金田一秀穂の日本語用例採集帳

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  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784054056565

作品紹介・あらすじ

『学研現代新国語辞典』編者・金田一秀穂氏が、辞典を編む視点で採集した、日本語にまつわるさまざまな事象を解説した短編集。辞書には載らない、日本語のおもしろさをエッセイ調でつづる。文中の気になる言葉には国語辞典から抜粋した解説を掲載。

感想・レビュー・書評

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  • それほど厚い本でもないのに、読み進めるのがしんどい。以前読んだ、「読書はアウトプットが99パーセント」に習って、興味のある部分だけを読み、これでよしとしようと思う。
    また気が向いたら読もう。

  • 正確には,金田一秀穂のが付く~~エッセイ集であるわけで・・・内容は書かなくても良いと思うのだけど,脚注のような辞書の抜き書きは邪魔なだけ。読む妨げになる・・という訳で読まずに飛ばした。ファミレスの「大丈夫ですか?」に疑問を投げかけていたが,最近「大丈夫だったでしょうか?」と言われるから腹が立つ。金田一先生は1850円の買い物をカード一括で買おうとして「大丈夫ですか?」と聞かれ,「大丈夫だ!」と答えたらしいが,答えるのも嫌なるよねえ。パンを食べ,コーヒーを飲んで・・というのをパンとコーヒーと括った場合・・・動詞は要らず,「で」と言えば良いのだとはご明察

  • 辞書を作る著者が辞書には書ききれない思いを綴った。扱う言辞は平易なものばかりだが、それぞれに深く玄妙な意味あいがある。とりわけ第二章からが出色。例えば「会う」という言葉。普段何気なく使っているが、意味あいは同じ時期に同じ空間を共有し、お互いの存在を認め合うことという。家族間で使うと他人行儀になるし、コンビニの店員さん、交番のおまわりさんでは「会う」とまでは言えない。役割が異なる間柄では使えず客同士といった間柄ではじめて使うことができる。無限に広がる言葉の世界を丹念に掘り下げていく。昆虫採集のようなお気楽さで読み始めたが、いつの間にか一行ごとに深く熟考させられていた。

  • 【新刊情報】金田一秀穂の日本語用例採集帳 810.4/キ http://tinyurl.com/c8ew3rv 「学研現代新国語辞典」の編者・金田一秀穂が集めた日本語の標本箱。日本語にまつわるさまざまな事象を取り上げ、辞書には書ききれない思いを綴るリアル『舟を編む』 #安城

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著者プロフィール

言語学者

「2022年 『ベスト・エッセイ2022』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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