戦国の食術 勝つための食の極意 (学研新書)

  • 学研パブリッシング (2011年11月15日発売)
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  • 本 ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784054051317

作品紹介・あらすじ

戦国時代の武将や兵たちは、何を食して活力となし、戦い続けることができたのか。体力と気力の限りを尽くす戦闘行為において、食は勝敗生死を分ける重要な課題である。栄養や携帯性を考えた戦闘食、兵站を支える技術、活力を養う日常食などを紹介・考察する。

感想・レビュー・書評

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  • 2011年刊。西武文理大学客員教授(大河ドラマ等の考証担当も)。

     和食×戦国大名の本書につき、両面に関心あれば目新しい記述があるわけではない。
     が、数多の戦国武将の食生活に加え、接待用会席から戦時携行食、籠城等救荒用の準備食材の提示など広範なテーマに言及する。そういう意味で、戦国時代の「食」の観点で纏まって楽しく読める書である。

    ① 彼方此方で用いられた玄米・胚芽米・麦飯の高栄養価。
    ② 腹持ちの良い毛利元就お薦めの餅。
    ③ キリシタン大名高山右近の牛鍋の御相伴に与る蒲生氏郷と細川忠興。
    ④ 高栄養食味噌。特に腐敗しにくい伊達政宗の仙台味噌
    等トリビア豊富。

  • ちょっとこじつけ気味なところもあるけど面白かった。

  • 一気読み。白米はこのころにもあったんだな。面白い。たんぱく質と炭水化物と塩で千人力。確かに私は味噌と米があれば幸せだ。

  • 着眼点は面白いけど、こじつけがおおいかな。

  • もっとレシピ載っていたらなあと思いました。竹中半兵衛の兵糧丸は食べたい…

  • 様々な文献に載っている食べ物の記述を集めて再構成した本。
    意外とバリエーションが豊かなことに驚いた。

  • 戦うために食らう。武士めしをカラーで再現。
    秀吉はドジョウを食べて天下を取った。
    宇喜多秀家は八丈島の島めしで長生き。
    高山右近は陣中で牛肉鍋を食べていた。
    などなど、武将たちの食の知恵を紹介。

    食文化研究家の著者が、武士めしを再現。
    食にまつわるエピソードを紹介している。
    栄養学的にも理にかなっているようである。
    どの様な味がするのか気になるところである。

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著者プロフィール

食文化史研究家。1932年(昭和7年)福島県生まれ。古代から昭和時代の食事復元研究の第一人者。長寿食の研究でも知られ、マスコミ取材や講演等の依頼は海外からも増えている。テレビ出演も多く、最近ではNHK TVの「チコちゃんに叱られる」に出演。平成30年度文化庁長官表彰(和食文化研究)を受ける。主な著作は『万葉びとの長寿食』(講談社)、『なぜ和食は世界一なのか』(朝日新聞出版)、『長寿食365日』(角川学芸出版)、『長寿村の100歳食』(角川学芸出版)、『武将メシ』(宝島社)、『「和の食」全史』(河出書房新社)など100冊近い。

「2019年 『日本長寿食事典』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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