- Amazon.co.jp ・本 (199ページ)
- / ISBN・EAN: 9784054062931
作品紹介・あらすじ
前代未聞の「地方活性化WEBコミック」が待望の書籍化! 疲弊する地方都市「みのり市」を舞台に、「みのり高校地域活性研究部」が日々奮闘する姿を描く。描き下ろしエピソードやコラムも満載で、「地方創生」について考えるきっかけとなる一冊。
感想・レビュー・書評
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浅い。しかも画力が無いので、複数のJKが区別できない。
書きたかったコンテンツは、まあまあ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
漫画という情報量が限られる中で、よく纏めているいい本だと思う。ハコモノ行政、と言われるもののイメージを理解できたし、本来地域活性化なんて本来行政の仕事じゃない、議員の仕事、というのはその通りだと思った。
結局できることは、まず実態を知ること、面白おかしく興味を持たれるように発信すること、その上で、解決主体になるよう考え続けること、かな。 -
中高生が読むと未来につながって良いのかも。高校生の主人公たちの親世代が「第二次ベビーブーム」だということに驚き!(自分がもう親の世代なのだと実感した)
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簡単に読める、かつ、本質的な指摘
石破大臣もお薦めしていた本なので、楽しみに読んだ。
高校生が、まちの活性化を自分事化していく過程で、やりっぱなしの行政、頼りっぱなしの民間、無関心の市民という絶対に活性化しない地方の図式を見事に言い当てている。
地域活性化に携わる人間には、痛いところをつかれる本ではないか。 -
・地域活性化の本質は、「にぎわいで、カネを作る」こと。
「カネで、にぎわいを作る」ことではない。
・地域活性化は、その地域がお金を稼ぐことに尽きる。
ビジネスと同じ。
・失敗例
1)参加しただけで満足
2)補助金でとりあえずイベント
3)他の地域の事例を安易にまねる
4)ちょっと叩かれるとやめてしまう
・地域活性化のキーパーソン
「よそもの(客観視)」「わかもの(勢い)」「ばかもの(発想力)」
「きれもの(バックアップ)」 -
随所に和ませてくれる部分があり、楽しく読めました。
何らかの活性化に興味がある、あるいは実際に携わったことがある方なら、そうそう!とうなずきながら読める一冊だと思います。
フォーラムなどに参加することで、「何だか俺は活性化に携わっている気がする!」と思ったり、「SNSで発信すれば情報が広まるぞ!」と思ったり。
どれも僕の苦い経験でして、苦笑いしながら読み進めました。
こんなふうに思うのは僕だけかな?とも思いましたが、どうも歴史は繰り返されるらしいのです。
地方と名の付くものだったり、地方=地元(チト曲解ですが)と捉えると、ピンとくるものが出てきたリ…。
どっかの大企業みたいに(?)お金をふんだんに使えて、年がら年中イベントでもやれれば賑やかしにはなるかもしれませんが、カネなしコネなし(アイデアの)タネなしの中、どうするか…。
何のためにやりたいか?ということを大切かなと思いました。
無私の気持ちでその地方の活性化のためなのか、あるいはついでに名前も売れたらなと意識して取り組むのか。
僕は名前を売るというのがあっても良いと思います。
ただし、そこを自覚していないといけないと思うし、それを曖昧にしている例をよく見る気がするのです。
自分の名前を売る、あるいは利益を得ると宣言している方もいらっしゃいますが、それで良いと思います。
地方のためにといいつつ、実は名前を売りたいという野望が、僕は危険な気がします。
本書では部活を作るというところで終わっていますが、その後もブログで続いています。
http://minorikou.blog.jp/
どう続いていくのか、期待しながら見ています。
蛇足ながら、登場人物の名前が「羽鳥ほとり」「伊久澤いくの」のように非常に覚えやすく、名前を覚えるのが苦手な僕でも、すんなり頭に入ってきました。
ほとりのような明るい人、好きです(どーでもいい)。 -
家人から薦められて読みました。
ここ何年か、
住んでいる(&住んでいた)街のお店の方々と関わりを持ったり
街のFacebookグループに入っていることもあり
問題点も「あるあるー!」とすんなり入りやすいです。
漫画と解説ページの構成、というのも
入りやすい理由だと思います。 -
地域活性化の基礎知識を得るためにはいい本。地域振興事業に失敗した人の妹を説得するシーンは落涙の可能性すらある。
ただ、作者は学者でも公務員でも実際にまちづくりに携わっている人でもないため、専門的な話題はほとんどなく、世間話でも出てくるレベルのことしか語られない。理論的な話、実際の成功事例等か読みたいなら、他の書籍を読むべきであろう。