- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784054061453
作品紹介・あらすじ
創立140年を迎えた警視庁が全職員に対してアンケートを実施。警察官目線で見た100大事件が決定した。本書では、警視庁の協力のもと、警視庁史に残る歴史的事件を紹介するとともに、時代ともに変遷していった警視庁の姿に迫る!
感想・レビュー・書評
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ニュースとドキュメンタリー以外、ほとんどテレビを見たない。
旦那がテレビ大好きなので一応、点いてはいる。だが、私に
とってはほとんどBGMに等しい。
それでも春と秋の特別番組の季節にはテレビの前に座っている
ことがある。「警察24時」みたいな番組だけは時間の許す限り
見ている。
市民の生活を守ってくれる警察官の姿は頼もしい。そのなかで
も日本の首都・東京を守っているのが桜田門。警視庁である。
2014年1月15日に創立140年を迎えたのを機に、警視庁全職員を
対象に行われたアンケート結果から、140年の歩みのなかでの
重大事件100のランキングを紹介したのが本書である。
特別展においては一般からもアンケートを募り、本書では
それぞれに一般で何位だったかも掲載している。
ああ、こんな事件もあったなと思い出すものもあるのだが、
意外だったのは第9位の西南の役。これぞ警察官目線の
ラインキングなんだろうな。私は思い浮かばなかったもの。
そして、ランキングに入っていなくて意外だったのが
1994年の井の頭公園バラバラ殺人事件だ。この事件、
公訴時効を迎えて未解決のままなんだよね。なんで
入っていなんだろう。私だったら選ぶんだけど。
それぞれの事件についての時代背景にも触れているので、
事件自体を知らなくても全編興味深く読める。
警察官が殉職した事件のみならず、警察官の不祥事も扱って
いるのがいい。
先日、アメリカで黒人少年を射殺した警察官が不起訴処分
となって暴動が起きた際にオバマ大統領が「日本だったら
こんな暴動は起こらない」と言ったとか。
いやいや。昭和の時代、日本でもいくつもの暴動が起こって
ますよ。電車や駅舎を燃やしたり、警察官に投石したり、
一般人を巻き込むようなテロ・ゲリラ戦でしたよ。あの
渋谷でバリケード炎上なんてのもあったし。
あ、見て来たように言ってますけど実際は成長してから
知った事件ばかりです。時々、年上の人から「その歳で
その事件を知っているのはおかしい」と言われますけどね。
巻末に警視庁の組織図や事件年表もあって、衝動買いした
割にはいい本でした。
一旦、警察官の不祥事があればマスコミが大きく取り上げる
けど、ほとんどの警察官は真面目に勤務に励んでいるのだよ
ね。本書でも取り上げられているが、電車に飛び込み自殺
しようとした女性を助けて、自分は命を落とした警察官も
いるのだもの。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
1~10位まではアンケートのコメントも一行3つくらい載っていますが
以降はなし
警視庁限定なので、こんなもんかな
事件の掘り下げもないので薄い内容
ただ警察官や自衛官、公務員の犯罪って
鬼の首を取ったよう報道されるけど
警察の殉職って、ひっそり
こんなに警官って殺されてるのかと驚いた -
警察の紋章をみてつい手に取った
あの事件が一位とは・・・