最大のチャンスと最高の評価を手に入れる!小室淑恵の人生プレゼン術

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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784054057500

作品紹介・あらすじ

TEDxTOKYO、衆議院予算委員会…。大舞台で社会を変えるメッセージを情熱的に発信し続ける日本プレゼン界の旗手・小室淑恵が、最大のチャンスと最高の評価を手に入れる「6つの自分プレゼンテクニック」を20代ビジネスパーソンに向けて実践コーチ。

感想・レビュー・書評

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  • 各章が、2人の若手社員と小室淑恵さんの対話形式→本文の構成となっており、大変読みやすくなっているが、内容はかなり濃い。
    以下、各章で特に気になったことと()書きで感じたことを記載します。


    STEP1 テーマを見つける
    --------------------------------------------
    ○ 不満をもつ→解決策を考える→ポジティブに提案→周囲の協力を借りて実行→新たなチャンス
    ✕ 不満を持つ→愚痴→批判を受ける→自分を責める→現状に流される
    --------------------------------------------
    (たまたま職場の部内異動でチャンスをいただいたが、上席と会話するときにいつも不満ではなく、こういう現状があって2、3年後の展望を考えると今こうやっておきたい、みたいな話をしていたのがよかったのかな?と感じた)

    STEP2 情報を集める
    ☆相手から「いただいたもの」を相手にフィードバック
    (確かに教えたことが役にたちました!とかこういう発見がありました!と言われたらもっと相手に助けたいと思うと感じたのでもっと、感謝を伝えることを習慣づけたいと思った)

    STEP3 発信する
    ☆本当のチャンスは絶え間なく発信し続ける内にいつの間にか巡る
    ☆うまくいっているときでも、うまくいっているコツを共有・発信することで周囲へ貢献する
    (確かにすぐ成果に結びつかないと諦めてしまう。)
    ☆相手のネガティブな感情や反論を想定すると自分の主張に広がりができる。
    (そう考えると、批判等もありがたい金言になると感じた)

    STEP4 協力者を作る
    ☆認めてもらうと人は思いがけない能力を発揮する。自分の知恵や工夫・付加価値を安心して発揮できる
    ☆意外と役職者ほど「褒め」に飢えている

    STEP5 ブラッシュアップする
    ☆普段から「テーマ」への知識を深めておく(出処のきちんとした情報を10個くらい)

  • ?テーマを見つける
    ?情報を集める
    ?発信する
    ?協力者を作る
    ?ブラッシュアップする
    ?走り続ける

    シーン別に道筋をつけるためのヒントが会話形式で進む

    道筋は自分だけでつけられるんものではなく、周りの協力や同じ志を持つ者の集まりから
    全体を動かす大きな力に。


    不満などがあった際の行動次第で、大きな変化がやってくる。

  • 若手サラリーマンがどのように社内で自己実現していくか、そのノウハウが書かれている。小手先のテクニックではなく、社会人として基礎となる能力の教えが中心。初っ端の「テーマを見つける」というところが、一番の核であり見えづらい部分でもあるので、そこに丁寧に言及されていたことは良かった。

    小室さんの著書は本当に読みやすい。仕事人として真のワークライフバランスを得るための心構えをいつも説いてもらえる。

  • 左側に不満を、右側にそれを周りの人も共感できる提案に翻訳して書き直す。憤りリスト。

    本当に恵まれてきたことだけがテーマが見つからない理由なのでしょうか。あなたが恵まれてきたとしても、社会に恵まれてない人がいないわけではありません。あなたが外の世界に目を向けてこなかったこと、大変な状態にある人を見ようとしなかったことが本当の問題であって、社会はたくさんのテーマであふれていますよ。
    アクションを起こした人には問題意識が生まれる。

    経験者や実力者に何かを教えてもらったときに、何ももたない若者ができる最も簡単で最も大切なことは、「今日の時間で、人生で初めて知ったこと」をリストにして返すこと。

    相手が知りたいのは手柄ではなく、何がどうなって成功したかという「背景」つまり、「〜のおかげ」のストーリー。

    人に話を聞く、相談する時は、まず自分から3つの情報を相手に提供する必要がある。
    ①何について相談したいか
    ②自分が課題に思っていること
    ③最近起きた具体的な出来事

    何もトラブルが起きずに安定している状態は、得てしてその陰で「地味な仕事」が支えているものです。けれども、まさに陰の努力なだけに、黙っていては人の目に留まりません。安定した状況にあるときこそ、「私がきちんと仕事をして、仕事がうまくまわっている」という報告をして周囲にわかってもらうべき。

    仕事の成果をアピールすることは、目立つこととは違う。
    「価値のある情報」を周囲の人に発信・共有するというスタンス。
    「課題→解決→未来」

    相手のネガティブな気持ちに寄り添うことにより、まずは聞き手の心の扉が開いて、話を聞く姿勢が出来上がる。

    共感を得るために特に効果的なのは「この話を聞いたら、相手はどんな愚痴を言うだろうか」を考えること。

    与えられた仕事に取り組むとき、相手の期待を上回る120%の成果を残していけば、希望の仕事に近づくことができる。

    職場では、相手の期待値をどれだけ上回ることができたかに応じて、新たなステップが用意される。

    情報のプレゼントを続けていると、ひとつの仕事が終わったあとにも、人間関係が続いていく。

    自分が情報を欲しいときだけ連絡をして、一方的に努力をアピールしていないか?焦って行動していないか?

    本当のチャンスとは、絶え間なく発信を続けているうち、いつの間にか巡ってくるもの。

    職場には複雑な感情が交錯している。人が誰かを批判するとき、それが本人にとって価値のあること(またはコンプレックスを持っていること)かもしれないという視点で見る必要がある。自信満々に見える人でも、必ずコンプレックスを抱えている。周囲に対して攻撃的になっている人は、実は自分を理解してほしくて仕方がないだけなのかもしれない。

  • 一歩進むことで何かが変わる。
    経験することで今の自分が変わる。
    自分の不満を形に、そして準備をし、失敗をし、経験を重ねる。
    テクニカル(技術的)なことと同じくらい重要な
    心のあり方を教わりました。

  • この本を読んで、自分のこれからのテーマを確認し、一見後ろ向きな状況も、前向きに捉えることができました。
    若い社員ではなくても、自分の立ち位置を再認識するために役立つ内容だと思います。
    手元に置いて、また読み返したい一冊です。

  • いわゆるプレゼンの技術を知りたい人が読む本とはちがうとおもった。
    ちょうどTEDを知って、プレゼンテーションを通してキャリアを作って行きたいと思っていた自分にとってとてもよかった。

  • 著者の本には参考になる事多く、大体読んでいる。
    今回、新書が出たので早速読んでみた。テーマは、人生において、自分をプレゼンすることが不可欠であるということ。そして、そのプレゼン次第で人生は成功できるということ。
    ただ、内容的には、少し物足りない感じがした。読者対象を20代に想定していると思われ、40前の私には、ややミスマッチだったかもしれない。
    是非、若手社員に読ませたいと思う。

  • 分かりやすく、読みやすかった。
    小室さんの実体験を交えながら書かれているのが良かった。
    今は完璧に見える小室さんも、最初の会社では不満だらけだったとか、事業立ち上げの時に自分の手柄のように話していたら人が離れていったとか、国会でのプレゼンで緊張しすぎて突発性難聴になったとか・・・数々の失敗や苦労をしてきて今があるんだなぁということに気付かされ、励まされた。小室さんのすごいところは、そういう辛い時にそこで終わらず、「どうすればここを突破できるか?」という姿勢で前向きに取り組んでいるところ。だから失敗を失敗とせず、踏み台にして前に前にステップアップできているんだなぁと、小室さんの姿勢に学ばされた。そして様々な不満を周りのせいにせず、でも放っておかず、いかにして周りに納得してもらって動けるか・・・を考える。何事も自分が主体に、自分が「変えよう!」という意識が強い。私みたいに「誰かが変えてくれるまで待とう」と受け身に待っているといつまでも不満は解消せず、気持ちがくすぶるのも仕方がないなと思った。
    小室さんの姿勢を参考に、まずは「憤りノート」から作って、自分のテーマ探しを始めてみたいと思う。

  • 「プレゼン」って、営業などの仕事についている人のものかと思っていましたが、実はそうではなかったと感じました。
    人間生きているうちは、常にプレゼンなんだ!と。

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著者プロフィール

株式会社ワーク・ライフバランス代表取締役社長。公立学校250校、民間企業2000社、7省庁の働き方改革コンサルティング実績を持つ。文部科学省「中央教育審議会」委員、「産業競争力会議」民間議員など複数の公務を歴任。2児の母。『男性の育休』(天野妙氏との共著、PHP新書)など著書多数。

「2023年 『先生がいなくなる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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