李白 杜甫

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  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784054050372

作品紹介・あらすじ

代表作品七十四首と李白・杜甫が詠った唐詩の原風景を詩情豊に再現した「写真漢詩」。作品解説・小伝・撮影ノート・史跡ガイド・年譜。

感想・レビュー・書評

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  • 李白・杜甫の入門として、入り口はまずとっつきやすいものと
    考えてこの本を手にしました。

    大学で中国文学を学ばれて、写真家になられた著者が
    二大詩人の作品の情景を再現する写真と共に
    解説をしておられます。

    詩の雰囲気と詩人の略歴を掴むにはいいはずだったのですが解説がやや冗長。

    授業で扱う部分と略年表は参考にするも、
    これで詩人の人生を俯瞰するのには無理があるかも。

    他の本も併読するつもりで、詩の雰囲気を知るなら
    とてもいい本だったと思います。

    作品は、もっとこれが入ればいいなというものが入ってない
    部分もありますが、視覚から漢詩を読むという体験は
    なかなかないので、上手く活用したいですね。

  • 詩で描かれた情景をモチーフとした写真が美しい。イメージを付けることで漢詩を味わう一助にする著者の目的は充分達せられていると思う。むしろ漢詩を読めず馴染みもない読者にとっては、まず絵があってそこに文字が付け足され、ひとつの作品になっているかのようでもあり、そういう楽しみ方も可能。李白、杜甫の足跡を追い、自ら足を運んでものにした写真は、現代の中国とかけ離れた世界観があった。史実の解説や、撮影地のの一口メモも、歴史好きや中国旅行経験者にとっては興味深い。

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著者プロフィール

1950年生まれ。桜美林大学で中国語・中国文学を学ぶ。学生時代より石川忠久博士に師事。79年から中国文学・中国史をテーマとする写真撮影を開始し、現在にいたる。主な著書・作品集『図説 漢詩の世界』(河出書房新社)『三国志を行く』全二冊(世界文化社)『中国世界遺産の旅』(小学館)『中国史の風景』(実業之日本社)などがある。

「2010年 『図説 漢詩の世界』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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