はやぶさ力

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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784054052062

作品紹介・あらすじ

宇宙空間での7年、60億キロに及ぶ長旅の末、人類初の快挙を成し遂げた小惑星探査機「はやぶさ」。生みの親・川口教授とプロジェクトメンバーたちが初めて明かした知られざるエピソードから、偉業の舞台裏に迫る。

感想・レビュー・書評

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  • 資料番号:011450731
    請求記号:538.9/ハ

  • 技術の継承とは文章を残したから大丈夫というわけではない
    「出来ない理由を考えている暇があったら、出来る理由を考える」
    「ねだるな 勝ち取れ」
    「ゆっくりでも止まらなければ結構進む」
    技術とはマニュアルのように紙に起こせるものだけではなく、人から人へ伝承、特に師弟関係にならなければ伝わらないものもあります。日本人の場合、特にそうした人と人との関係によって伝わっていく部分が多いような気がします。ですから技術の継承、発展のためにはプロジェクトの継続が重要になってくると思います。
    決断する前には十分に悩み、決断したら実行し、あきらめない
    あきらめない精神 適度な貧乏、仕事が好き
    技術というのは、言葉や数値がすべてではない
    感覚 ノウハウという人間力は伝承でしかあありません。伝承するためには、技術開発をとめることなく、自己増殖的に行なっていく必要ながあるし、やらなければならない

  • よくもここまで関係者の証言を集めたなぁと思う。
    JAXAの技術陣、広報担当者、学生当番だった人。
    NECを中心としたメーカーの人たち、
    さらには文科省の担当者や肝付町の役場の人まで。
    これだけ多種多様な人たちが共通して語っていた言葉は、
    非常に重要な意味があるのだと強く感じますね。

    惜しむらくは、
    理学関係者の証言が皆無だったこと。
    本のタイトル、コンセプトにそぐわないと判断されたのかもしれませんが、
    そんなことないと思うんですけどね。

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著者プロフィール

1955年、青森県弘前市生まれ。「はやぶさ」プロジェクトマネージャー。
京都大学工学部卒、東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。工学博士。旧文部省宇宙科学研究所に助手として着任、2000年より教授。現在、宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙科学研究所宇宙航行システム研究系研究主幹、月惑星探査プログラムグループプログラムディレクタ。専門はアストロダイナミクス、システム制御論。

「2012年 『はやぶさパワースポット50 = Hayabusa's Power Spot 50』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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