉の物語をよんでから寄り道すると、また違った印象を受けると思います。

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著者プロフィール

1943年北海道室蘭市生まれ。1966年横浜国立大学教育学部卒業。東京都中学校教諭をへて、現在戦国史研究家 ※2019年11月現在
【主要編著書】『織田信長家臣人名辞典』第2版(吉川弘文館、2010年)『信長の天下布武』(戦争の日本史13、吉川弘文館、2006年)『検証本能寺の変』(吉川弘文館、2007年)『信長の政略』(学研パブリッシング、2013年)

「2019年 『信長と家康の軍事同盟』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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