わたしはマララ: 教育のために立ち上がり、タリバンに撃たれた少女

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  • Amazon.co.jp ・本 (429ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784054058460

作品紹介・あらすじ

「すべての子どもに教育を」と訴え、イスラム武装勢力に銃撃された16歳の少女・マララの手記。本書は、テロリズムによって生活が一変した家族の物語でもあり、女の子が教育を受ける権利を求める戦いの記録でもある。世界24か国で翻訳の話題作!

感想・レビュー・書評

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  • パキスタンのマザー・テレサ。舞台は、ヒラリーの『困難な選択』、ミシェルの『マイ・ストーリー』とリンクする。オバマ政権においてパキスタンは犯罪国家のように捉えられていたけれど、パキスタンから見れば米国は敵性国。立ち位置を変えれば異なる風景が見えてくる。本には世界が凝縮されている。頭を撃たれた瞬間の感覚の描写が印象的。タリバンが彼女を撃ったことは、結果的に彼女のメッセージを世界に広めることになった。イスラムの世界においても女性も教育を受ける権利がある。世界には未だ小学校にも行けない子供が何千万人といる。学校に通う権利を奪われる子供が世界中に一人もいなくなるように。教育こそが平和な世界の礎となる。読後に裏表紙のマララと父のツーショットを見てじんときた

    • 松子さん
      コルベットさん、こんばんは(^^)
      『教育こそが平和な世界の礎となる』
      コルベットさんの感想にじんとしました。
      素敵なレビューありがとうござ...
      コルベットさん、こんばんは(^^)
      『教育こそが平和な世界の礎となる』
      コルベットさんの感想にじんとしました。
      素敵なレビューありがとうございます!
      2022/11/19
    • コルベットさん
      松子さん、ありがとうございます!嬉しいです(*^^*)
      松子さん、ありがとうございます!嬉しいです(*^^*)
      2022/11/20
  • 最年少でノーベル平和賞を受賞。
    私もいい大人なのに、正直中近東の事はまったく理解できない。
    この本を読んでも文化の違いも大きいけど、なんで争いばかり起きるのか本当に理解できない。
    そんな環境の中でも生きていかなければいけない人々がいる。
    マララのこの先の人生を見つめていきたい。

  • イスラム圏で頑張ってる女の子の話には妙に弱い。
    心ふるわされてしまう。
    というのも、自分が遠い国のちがう民族で今の生活にある程度安穏としていて明日の命はとりあえず安心、という立場にいるから。
    彼女たちを取り囲む環境が状況が一歩ずつでも平和になるように祈らずにはいられない。祈るしかできない。

    そんな国の中でこのマララは主張し、声を挙げてきた。差し挟まれた数々の写真がリアルで胸が痛くなる。

    マララが生き抜いてくれてよかった。 
    闘いは剣によってなされるものではなく、ペンによって切り開いて行かれる。
    マララはこれからもイスラム圏での教育の必要性を訴え続けてくれるだろう。

    読後、間をおかず「ソルハ」を再読。
    イスラム教についてタリバンについて知っておかなくてはという思いで。
    その国に住む彼女たちの生きざま、違う国だから知らなかったでは済まされないのではないか…。 

  • タリバンという名前はよく知っているし、ニュースや本でもよく聞いていました。
    9・11以降のイスラム圏とそれ以外の国での軋轢で、市井の人々が多く被害にあって、安全な生活が出来ていないであろうことは薄っすら感じていました。
    そんな中、タリバンに占拠された村で、女性への教育の大切さを訴え続けた少女が、スクールバスに乗り込んできたタリバンの兵士に頭を撃たれます。
    彼女マララは一命を取り留めますが、故郷の村へは帰ることが出来ず、亡命したイギリスで暮らしています。2014年にノーベル平和賞を受賞しました。
    イスラム諸国の情勢については複雑すぎていくら本を読んでも理解できません。ただ、原理的なイスラム教の中で、女性の権利が著しく損なわれている事は世界中の人が知っています。
    そして、彼女は政治的発言により11歳で命を狙われるという、日本では考えられない大人げない話です。
    女性が教育を受けることで地獄に落ちる、というチョット何を言っているのか分からないサンドイッチマンのコントのような状態ですが、これを多くの人が真剣に言っているのですから本当に驚きます。
    教育というのは国の柱です。子供のころは何でこんなこと習わなければいけないのかと疑問でしたが、知らないという事は、それから先に進めないという事です。選択しを増やし目次を多く作る事によって、色々な知識にアクセスすることが出来る。過去の巨大な知の中から既に通過して解決済みの問題をスルーして、そこから最短ルートを辿ることが出来る。過去に有った過ちから学び、より良い世界を構築することが出来る(実際は出来ていないが)。
    日本でも過去女性の参政権が無かったり、教育を受ける必要はないという風潮が有ったりした時代が有りました。もう遠い昔でその頃生きていた人がいない位昔ですが、今まさにそういう時代を生きている女性が無数にいるという事が信じられません。
    日本は欧米諸国からのインプットが有った事と、宗教的な縛りが非常に少ない為にスムーズに移行することが出来たのでしょうが、そもそも人間の生き方の規範を宗教で縛られている事で、システムを変えることが難しいのは分かる気がします。

    この本を読むとイスラム教がとても野蛮な宗教に感じられますが、「となりのイスラム」などと読むと非常に平和な宗教で、戦争によって教義を捻じ曲げられているだけだと分かります。悪いことをすると地獄に落ちるという事を非常に恐れているので、そもそも人に悪い行いをすることがあり得ないのですが、聖戦、聖戦士のような魅力的な物言いで、悪い人間を殺すことで、天国への道が拓かれるように錯覚させているのが本当の所だと思います。

    マララさんはあまりにもビッグネームになり過ぎ、アンチも沢山いる事でしょう。政治家のイメージアップに利用されることも考えられますが、まずこのような年若い少女が声を上げなければならない状況で、勇気を持って声を上げた彼女の事は絶対に認められなければならないと思います。

  • 私は、マララさんの信念や活動は素晴らしいと思っています。また、世界の女性の現状に憤りを覚え微力ではありますが活動をしています。

    という前提をあえて書いた上で、純粋に『読み物』として評価します。

    一言で言って、ものすごく読み進めるのが苦痛でした。どこまで彼女自身が書いたのかわかりませんが、、

    まず、パキスタンの歴史、マララさんの成長物語が長すぎます。撃たれた後の話になるまでに全体の8割を費やします。

    そして、彼女がいかにすごいかということが、周りの人に褒められた言葉とともにずっと綴られています。

    構成も拙く、この話、必要だった?というエピソードがあったり、唐突に話が変わったりします。

    個人的にはパキスタンの歴史も中途半端でした。本当に知りたくなったら専門的に書かれたものを読むので、話を進めてほしい。。

    彼女の虚栄心が見え隠れするのが、どんなにすごくても彼女はまた15歳の少女であることがわかり、ちょっとホッとします。

    インタビュー形式にするとか、他の方が書くとか、もっとあったんじゃないかなぁ。。素材が素晴らしいだけに残念。

  • マララの生き方に感動した。
    死ぬときは死ぬ。それは天命であり自分が決めることではない。自分は自分のやるべきことを果たすだけである。そう言い切る彼女に敬服する。
    信念を持ち、決して揺るがない。私も信念を持ってまっすぐ進んでいきたい。そして生かされたこの命を全うしたいと思う。
    この時代に生きていることを恵まれていると思っていたが、それだけではない。この本を読んで、日本に生まれこうして生きていることにも感謝した。

  • 「すべての子どもたちに教育を」と、タリバンに命を狙われながらも、
    活動を続けるマララさん。
    マララさんの勇気に心打たれました。
    私たち日本人は、教育を受けられることが特別だなんて
    思いもしないけれど、同じ地球上でも、国が違う、宗教が違うだけで、
    教育を受けることができない女の子たちがいる。
    ましてや、当然であるはずの教育を受ける権利を
    主張するだけで、命を狙われるなんて…。
    「ひとりの子ども、ひとりの教師、一冊の本、そして一本のペンが世界を変えるのです。」
    私たちにも何かできることがあるはず。
    これは、私たちに関係のないことではないのだから。

  • 最後の章を読んでいる間に目的の駅に着いた。30分近くホームに立ち尽くして読んでしまった。素晴らしかった。
    1年とすこし前、女の子がタリバンに撃たれたことは知っていた。その子が、女の子にも教育を、と声をあげて、タリバンが女のくせに、と怒って撃った。この本を読むまで、わたしの知識はその程度だった。

    そもそもタリバンがどういう組織なのか、パキスタンで暮らす一般の人たちは自爆テロや武装衝突が続くことをどう思って思っているのか、わたしは知らなかった。
    なんとなく、イスラム教徒のひとたちを遠く感じていた。身近にひとりも信者がいないというのもあるけど、結局は自分の無知だ。
    遠いと思っていた、イスラム教徒の女の子は、ふつうの子だった。暴力を怖くて悲しいと言い、なんで男の子だけ自由に遊べて女の子はだめなの、と考えた。ふつうでないのは、命を狙われてなお、立ち向かう勇気のあるところだった。本当に立派だと思う。

    この本を読んで、知らなかったパキスタンという国と、イスラム教がすこし近くなった。マララちゃんという女の子が大好きになった。
    それから、自分でもなにかしたいと思って、毎月継続で寄附を送る手続きをした。動かされたなあと思う。本当にいい本だった。読めてよかった。

  • いやはやすごい。自分が銃で撃たれた事実をここまで客観的に書けることに衝撃を受けた。学校では友達と一番を争ったというから、パキスタンにはこんな女性がたくさんいるんだな。本当の賢さとは何かを改めて考えさせられた。

  • 世の中には、今の日本では想像もできないような国が存在していることが驚きだった。ノーベル平和賞を受賞したことくらいしか知らなかったけど、パキスタンの日常にはにわかには信じられない部分もあった。平和な国に生まれた自分は幸せだと思った。当たり前すぎて気づかないことが身のまわりにはたくさんあることを忘れずにいたい。

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著者プロフィール

女性人権活動家。「女の子にも教育を、学校に通う権利を」と訴える。タリバンによる狙撃被害から一命をとりとめ、その後も教育のための活動を続けている。14 年ノーベル平和賞受賞。

「2020年 『マララが見た世界 わたしが出会った難民の少女たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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