愛蔵版 水木しげるの憑物百怪

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  • Amazon.co.jp ・本 (295ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784054065154

作品紹介・あらすじ

ムーで1991~95年にかけて掲載され、1995年に書籍化された『水木しげるの憑物百怪』に未収録作品を加えた完全版。前回は、巻頭の数作品のみカラーで掲載したが、今回は、すべての作品をカラーとして掲載する。

感想・レビュー・書評

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  • 率直に言って頭おかしいと思った。『妖怪』ならともかく、『憑物』で百って。しかも上回ってるって。
    山本五郎左衛門町や鬼女紅葉、ネームド狸なんかは「ん?」と首を捻らないでもないが、差し引いてもすさまじい情報量。もちろん、絵も素晴らしい。
    図書館で借りた本だけれど、書店で見かけたら買いたい一冊。

  • 野干について山田野理夫大先生の本から引用したり、鳥山石燕の作った妖怪を紹介したり、アレなのだが、
     けっこう面白い。

  • 素晴らしい本です。この版型をなんと呼ぶのか知らないですが、ちょっと大きめの横長開きの製本で、左ペシにフルカラーで水木大先生の絵(これがとても質が良くてぢっと眺めていると嬉しくなって来る) そして右ペシにはその絵の解説。 ペジをめくることに「わぉ」って声が出ます。

    登場するのはかなりマイナーな憑物的もののけ達。 もちろんゲゲゲの鬼太郎に出演?しているような有名妖怪はここにわ一切出て来ない。 そもそもこれわ妖怪の本でわ無いのだそうです。そこが又良し(^^)。

    日本のあちこちに古くから伝わる「憑き物」のお話です。

    四国地方の登場比率がかなり多い。 もちろん我が故郷阿波徳島県三好郡も2話が載っています。 たぬきのお話が多いです。そう阿波讃岐あたりは狸話しの宝庫なのです。

    ぼく的には「金長」という近隣の町に住まわったたぬきの話が好きです。その0町にわ「金長まんじゅう」という銘菓まであり、これが結構おいしく全国的にも売れています。 あ、そんな商売じみたことを水木大先生が書かれているのでわ無いので誤解なきよう。 金長はあくまでボクのうんちくですので。すまぬm(_ _)m/

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著者プロフィール

水木 しげる(みずき・しげる):1922年鳥取県境港市出身。太平洋戦争に従軍し、戦地で左腕を失う。戦後、魚屋、輪タク屋、アパート経営などを経て紙芝居を描き始めたのち漫画家に転じる。講談社児童まんが賞、日本漫画家協会賞文部大臣賞、仏アングレーム国際漫画祭最優秀作品賞ほか受賞歴多数。91年紫綬褒章、2010年文化功労者。代表作に『ゲゲゲの鬼太郎』『悪魔くん』『河童の三平』『総員玉砕せよ!』『日本妖怪大全』などがある。15年逝去。

「2024年 『水木しげる厳選集 虚』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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