哲学書で読む 最強の哲学入門

  • 学研パブリッシング (2013年9月11日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784054058323

作品紹介・あらすじ

難しいイメージがつきまとう哲学。古代から現代に至る、そうしたさまざまな哲学を、それぞれの哲学者の名著から読み解く哲学入門書である。新進気鋭の執筆者陣が、哲学の面白さと深さを開陳。豊富な図版と併せて、だれもが哲学に親しめる、画期的な一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 1冊で古代ギリシアから現代までを網羅しているため、概念や理論の紹介は薄くはなってしまうが、哲学者のパーソナリティがよく理解できた。

  • すごく網羅的で書き方も平易で、良書だと思うのだけど、なんとなくこういった造りの本の功罪を感じてしまう本でもある。
    てのは、哲学者の思想をものすごく単純化して、その単純化したものに対して「ここは違う」とか「残念だ」とか断罪してしまう部分。
    ほんとはそんな単純なものじゃないんだろうけどなあと思いながら一意見として読むにはいいんだけど、本書を読む特に若い人なんかは、たとえば「そうか、バークリーっちゅうのは哲学者としてはアレなのか」みたいに思い込んじゃうかもしれない。

    てことで、コンパクトにまとめることの功罪を思う読後でございました。

  • p20
    ピュタゴラスが数学、音楽、天文学を重んじたのも、それらが調和を土台とする学問だったからだ。数学は調和を数によって表現した学問であり、音楽は調和を音で表現したものである。
    p26
    昼と夜、夏と冬、戦争と平和、満腹と飢餓。私たちにとってあらゆる物事は対立する現象として現れる。しかし、万物が激しく対立しあうからこそ、むしろそこに美しい調和が生み出される
    p63
    「悪法もまた法なり」ソクラテス
    p73
    形而上学:アリストテレス
    p97
    「オッカムの剃刀」という名の思考節約の原理によると、説明は簡単であればあるほど正しいとされる。さまざまな減少の原因、つまり因果関係を論じるのに、仮説はできるだけ単純で少ないほうがよい。
    p174
    しかし、夢の内容が無意識の欲望を表わしているといっても、その内容は歪曲され、偽装されている、とフロイトはいう。つまり、夢の内容は一見、無意識の願望とは無関係に見えるのだ。そして、その歪曲、偽装にこそ、無意識の秘密が隠されている。
    なぜ無意識に抑圧された欲望は、夢になる過程で歪曲され、隠されてしまうのか、もはや理解できるはずだ。それは、その欲望が社会規範や道徳、自尊心に反するものであるため、自分でも認めたくないからだ。
    p251
    それでは真きゃべりが重視する君主の心構えとは何か。それは「恨みを買わないこと」そして「軽蔑されないこと」だと彼は語る。

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著者プロフィール

1947年生まれ。哲学者、文芸評論家。著書に『「自分」を生きるための思想入門』(ちくま文庫)、『人間的自由の条件ーヘーゲルとポストモダン思想』(講談社)など。

「2007年 『自由は人間を幸福にするか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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