図解 コーチングの「基本」が身につく本

本間正人

• 学研プラス (2012年9月4日発売)

作品紹介・あらすじ

できるリーダーは、ほめて、叱って、励ます！　コーチング界の第一人者・本間正人氏が、部下を思い通りに動かす３５の「コミュニケーションのコツ」を分かりやすくコーチ！　図解をふんだんに駆使したワイドなサイズで、忙しいビジネスマンに最適の１冊です！

感想・レビュー・書評

[Dさんの感想 · 2025年2月28日]

マネージャーにおすすめされたのでその方にお借りして読んでみた。

分かりやすくてまた読み返したくなる部分も多かった。
この本は返却するので心に留めておきたいことを記録する。

リーダーは引っ張るのではなくコミュニケーションの回路をつなぐ人。
役割としては常に全体を見てメンバーが働きやすい職場を作る、一人ひとりの力を引き出す、目標を共有する、成果を出す。
木を見て森を見ることが大切。

コーチングは、人間を大切にして人間の能力とやる気を引き出すコミュニケーションのこと。

let'sの視点で雰囲気を明るく導こう。

コーチングで大切な心構え。信、認、任。
信　人間には無限の可能性がある
認　相手の良いところを見て心に留める
任　相手に任せる

質問は問い詰めるのではなく相手の思いを引き出すことが大切。

怒るのではなく叱ること。叱るというのは然るべきビジョンを示すこと。

コーチングの典型的な進め方『GROWモデル』
Goal 目標の明確化　
抽象的な大目標→具体的な抽象目標へ
Reality 現実の把握　
本当の問題は何か？
Resource 資源の発見
人、モノ、金、情報、時間など目標達成に使えるもの
Options 選択肢の創造
無限の可能性を考えるベストなものを選ぶ
Will 目標達成の意思
やる気の確認、計画作り

Goalを明確にすることが大事。抽→具体的に
SMART GOALを設定しよう。
Specific 具体的
Measurable 測定可能
Achievable 達成可能
Realistic 現実的（役に立つ）
Time-bound 時間が明確

選択肢を引き出す質問
・過去ベスト　いままでで1番上手く行った方法は？
・未トライ　まだ試したことのないやり方は？
・組み合わせ　AとBを組み合わせたらどうなる？
・逆発想　それとは逆に考えたらどうなる？
・極論　こんなのありえないという方法は？
・オーソドックス　1番オーソドックスな方法は？

やる気はあるなしではなく高い低いで判断すること。

トゲのある言葉を言う人はいちいち取り合わずに、静かに息を吐いて「柳に風」と受け流すこと。

面接前や創作、コーチングする際にまた読み返したくなるような本だった。
読み返したくなる部分は上に記した。
自分が面談する立場になったら上記のことを活用して人の成長をサポートしたい。

[teruchinさんの感想 · 2013年10月19日]

優しいコーチングの教科書。ヒントを得ることができた。

[gan489さんの感想 · 2013年6月4日]

タイトル通りコーチングの基本が学べる本です。
図解入りで分かりやすく書かれていると思います。
ただし、副題の「チームを思い通りに動かす」というのは誤解を受けそうなタイトルですね。

[ikitaさんの感想 · 2012年12月23日]

図解が入ってコーチングの考え方と基本をまとめている前半と、具体的にいい例悪い例をあげたケーススタディーもついていてわかりやすい。

[りぶっくま（安城市図書館ファン通信）さんの感想 · 2012年10月13日]

【新刊情報】図解コーチングの「基本」が身につく本　336.4/ﾎ　http://tinyurl.com/8qjq83r　基本をマスターすれば、人間関係がよくなり仕事の生産性も高まる！「コーチング」や「ほめ方、叱り方、励まし方」のエッセンスを、わかりやすい図解とケースで紹介 #安城

[tatsunkoさんの感想 · 2012年10月7日]

コーチングのことがわかりやすく書いてあり、後半は事例が豊富で、とても読みやすいと思います(^-^)/

あと実際にコンサルが使っている指標なども出ているので、これもまた一つ勉強になると思います(^-^)/

著者プロフィール

1959年8月東京生まれ。成人教育学博士。NPO学習学協会代表理事、京都造形芸術大学教授（一般教養カリキュラム開発担当）、NPOハロードリーム実行委員会理事、一般社団法人キャリア教育コーディネーターネットワーク協議会理事、一般財団法人しつもん財団理事。東京大学文学部社会学科卒業、ミネソタ大学大学院修了（成人教育学 Ph.D.）。ミネソタ州政府貿易局、松下政経塾研究主担当、NHK教育テレビ「実践ビジネス英会話」「三か月トピック英会話：SNSで磨く英語アウトプット表現術」の講師などを歴任。「教育学」を超える「学習学」を提唱し、大人数の参加型研修講師、TVニュース番組のアンカーとして定評がある。著書54冊を数え、年5～6冊のペースで執筆活動を行う。

「2014年 『すぐに使える It’s英会話』 で使われていた紹介文から引用しています。」