スター・ウォーズ ジェダイの哲学 フォースの導きで運命を全うせよ

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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784054065796

作品紹介・あらすじ

世界初!ジェダイの教えの核心に迫るすべてのフォース・ユーザーのためのバイブル。真の自分を見つける方法、ダークサイドの正体、人生にバランスをもたらす生き方など、銀河の守護者であるジェダイの深い知恵がわかる。フォースの導きで己の運命を全うせよ!

感想・レビュー・書評

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  • スターウォーズを久々に見返したのをきっかけに読んだ本。思った以上にいいこと書いてあって面白かった。

    バランス、というのが特に大きなポイントだと思った。善悪というものは絶対的ではないし、人の感情にもホワイト、ダークという二面のある。そんな中で如何にバランスを取るかというのが鍵。


    以下メモ
    ・得意なこと、幸せなことをやる、自分に一番しっくりくるものを、それが、フォースの導きを
    ・悲劇も人生の一部、苦しみは必ずある。
    ・ストームトゥルーパーのやうに、己を放棄してしまった者は、他者から利用される人生を歩まざるを得ない。
    天分があるのに、それを埋没させて他人の期待に沿って生きるのか、自分の思い通りに個性を生み出しながら生きるのか。
    ・やる、か、やらぬ、か。やってみる、などない。人は自分が信じていないことは達成できない。
    ・自分のどんな想念が、結果的に牙を向いてきたのか考えるべき。制御することを学べ。
    ・自分が何者かですら、自分が信じたものにほかならない。皇帝の右腕、機械であることを、受け入れたベイダーは自らそうなった。
    ・欲望、そして喪失への恐れは悪の木を育てる根である。
    何が失うと、以前はあったのに今はない、ということに意識の焦点が定まってしまう。本当は誰もが完全なる存在なのに、たった一つ無くなるだけで無性に満たされなくなる。全てが不幸だと思ってしまう。そんな欠乏感から生まれるのが欲望。
    ・恐れることは恥ずかしいことじゃない。その感情を否定せず、認めてあげる、さすれば恐れは開放される。恐れはダークサイドへ通じる。恐れは怒りへ、怒りは憎しみへ、憎しみは苦しみへ。
    ・感情はきみの本質ではない。入ってきた情報に対して判断を下した結果、きみの価値観が引き出したものである。
    ・相手を屈服させる力は、まるで自分の価値が高まったような錯覚をもたらす。自分に正義ありと信じているときは無敵になったような恍惚感が得られる。
    ・見返す、認めてもらう、といった行為は、誰かに傷つけられたくないという恐れの裏返しであり、反転攻勢に出た怒りのパワー
    ・人は立場や視点が変われば抱く感情も変わる。どういう立場を選択するか。ダークサイドは誰の心にも存在する。それを利用ふるかしないかは自分の選択。
    ・極端にどちらかによると歪みが生まれる。共和国も帝国も、長く続いた自然の流れで歪みが生まれた。
    ・何かをしようとする必要はない。だれかの役に立つ必要もない。ただ無心に自分であり続けてさえいればいい。
    ・条件次第でかわったり、ピークを迎えたら冷めていくような感情を愛とは呼ばない。これは快楽。
    ・無償の愛による行動はジェダイの生き方の中心にある。しかし一日中他者に尽くす無私の生活をする必要はない、ここぞという時にできるかが大事。
    ・愛もバランス、誰かに愛のエネルギーを注ぐなら、自分にも同等のエネルギーを注がないと調和が保てない。
    ・守るとは、境界をもうけ、分離を深めること。壁を築き的を生み出すことである。これは世界が有限だという考えに基づく。
    ・ジェダイは無限の立場をとる。全ての命は一つ。
    ・今この瞬間に集中する。未来に思いを馳せることは、恐れを抱く最大の原因になる。未来はこの瞬間によって決定づけられるし、誰にもわからない。
    ・常に選択の自由がある。できないと思ったら、単にできるという考えを選択すればいい。頭の中で完結すること。自分が受け入れた考えは徐々に潜在意識に浸透し、現実となっていく。進むべき道は直感で全身の細胞で正しいと感じた方向でいい。自分の選択であればそれは間違いにはならない。

  • 映画スター・ウォーズのセリフや場面を、「ジェダイの哲学」として物語の精神性を紹介する一冊。鍵になるセリフは日本語と英語が併記されていて、映画から切取った写真も多数。

    哲学が興味深いだけでなく、小さい頃に見たエピソードⅣ〜Ⅵのストーリーの細かいところを初めて知ることになり、また映画を観てみたいと思うことに。あのストームトルーパーが誕生した経緯と変遷は、初めて知った。

  • スターウォーズのジェダイの騎士に必要なエッセンスをまとめた物。ってかこれそのまま経典にできるレベルで我々が生きていくための知恵が詰まってると思う。ジェダイの精神て東洋思想的な部分がたくさんあると思うんだけどルーカスはよくここまで東洋思想を作品の中に噛み砕けたよなぁ...と思う。映画の中でも西洋人には「何でそんなことするの?」みたいな描写はきっと多いと思うんだよね。特に「愛」についての考え方は...そう考えるとエピソード〇のあれは...

  • 本書は大人気映画「スター・ウォーズ」を題材に、登場人物やストーリーを読み解きながら、人生を切り開くために大切なことを教えてくれるユニークな一冊です。

    一貫して映画の中の世界観で語られており、各作品の写真や名シーンも多く載せられています。

    スター・ウォーズファンの方なら、思わず手に取りたくなるのではないでしょうか。

    私が最も印象に残った一節を紹介します。

    「やる」か「やらぬ」かだ。「やってみる」はない。
    作中の登場人物であるルークが、師匠のヨーダのもとで修行をする場面があります。

    沼に戦闘機を不時着させてしまった弟子のルークに対し、ヨーダはフォース(※)を使って戦闘機を引き上げるように言います。
    (※)「スター・ウォーズ」作品における架空のエネルギーのこと

    しかしルークは、あんなに重い戦闘機を引き上げられるはずがない、石を動かすのとはわけが違うと言葉を漏らします。

    これを聞いたヨーダは次のように言い放ちます。

    『何も違わん!おまえの頭の中で違うだけじゃ。これまで学んできた価値基準を手放すことを学べ。』

    『「やってみる」はいかん!「やる」か「やらぬ」かじゃ。「やってみる」などない。』


    本書では、何事もやってみる、チャレンジすることは良いことだと書かれています。

    成功しても失敗しても、そこから学べることがたくさんあるからです。

    しかし、本気で何かを成し遂げるならば、「やる」という強い気持ちがなければならないといいます。

    「やってみる」とは、失敗することをあらかじめ織り込んだ態度であり、失敗に保険をかけたような思いを持ち続ける限り「やり遂げる」ことは難しいのだそうです。

    私はメンターから、「やる」と本気で決意している人の特徴を、
    ・すぐやる
    ・何でもやる
    ・できるまでやる
    のように、具体的に行動を起こしている人だと教わりました。


    ヨーダは、ルークの目の前で戦闘機を引き上げてみせました。

    ヨーダは手本を見せることで、「できない」と思い込むルークの心理的なブロックを打ち砕こうとしたのです。

    ポイントは、あることが実現可能だと「知る」ことなのだそうです。

    誰かが(特に自分にとって身近な人が)困難なことをやり遂げるのを見て、それが「できる」ことだと知ると、急に「自分にもできる」とイメージしやすくなるといいます。

    一度「できる」と知ってしまえば、難しさを気にして「やってみる」などと身構えることもなく、「やる」ようになります。


    行動が必要だとわかっていても、不安や過去の経験から、一歩踏み出すのをためらってしまう方も多いかもしれませんね。

    私はメンターから「一緒にいる人を変えて、考え方のくせを変えることが大切」と教わりつづけてきました。

    私が経営を学びはじめたとき、わからないことがたくさんありました。

    はじめの頃は、大きな結果をつくっている経営者の近くに、いつもいるように心がけてきました。

    そうすると、私の過去の経験にはない考え方の違いや、当たり前とする価値観の違いにたくさん気がつきました。

    メンターの「こうすればできる」という、考え方の前提を早く吸収して、事業の成果に結びつけてきました。

    どんな人と一緒にいるかで、自分の思い込みが変わり、行動が変わる。

    スター・ウォーズの世界を味わいながら、多くの学びを得られる興味深い一冊でした。

  • スター・ウォーズの世界を1つの神話の様に捉えてそこから学びを導き出す。
    ジェダイの生き方が学べる本。

  • 周知しない、手放す、バランス。
    為になった。

  • スターウォーズ好きにはたまらん

  • 『スターウォーズ』の名を借りた哲学書かと思いきや、むしろ逆で、映画の中に散りばめられた精神性や考え方について解説している本でした。 なので、ファンとしてはとても楽しく読むことができました。 他書を批判するつもりはないですが、『〇〇の法則』だとか『△△は現実化する』だとかを読むよりよっぽど有意義であるように思います。 特に、哲学書をあまり読まない人やスターウォーズファンの人なんかにとっては。 「どんな価値観も一度握らなければ手放すこともできない」 May the force be with you.

  • 【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
    https://opc.kinjo-u.ac.jp/

  • これでジェダイになれる!!
    かな?笑

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