群龍の海 (2) (歴史群像新書 354-2)

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  • Amazon.co.jp ・本 (257ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784054055797

作品紹介・あらすじ

昭和16年12月に生起した東シナ海海戦(米側呼称:バトル・オブ・ミヤコ・アイランド)で見るも無残な敗北を喫した米海軍は、雪辱を期して「デラウェア級」をしのぐ巨大新鋭戦艦「コネチカット級」2隻を竣工させ、太平洋艦隊に編入した。昭和17年5月5日、米太平洋艦隊はハワイ・真珠湾を出港する。目指すは、日本海軍が主だった艦隊と基地航空隊を集結させているトラック環礁だ。中部太平洋の制海権をめぐって激突する日本機動部隊と米太平洋艦隊!日本は"航空要塞"トラックを死守できるのか!?-。

感想・レビュー・書評

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  • デラウェア級BB後継のコネチカット級BB!しかもそのデザイン!!
    米太平洋艦隊が、マーシャルに来るのか、トラックなのか!?これは日露戦争での連合艦隊司令部の苦悩を再認識できる描写で良かったな。
    [more]小沢提督の戦死って帯に書かれてたのか。気づかずに読んでて本当に良かった(こんなネタバレ、帯に書くなよ)そして、戦艦に空母を食われてGF長官に戦艦の必要性を直訴する連合航空艦隊司令長官とか、いや、今更無理だからと断るGF長官の描写も良かったなと。

  •  物語の展開としても作者の癖からしても予想通りの米国の反撃。手痛い反撃を受け敗北するところまではいつもどおりだったが、パナマ運河という枷がなくなった米国の刺客は一味違った。結果から見れば拠点防衛に成功した日本側の勝利にも見えるが、艦だけでなく優秀な指揮官まで失ってしまうなど損害は明らかに日本側が大きい。戦術でどこまで粘れるのかという点が重要なのだが、火力の差が大きすぎる。その上、さらなる刺客まで用意されている以上勝ち目がないように思えてくる。

  • サブタイトル「航空要塞トラック」のとおり、米軍のトラック侵攻。
    パナマが繋がってしまって、いくらでもデカイ戦艦を建造できる米国と戦艦を作る金が無い日本の戦いのお話第2巻。

    で、さっそく怪しげな米戦艦登場。40センチ50口径4連装砲塔3基を艦橋前部に配置。ネルソンとリシュリューの合体アメリカ版って感じかな

    次巻は46センチ3連装砲塔4基の戦艦が登場らしい
    航空主兵の日本よりも大艦巨砲の米国がメインの話だったりして
    もしかして20インチ(51センチ)も用意してるのだろうか?

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著者プロフィール

横山信義
1958年生まれ。長野県出身。東京工業大学卒。本田技術研究所勤務の傍ら『鋼鉄のレヴァイアサン』で作家活動を開始。著書に『八八艦隊物語』『修羅の波濤』『修羅の戦野』『蒼海の尖兵』『海鳴り果つるとき』『砂塵燃ゆ』『ビッグY』『零の守護者』『戦艦「大和」最後の光芒』『擾乱の海』『南海蒼空戦記』『旭日、遥かなり』『不屈の海』『蒼洋の城塞』などシリーズ多数。

「2023年 『連合艦隊西進す6 北海のラグナロク』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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