- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784054050754
作品紹介・あらすじ
★シリーズ累計30万部突破!★
★重版を重ね続けるベストセラー★
★★★神々と古代人の躍動感が、生きた言葉でよみがえる!
「古事記」全巻を完全現代語訳した、現代日本人必読の一冊★★★
「信じられないほど読みやすい」
「はじめてでも完読できた」
「今までで最高の現代語訳」
「何度も途中で挫折していたけれど、最後まで読めました!」
との賞賛の声が続々!
著者は、明治天皇の玄孫にあたる竹田恒泰。
著者ならではの視点による渾身の解説つき。
《はじめてでも「古事記」を完読できる本書の特徴》
●読みやすさを最優先した【現代語訳】
古い原文や、難しい現代語訳が多い中で、私たちが普段話す「話し言葉」で現代語訳。
内容がすーっと入ってわかりやすい!
●項目ごとにわかりやすい解説を挿入
・現代語訳の文章→解説を段落ごとに入れているので、パートごとに理解しやすい。
・歌は原文と訳文を両方掲載。原文と比較しながら理解できる。
・関連部分ごとに古代の氏族を説明。背景知識を身につければ古代の解像度がアップ。
●神々と天皇の系図、関連の地図を掲載
巻末には、「神統譜」「歴代天皇系図」ほか、
神名・人名を中心とした約1500の「主要語句索引」つき。
…でも、名前は覚えなくても大丈夫です。(著者より)
【目次】
序にかえて――今、なぜ『古事記』なのか
古事記 上つ巻
古事記 中つ巻
古事記 下つ巻
序
感想・レビュー・書評
-
文庫版を買おうかどうか迷っていた矢先に、図書館で見つけました。
明治天皇の玄孫でもある著者の竹田さんが、
わかりやすい解説とともに『古事記』の全体を俯瞰している一冊です。
いきなり「神様の名前は忘れましょう」にはビックリしましたが、
確かに漢字だらけの似たような名前は、いちいち覚えてられないですしね。。
『ぼおるぺん古事記』などで頭のウォーミングアップをしてから読むと、
思った以上にスルッと入ってくるかも、、非常に読みやすかったです。
“十二、三歳くらいまでに民族の神話を学ばなかった民族は、例外なく滅んでいる”
日本人としての「大きな物語」を伝えていくためにも、
子供への読み聞かせでも使ってみたい、と感じました。
個人的には、「事実」と「真実」を明示的に使い分けているのもわかりやすく。
確かに、キリスト教信者に「処女受胎」なんて科学的にあり得ない、とは言えません。。
こうしてみると逆説的ではありますが、、戦後の日本歴史学界が、
いかに“赤化”に汚染されているのかも見てとれるかな、とも。
「真実」を述べることができない歴史なんて、ただの作業に過ぎませんからね、なんて。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
冒頭で著者が『古事記』楽しんで読むための最大の骨は、神様と人の名前が出てきたら直ぐに『忘れること』と書いている通り、とにかく登場人物が多く登場します。
けれど、著者の助言に従い登場人物の名前をさらりと流しながら読むと抵抗無く読めました。また、『あの話の出展は古事記だったのか。』という話も結構あり、そういった発見も楽しみの一つに読み進める事ができました。
ただ、解説にやや著者の主観が多く入っており、その点については少し抵抗を感じました・・・・・・。 -
誰もが断片的には話を知っているであろう古事記。通しで読んでみると、国家体制を構築する上で神や天皇をどう位置付けていくか、ということに対する意図がよくわかる。日本の成り立ち、国を造った人達の思いを、私達は知っておくべきではないかと。と言う真面目な面もありつつも、特に上つ巻(古事記は3部構成でその第1部)は、神々の何でもありのはっちゃけっぷりが面白いw
-
今まで読んだ古事記の中では最高の本ですね。
何かが最高かと申しますと・・・・・読みやすい・解り易い(笑)
読んでも解らない本なら、読んでも同じこと。これはありがたいです。
神様・古事記初心者にぜひお薦め! -
古事記を勉強していったおかげで神宮、神社の御祭神や由緒が理解できるようになった。本書は伊勢のホテルの各部屋に置かれているらしく、2泊かけて読んでみた。入門書だと省かれているエピソード等もあり、さらに詳しく知ることができました。古事記の勉強が第二段階、第三段階に来ている方にはオススメ
-
これまで読んだ古事記の中でも一番読みやすかった。古事記、読みたいと思っている方は是非。最良の一冊。
-
天皇の系譜に連なる著者が書く古事記の現代語訳。丁寧に省いているので分かりやすく重要な所は、ちゃんと読める。文章が軽めなので読みやすい。注釈が面白くて、それを読むために読んでも良い本。
日本人なので西洋文化ばかりではなくて、自国の歴史をきちんと知っていることは非常に大事だと思う。それは自信にも繋がるし、歴史を知っていることで人として安定感が養える。
神々が多いので覚えなくても良いと言っているところが潔い。もっと詳しく読みたい人は巻末の、関連書籍を巡っていけば良いだろう。 -
日本神話を勉強するために購入。
著者はテレビでも有名な、旧皇族の竹田恒泰さん。
著者の思想や主張には賛否があるだろうが、ともかく古事記を学ぶには非常に役立つ本だと思う。現代語訳もわかりやすく、解説も丁寧だ。いくつかの説を取り上げてそれぞれを検証しているところがいい。他の(少なくとも一般向けの)古事記や日本神話に関する本は、あまり複数の説の検証には力を入れていなかったから。
ただし当然のことではあるが、少しでも腰を入れて古事記または日本神話の世界を学ぶときにはこの本だけを鵜呑みにせず、他にも何冊か読み比べることが肝要だろう。著者によって解釈や論拠は微妙に違っているからだ。
日本神話は古事記と日本書紀の二つしか原本がないといっても、矛盾点も多く難解である。それを他の要素(史実や考古学的見地、地域に伝わる他資料等)も含めて研究しようとすると……「これが正しい日本神話だ!」とすっきりした理解を得ることはできないのだろうと思った。 -
日本の成り立ち、神話に興味ある方にオススメ
神様の名前、地名は覚えられません。
読んだ後に、神社に参拝しにいくと、どの神様が祀られているのか、気になり始めます。
・12、13歳くらいまでに民族の神話を学ばなかった民族は、例外なく滅んでいる
ちゃんと、勉強しようね。古事記。 -
現代語訳でわかりやすい。そして面白い。
神、国の創造はギリシャ神話的である。真似をしたものなのかもしれないし、神・天地の創造というものに、どの民族も共通した考えを抱くものなのかもしれない。
伊耶那岐神と伊耶那美神は、はじめに淡路島を、そして四国、島根、九州、佐渡を作っていく。本州はない。ここに、朝鮮から渡来した人が日本のどこから国を作っていったのかがわかる。
私にはその知識がないが、複合的な知識を持ち合わせていれば、さらに面白いのではないだろうか。
著者プロフィール
竹田恒泰の作品





