- 本 ・本
- / ISBN・EAN: 9784054056787
作品紹介・あらすじ
TPPへの参加によって日本はどうなってしまうのか。TPPによって拍車のかかる「病気ビジネス」の実態と、それを操る国際資本家たちの意図を明らかにし、「医療による経済支配」にますます飲み込まれる日本の将来を、現役の医師が鋭く予見する衝撃の一冊。
感想・レビュー・書評
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2019年から行われているウイルス騒動のカラクリやどのようにして病気が作り出されているかをわかりやすく解説された非常に興味深い内容です。
一般国民のみならず医療従事者でさえ”洗脳”され、国内、海外の製薬会社を儲けさせるために「命」をも差し出し人口削減に無意識のうちに”協力”している実態を知ることになるでしょう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
医療ビジネスにからめて、世界の動きを分析した本。ロスチャイルドやロックフェラーというおなじみのビックネームが出てくるところは、とんでも本っぽいが中身はかなり説得力があると思う。ビルゲイツ財団の動きはとても不思議だったが、マイクロソフト分割を避けるために頼ったロックフェラーの差し金という線はあり得る話。儲けにもつながっているので、とても説得力ある。
以下注目点
・科学的な手法で労働者や奴隷階級を教育していく目的で作られた学問を「社会科学」または「社会工学」(ソーシャルエンジニアリング)といいます。近代医療もまた目的は同じ。
・1910年を境に患者中心から、専門職中心へ。
・フレクスナーレポート。医学校の格付け。
・戦争に必要な爆薬と合成ガソリンの100%をIGファーベンから調達。
・強制収容所で人体実験
・バイエル、ヘキスト、BASF。IGファーベンの子供。コールはその後援者。
・ファイザー、メルク、エクソン・モービル、JPモルガンチェース。ディビッド・ロックフェラー
・スタチンは、コエンザイムQ10を減らし、ミトコンドリアの機能異常を引き起こす。
・根治する医薬品を作ると、マーケットが消失してしまう。対症療法薬が良い。
・ヴァイオックスは心筋梗塞、ジプレキサは糖尿病、パキシルは出生異常と自殺、他殺、セクロエルは急激な体重増加と糖尿病。
・きれいな水の供給を別にすれば、ワクチンは感染症に対して最もコストパフォーマンスが良い。
・ロタウイルスワクチン、腸重積症、豚ウィルス遺伝子に汚染。子宮頸ガンワクチン9000件以上の問題報告。
・ワクチンはメーカーに賠償責任がない。
・市民団体、国境無き医師団、NCATS
・ライ症候群とアスピリン
・スペイン風邪とライ症候群は見分けがつかない。
・インフルエンザと肺炎の死亡者統計が分別されていない。
・NCHSの統計。6万人中、インフルエンザで死亡は257人、ウィルス検出は18人。1979−2002の平均1348人。CDCの統計とずれがある。
・タミフル。発病後48時間以内服用で、発熱期間が1,2日短縮されるだけ。感染は防げないので、パンデミックは抑えられない。
・WHOのパンデミック宣言条件がゆるんでいる。死亡率が低くても、パンデミック。
・WHOの利益相反
・高齢者へのインフルエンザワクチン接種は65%まであがったが、インフルエンザと肺炎の死亡率は減少していない。
・コクラン共同研究からは、インフルエンザワクチンが高齢者に効果があるとは判定できないとの結論。
・臨床試験が行われていないワクチンで、人体実験されている状態。
・インフルワクチン接種を受けたほうが、感染確率があがるというデータもある。香港、カナダ。
・インフルワクチンで、喘息、けいれん発生。
・ビルゲイツのワクチン寄付の狙いは、途上国の人工削減。
・ビルゲイツ財団はウォーレンバフェットから300億ドルのバークシャー・ハサウェイ株を寄付された。
・マーガレットサンガーに資金提供したのはロックフェラーの人口削減計画
・ウィルスは感染すると、自分の遺伝子を宿主の細胞に注入できる。
・ハイブリッド作物は、水を大量に消費し、塩害を引き起こす。
・JICAもある意味、手先になってしまった。
・有機リン系の農薬が、パーキンソン病の原因となっている。
・含有率上位三番目以上、重量の5%以上、加工食品は対象外
・オーガニックもGMOに汚染されている。
・GMOに汚染されると、モンサントが特許で訴える。
・ブドウ糖果糖液糖は、GMO、砂糖にくらべ、肝臓、腎臓に負担大。
・アスパルテーム 興奮作用、精神遅滞。
・ゼロカロリー食品の摂取が糖尿病を招く。
・ビスフェノールAへの暴露。エストロゲンやテストストロンの働きを阻害。ペットボトルも危ない。
・フタル酸の影響で、子宮筋腫。点滴機材などに使われている。
・水道水も、ペットボトルも。
・テフロンを高温加熱すると、過フッ素化合物の気体を吸入すると、鳥が突然死。
・タキモシフェン 乳ガン予防で、子宮ガン発生率を高める。
・マンモグラフィーは胸部レントゲンの1000倍の被爆。1ラド。
・傷の修復過程でガンが。。
・スクリーニングは、医者の勇足を促す。
・平均寿命が短い発展途上国でもガンが問題となっている。
・縄文時代でも65歳以上が3割。平均寿命が短いのはたんに乳児死亡率が高いだけ。
・ガンは人為的疾患。
・抗ガン剤は副作用必須。ガンを誘発する作用もあり。
・病院へ行くと、気化した抗ガン剤に被爆する可能性すらある。
・骨粗鬆症薬 ビスホスネート 顎骨壊死、大腿骨折の副作用。破骨細胞をブロックするから。
・TPPの肝、ISD条項は、憲法に優先する。
・オージービーフだけにしたら、脅迫されて、廃業。 -
辛辣なタイトルから手に取りました。
私自身、医療に関わっては、いるものの医師では無いので、内容は少し難しかったですが、概要は理解出来ました。
冒頭は、正に医療の闇という内容で進みましたが、途中からは、食に関する内容が多かった印象ですが、終盤に医療に戻って来るような印象でした。
もちろん食が、私たちの生活に深く影響し、それが医療に繋がって行くことになりますが…
2012年頃に出版された本ですが、基本的には今も大きく変わらないと思います。
なかなか読み進めるのに苦労しましたが、印象に残る内容でした。 -
医療関係の噂や最近よく聞く話題をワイドショー的に煽り気味にまとめています。参考文献の記載など、科学的っぽく書かれてあるけど、数字のごまかしが多い。古代のミイラの検視で数百の遺体から一例のみガンが見つかった。だから現在増加しているガンの発症原因は加齢によるものではなく、汚染物質によるものだ!など、とても科学的とは思えない主張に思わず口元がほころびます。他にも乳がん検診による死亡率低下についての記載など、よくも素人を誤魔化そうとこんなウソが書けるなと言う…
全体的に事実の裏付けがなく、科学的に証明されていない、証拠の無い著者の主張が散見されます。 -
私が一日で一番大切にしているのは読書に充当している朝の通勤時間ですが、今週のその時間の殆どを費やして、この本を読みました。医師である崎谷さんだから調べて書けること、それも勇気を持って書かれたことに敬服致します。
6年前にアメリカに2か月ほど滞在したことがあります、冬だったため大雪が降るとホテルに缶詰め状態になって寂しさを紛らわすためにテレビをつけるのですが、そこでのCMに非常に衝撃を受けました。
ファーストフード・ファミリーレストラン系で、大きなサイズの食べ物を安く食べれる、というCMの後には、ダイエットのための薬・サプリ・運動器具のCMが流れます。車のCMもありましたが、殆ど食べ物とダイエット関連のCMが交互に流れるのです。どうして適度に食べることを考えないのだろうと思いましたが、そう考える人間が増えると、CMを作っている会社は皆困ってしまうことも同時に思いました。
この本では、一部の大企業が儲かるために、関連する企業が連携して、住民の健康よりも自分たちの企業が栄えていくシステムをどのように構築しているかが述べられています。特に、アメリカ政府までが彼等の手足となって働かされているのは衝撃的でした。
TPPは彼等の最終兵器なのでしょうかね、以前は戦争に勝利して植民地にしていたのを、新しい方式を採用しているようです。
著者の崎谷氏は、最後の章で「病気ビジネスにどうやって対処すればよいか」という6つの対策案:本当の情報を見極める、毒性物質を摂取しないよう努力する、健康診断を受けない、本当の食べ物を食べる、家族で共食する、ライフスタイルを変える(p400)を示しています。私もそれが実行できるように、今の自分に何ができるかを考えてみるキッカケを与えてくれた本でした。
以下は気になったポイントです。
・この本で取り上げる「病気ビジネス」とは、私たちの健康を損ねるような加工食品、化学物質などを大量に生産しながら、一方では「薬」を中心とした現代医療で治療を提供する「マッチポンプ」ビジネスのこと、金融ー石油ー農業・医療の複合体、TPPはトロイの木馬(p5)
・福島原発の事故以降、多くの福島の医師たちもシンガポールやカンボジアに移住したため、福島では医療過疎が問題となっている、メディアでは伝えない(p34)
・社会資本(人々の間での信頼や安心という資本)がどれほどあるかは、レストラン・ホテルや公共機関を利用するとわかる、スタッフの接遇・施設の清潔さ、モノの扱い方、人間の表情でわかる(p47)
・ロックフェラーはカーネギー財団を通して、90日間で全米69の医学校を調査して、代替医療を行う医学校を非難して、25校を閉鎖に追い込んだ、1910年にこの体制を確立した(p64)
・1925年にドイツでできた「IGファーベン」は、バイエル・ヘキスト・BASF等のカルテル、ナチスを育て、彼らが占領した地域(オーストリア、チェコスロバキア、ポーランド、ノルウェー、ポーランド、オランダ、ベルギー、フランス)はすべてその会社に組み入れられた(p67)
・現在の製薬業界は、慢性病や小児への投薬から、ワクチンへビジネスの舵を切り始めた(p93)
・子宮頸がんは、先進国においては死亡することは稀で、アメリカでは600万人感染して、3900人程度が死亡、死亡者の9割以上は発展途上国の女性(p97)
・医学論文の特徴、1)製薬会社に不都合な結果は発表されない、2)都合の悪い結果は粉飾される、3)都合のよい結果は何度も利用される、4)代筆によって書かれている、5)医学雑誌そのものにバイアスがかかっている(p131)
・スペイン型インフルエンザの1918-19年の流行は、アスピリンだった可能性があると疑われている、また、らい病症候群とインフルエンザの重症感染は症状から見分けは難しかった(p145)
・WHOは、2009年にパンデミックの基準を変更、以前は、新型ウィルス・感染拡大速度が速い・人々が免疫を持っていない・疫病率や死亡率が高いであったが、変更により後者2つを削除した(p153)
・論文でインフルエンザ感染症例を減らせたかで議論していたのは、75件中の1件のみ、他は血液中のウイルスの抗体値の上昇をもって効果があるとしていた(p171)
・GMトウモロコシから作られた「果糖ぶどう糖液糖:HFCS」は、多くの食品・飲料に使われている(p222)
・スーパー大腸菌のように、8種類の抗生物質に対して、ひとまとめに耐性をもつ大腸菌株が誕生することは自然発生では考えられない(p248)
・マクドナルドのハンバーガは20年経過しても腐らない、パンの材料には多くの石油化合物が入っていて、バクテリアはこれを食物と認識できないだろう(p256)
・味の素の作っているアスパルテームは、現在「アミノスイート」という名前で売り出している、フェニルアラニンと、アスパラギン酸をメタノールで結合させた化合物、独立機関が行った研究では、92%で毒性が指摘、残りは政府系機関(p260,267)
・マンモグラフィー検査を受けた患者がスクリーニングで陽性にかかるのは、10%これを10年間続けると、50%の人が偽陽性と判断される(p293)
・抗がん剤を拒否して15年経過した女性のみが、生き残ったとある医師は告白した(p313)
・ビスホスホネート剤は、骨を溶かして処理する破骨細胞のみをブロックするので、骨の密度が高くなるが、新陳代謝が止まるので造骨細胞は働かない、骨密度は高いけれど非常にもろい骨ができあがる(p321)
・アイフォーンは、携帯本体を少なくとも 1.5cm、ブラックベリーは2.5cm話して使用するように注意書きがある(p324)
2013年9月21日作成 -
世の中には悪がはびこっていることがよく分かった。小説や映画では、悪と戦い勝利するスーパーヒーローがいるけれど、現実的ではない。製薬会社やビッグファーマー、TTPについて詳しく学ぶことができてよかった。たくさんの迫害があるかもしれないのに勇気をもって教えてくれた著者に感謝。
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ルポのような本かと思ったら右翼なのか宗教家なのか、なかなか刺激的な本だった。
気味の悪い中表紙を開くと、編集が悪いのか誤字がしつこいくらい。
世界は石油会社に牛耳られており、その手先によって崩壊が近い。
そんな感じか。
薬や化学物質の人体実験の話とか、副作用とか事実の一面もあるのだろうけど。
信用できないといった機関の発表を論拠にしてみたり。
絶望したい人にはおすすめ。 -
驚愕。これが事実なら日本はとても住みにくい貧乏な国になりそうだ。健康に楽しく過ごしたいなら是非読んでいただきたいです。
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今、この社会の現実がどのように動いているのか。
一般的な情報ではなく、このような本を読んで現代を考えてみる必要があると思う。
著者プロフィール
崎谷博征の作品





