発達障害のわたしのこころの声 生活・仕事で困る理由&困らない工夫 (ヒューマンケアブックス)

  • 学研プラス
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784054061866

作品紹介・あらすじ

発達障害、相貌失認の著者は転職を繰り返しながら会社や日常生活では困ったことだらけ。言語以外によるコミュニケーションは苦手、人の顔が覚えられない、あいまいな言葉は理解できないなどのエピソードと解説で生きづらさや世渡り術をわかりやすく伝える。

感想・レビュー・書評

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  • 図書館で借りた。

    んんんーーーーー?
    首をヒネりたくなる箇所が多かった。
    これって、発達障害で苦しんでる人たちの参考になるの?

    だって、この人は、高校時代に2年間、海外でホームステイし、大学の法学部を卒業して、企業の法務部門に勤め、ニューヨーク州の弁護士の資格までとってる。
    転職を繰り返したとはいえ、会社の中で法務という専門職に携わったことは、この人にとって適した職場であったことが分かるし、海外勤務もこなしている。
    ゴルフ、ダイビング、ジム、ウォーキング、マラソン、食べ歩き、飲み会、読書、映画鑑賞、美術鑑賞など趣味は多数。
    結婚もして、家庭生活もキープしてる。
    ダイエットにも成功してる。

    これで、「コミュニケーションに問題を抱えている」と言われても、何のことなのか分かんない。
    発達障害じゃない人以上にコミュニケーションできてんじゃん、としか思えない。
    自慢話を聞かされてる気がして、イヤになった。

    発達障害の人の幼少期からの特徴が、マンガで分かりやすく、それも同じ症例が、繰り返し繰り返し、述べられているけど。

    職場での、他人の、あいまいな表現のせいで、その受け取り方に戸惑ってしまう、という問題点を示すために、ここであげられた具体例は、微妙すぎない?
    発達障害ではなくとも判断に困るような言動が典型的な実例としてあげられてて分かりにくい気がする。

    この人自身が発達障害だからなのだろうけど、伝えるべき情報のポイントがズレてる。

    この人は、幼い頃の生き難さ、成人してからの転職の多さ、職場での対人関係の難しさなど、さまざまな問題を抱えて精神科で受診したにも関わらず、普段どおりの地味すぎる格好で医者と対面すると「発達障害」と診断されてしまう恐れがあるので、わざと、ふだん着ないような派手な服を着て、医者と対面してる。
    自ら精神科を訪れながら、ふだんの自分と違う自分を見せることで、発達障害と診断されることを回避しようとする、という矛盾した行動をとってる。
    それと同じような矛盾が、この本の中には現れている。

    精神科医の星野仁彦と、患者で発達障害の、さかもと未明の共著のほうが、はるかに理解しやすかった。

    この本も、精神科医が主になって、患者である著者の視点を紹介していく形式にしたほうが、内容が整理されて良かったと思う。

  • 感想
    発達障害に気づく。そこからは工夫と知恵で乗り越えられる。得意なこと苦手なこと。誰しもが持っている。特別に考える必要はない。

  • ほぼ私の事だった

  • 916

  • 大人の発達障害

  • クローズで一般就労してること、二次障害からの診断ではないこと、にとても興味を持って読みました。
    私は二次障害からの診断だけど、
    職場のこととか人間関係のこととか、状況はほぼ同じで、
    でも、ADHD傾向がないことのほかは、ほとんど特性が違ってて、

    彼女の工夫のしかたや対処の方法は、私も似たようなことはやってるけど、
    彼女はそれよりもう一歩進んだことをやっていて、
    そうそう!それが知りたかったの!っていうのが、私にはとてもとてもよかった。

    数ある当事者本の中でも、
    抜群に文章読みやすかった。
    波長が合ったのかしら。本好きなこととか。

    私は適応障害まっさいちゅうで、
    しかも今回でにかいめ。
    その前に大うつもやってるし。
    彼女は異動で解決でしたが、
    私はどうやって乗り切ろうかと、
    参考にしながらも考え中です。

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著者プロフィール

成人になって発達障害と診断される。転職を繰り返しながらも定職に就く。

「2015年 『発達障害のわたしのこころの声』 で使われていた紹介文から引用しています。」

星野あゆみの作品

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