生き残るための、独学。

  • 学研プラス (2018年6月5日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784054066502

作品紹介・あらすじ

環境に恵まれなくても、自由な時間がなくても、十分なお金がなくても、ひとり根気よく勉強を続けることで人生はランクアップできる!20代ビジネスパーソンのカリスマ・千田琢哉が、独学でゆるぎない教養と知的戦闘力身につけ社会で生き残る方法を説く!

感想・レビュー・書評

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  • 【感想】
    で、何を勉強するのか?といった、「独学のテーマ」を模索することがとても重要!
    もちろん仕事も大切だけど、人としての幅を広げる為に、何歳になっても勉強することが大切だと思う。

    また、本著の内容は独学だけではなく「どうやって独学のための時間を確保するのか」にもスポットが当てられている。
    時間の確保のために仕事の効率化を目指すから、本業の結果も伴うっていうのは非常に理にかなっている。
    本業で首が回らなくなるほど忙しくならず、継続を目標とし、終わりなき独学の修行を生涯続ける。
    そういうと中々しんどいイメージもあるが、生涯学び続けるということはとても大切なんだろうなーとつくづく思った。

    自分を振り返ってみると、読書を除けば勉強に費やす時間は殆どゼロに等しいので、やはり何かテーマを作って勉強しないといけないな。
    未来のことも考えつつ、まずは目先の問題として日々「独学」を行なってみよう。
    やって損する事なんて、決してないはず。知識は財産になるのだから。

    手始めに、TOEICやろうかな。


    【内容まとめ】
    0.独学力は、人生で最大の武器。

    1.孤独を恐れず、ガリ勉に徹する事。
    今のヘナチョコ集団とは無縁で、知力と体力を鍛えた者だけが、突出して抜け出せる!
    勉強し、己を鍛える事でしか、人生で本質的な逆転を起こす事はできない!

    2.忙し過ぎると成長しない。
    仕事は確かに大切だが、仕事だけに集中していては幅の狭い人間になってしまう。
    仕事の時間を圧縮し、捻出した空白の時間で勉強を没頭する事。
    決して仕事をサボって勉強しろって事じゃない。勉強のために猛スピードで仕事をして、空白の時間を確保する。
    空白の時間確保により仕事の質が上昇し、実力もアップする!

    3.あなたが継続する事さえできれば、周囲は勝手に脱落していく。
    勉強ができるということは、その人に継続力があることの証明なのである。

    4.勉強は頭の金庫に宝石を蓄積する行為。しかも、誰にも盗られない。
    人類にとって知恵こそが無限の富であり、誰にも盗られない唯一絶対の価値なのだ。

    5.1年で1分野ずつ勉強すると、「物知り」の仲間入り。
    サラリーマン時代から1年に1分野、新たに独学の分野を増やし続けている。
    ちょうど誕生日を境にその一年を区切り、年齢を重ねると同時に新しい勉強にチャレンジできる事が、この上ない楽しみ。

    6.自分の忘却パターンを把握する。
    長時間に一度で記憶しようとするより、短時間に分けて何度も繰り返した方が記憶に残りやすい。
    寝る直前に記憶した事を、翌朝すぐに復習すると記憶に残りやすい。
    すべて記憶できたら、その後の復習はあえて徐々に時間の感覚を広げて行う。

    7.口は災いの元、沈黙は金。
    自分で喋るのではなく、他人に喋らせてみる。
    会社で出世する極意の一つ。
    これさえ押さえておけば、少なくとも重要人物に余計な事を口走ったり、自ら墓穴を掘って出世の道が閉ざされる事はない。

    8.熱意は大声ではなく、静かにスピードで示してみる。
    本当の熱意とは、とても静かなものだ。静けさとスピードで決まるのだ。
    無駄な動きが少なくて、物静かで、仕事に取り掛かるスピードが猛烈に速い。

    9.取引先から、「うちに来ないか?」と誘われるのを目標に仕事をする。
    外見、発言、行動など、すべてが魅力的な人物になる方法を考えて、今いる場所で密かにそれらを実践し続けること。
    今いる場所で役不足と言われるほどに圧倒的な実績を叩き出し、社内よりも社外の評価を高める事こそが理想!!


    【引用】
    人生で大切な事を一つに絞れと言われたら、それは「独学力」である。
    独学力は、人生で最大の武器である。


    第1作執筆以降10年で、著作数は約150冊、累計部数は280万部。
    自分の興味の赴くままに好きな勉強を楽しみ、そしてその勉強で身につけた知恵と知識が新たな作品となり、多くの人々のお役に立つ。
    毎日ひとり書斎で勉強を続けながら、こうして幸せな知恵の循環を享受している。


    p21
    ・「アイツはガリ勉」と嫌われると、今いる場所から抜け出せる。
    今いる場所を本気で抜け出したいのであれば、その村社会から逸脱し、そこの住人たちに嫌われるくらいの覚悟が必要だ。

    孤独を恐れず、ガリ勉に徹する事。
    今のヘナチョコ集団とは無縁で、知力と体力を鍛えた者だけが、突出して抜け出せる!

    勉強し、己を鍛える事でしか、人生で本質的な逆転を起こす事はできない!
    人生は独学によって必ずランクアップできるようになっているのだ。


    p26
    ・忙し過ぎると成長しない。
    仕事は確かに大切だが、仕事だけに集中していては幅の狭い人間になってしまう。
    仕事の時間を圧縮し、捻出した空白の時間で勉強を没頭する事。

    決して仕事をサボって勉強しろって事じゃない。
    勉強をするために、猛スピードで仕事をするようになり、空白の時間を確保する。
    空白の時間確保により仕事の質が上昇し、実力がアップする!


    p33
    あなたが継続する事さえできれば、周囲は勝手に脱落していくから、自然にトップになれるだろう。
    勉強ができるということは、その人に継続力があることの証明なのである。


    p51
    ・勉強は頭の金庫に宝石を蓄積する行為。しかも、誰にも盗られない。
    人類にとって知恵こそが無限の富であり、誰にも盗られない唯一絶対の価値なのだ。


    p58
    ・勉強法は、科学である。
    独学で結果を出したければ、あなた「ならでは」の勉強法を、あなたが独自に研究しなければならない。
    「最も結果を出せる勉強法」を見つけて構築することも、独学のこの上ない楽しみ。


    p78
    ・英語と社会なら数年で「できる人」になれる。
    ほんの少し英語が話せれば、「頭が良い」と周囲にハッタリがかませる。
    英語と社会は、かつて挫折していても、再入門のハードルが低い。


    p88
    ・1年で1分野ずつ勉強すると、「物知り」の仲間入り。
    サラリーマン時代から1年に1分野、新たに独学の分野を増やし続けている。
    ちょうど誕生日を境にその一年を区切り、年齢を重ねると同時に新しい勉強にチャレンジできる事が、この上ない楽しみ。
    様々な分野を毎年掘り続ける事により、頭の中で複数分野が有機的に繋がる。

    また1分野を10年かけて勉強するのもこれまた楽しい。
    勉強すればするほどに、自分は針の穴ほどの事も知らないと気付かされ、その瞬間が実に快感なのだ。


    p103
    ・自分の忘却パターンを把握する。
    忘却パターンは人によって異なる。
    記憶力を高めるために必要なことは、自分の忘却パターンを正確に把握すること。

    ①長時間に一度で記憶しようとするより、短時間に分けて何度も繰り返した方が記憶に残りやすい。
    ②寝る直前に記憶した事を、翌朝すぐに復習すると記憶に残りやすい。
    ③すべて記憶できたら、その後の復習はあえて徐々に時間の感覚を広げて行う。


    p110
    ・コンサル本は、独学に使える。
    私たちが普段何気なく手にして読んでいる本は、途轍もない出版競争を勝ち抜いてきたものである。
    コンサル本は間違いなく著者の知恵の結晶だから、ビジネスの勉強をしたいなら読んで損をする事はない。


    p120
    ・お金持ち本は、自分の理想とする稼ぎ方をしている著者の本を読む。
    お金持ち本を読む時に注目すべき事は、その人のお金の稼ぎ方である。
    ダイレクトにあなたのマネー人生に活かしたければ、あなたが理想としているお金の稼ぎ方をしている著者のノウハウを参考にすべきである。


    p125
    ・自分で喋るのではなく、他人に喋らせてみる。
    会社で出世する極意の一つ。
    これさえ押さえておけば、少なくとも重要人物に余計な事を口走ったり、自ら墓穴を掘って出世の道が閉ざされる事はない。
    口は災いの元、沈黙は金。

    普段は物静かにしておいて、周囲に求められた場合に限り、鋭い意見をズバリと手短に述べるのが評価を上げるコツ。

    また、仕事で際立った結果を出しても、自分でそれを言い誇るのではなく、周囲の誰かに言及させた方がいい。
    きちんとした結果が出てさえいれば、たとえあなたが黙っていようと、誰かがあなたの代わりにそれを吹聴してくれるはず。


    p130
    ・熱意は大声ではなく、静かにスピードで示してみる。
    本当の熱意とは、とても静かなものだ。静けさとスピードで決まるのだ。
    無駄な動きが少なくて、物静かで、仕事に取り掛かるスピードが猛烈に速い。

    他の連中がウダウダ言っている最中に、とっくに終わらせて時間を持て余している。
    その持て余した時間で未来の種蒔きをして、さっさと帰って勉強する。
    勉強するからあたまがよくなって、ますます効率的な仕事のやり方を生み出し、試す。

    この正のスパイラルを人生のスタンダードにするか否かで成功は決まる!


    p147
    クライアントの心を打つ仕事をしたいなら、企画が通ってからが本番だと考えるべき。
    企画が受注できて安心し、報告書を単なる手間だと考えず、依頼案件の成果物である報告書の方に重点を置く!


    p165
    ・人生の幅を広げたければ、あえて自分とは異なる価値観の著者の本を読む。
    あなたが独学を続けていくと、多くの場合、途中で行き詰まる。
    自分の価値観で学び続けていれば必然的に壁に突き当たり、その道が行き止まりだと感じる瞬間が来るのも当然だ。

    どうすれば、壁に乗り越えて次の道を切り拓けるのか?
    それは、自分がこれまでやらなかったことに挑戦してみることである。
    暗闇と思えたその道に、別の角度から光を当ててみよう。
    異なる価値観に触れる事で、自分の器は更に広がる。


    p177
    ・取引先から、「うちに来ないか?」と誘われるのを目標に仕事をする。
    外見、発言、行動など、すべてが魅力的な人物になる方法を考えて、今いる場所で密かにそれらを実践し続けること。
    今いる場所で役不足と言われるほどに圧倒的な実績を叩き出し、社内よりも社外の評価を高める事こそが理想!!


    p187
    ・英語が苦手な人はTOEICから始める。
    何をやってもモノにならなかった人なら、TOEIC点数アップのための勉強こそが最も報われやすい努力だ。

  • 千田さんは読者のモチベーションを上げるのが本当に上手いと思う。いま勉強している人だったら、さらに勉強しよう!という気になるし、まだ勉強していない人なら今すぐ勉強を始めたい!とまんまとなりそう。飲み会で騒いだり沢山の人と出会うよりも、ひとりで読書や勉強をすることが好きな人間を肯定してくれる本。

  • フォトリーディング&高速リーディング。
    10冊目の千田本。

    面白かった。久々でよかったが、連続して読むとなんだかお腹いっぱいになってしまう著者。たぶん栄養満点の珠玉の言葉が、当たり前になって慣れてしまうからかもしれない。それゆえに久々に読めて色々考えさせられた。

    星四つ。

    下記に付箋を貼った個所の要約をのせる:

    31-33:1000時間続ければ素人レベルのトップになれる。続ける事で自然と抜きん出る。周りは続けることができない。それゆえ続けると、それだけで抜きん出てくる。

    88-90:一年で一分野勉強するだけで、自然と物知りになる。10年で10分野の分野を勉強すると、自然と知識が繋がる不思議を体験できる。

    127:うわさ話に加わらない事。うわさ話のベクトルは常に下から上。うわさ話をして居る時点であなたは下にいると気付くべき。
    そこから這い上がりたければ、とにかくその話の場から出る事、くわわらない事。

    157:他人の失敗を笑う人は、ものの見方が上から目線である。この様な人は常に人をあざ笑う対象とし、それを死ぬまで続けることになる。誰からも学ぶことのない一生を過ごし、成長がない。常に同じような環境、同じ場所にいることになる。

    208-209:お金は常に下から上に流れる。お金を払う必要がある人が、お金を受け取る能力のある人に支払う。医者や弁護士などが良い例。お金を得たいのならそのような付加価値を提供できる人になる事。相手が喜んで自分の無いところを、あなたによってお金を払ってでも埋めたいと思う様な人になる事。

    235:姿勢の正しさ(森信三氏の言う「立腰」)は精神も立たせる。見た目の問題だけではなく、内面も腰を立てることによって正される。人目を惹くほどの姿勢の正しさを目指す事。出会って他人が憧れるほどの、生きる姿勢の正しさを示す事。

    ☆:「心の師を持つ事」という様な文脈で、自分が非難されても「師」が非難されたと思うとダメージが少ない、という様な事が書いてあった。キリスト者として納得。キリストのように生きたいと思い、自分の信仰を世に語る時、たくさんの非難や嘲笑を受ける。しかし師がキリストであるなら黙って耐えられる。むしろ耐えるべき。それとおなじことをこの著者は言っている。付箋を貼り忘れた。

  • 主に1章、2章が今後の独学の参考になりそうだったので、ためになりました。
    千田先生のお言葉がとても、私は励みになり、活力を与えてくれます。

  • 知り合いにおすすめされて読んだ著者の本。

    強調してあるところがあり、すぐに読み終わる本。

    人生をランクアップさせたいなら、ガリ勉になろう。
    学生時代に出遅れた分は、社会に出てから独学で取り戻す。
    などなど
    名言

  • 今まで、自分とはあまりにもかけ離れた人をモデルにしてきてしまったと反省
    より自分に近い成功モデルを探し、努力を積み重ねていこう

  • いつものことだけど、この作者の本は読みやすい。将来のためにももっも勉強に時間をかけようと思った。仕事も大事だけど、仕事をただするだけでは成長しないのは納得。仕事以外の時間を自己成長のためにも有効に使わないといけないな、と思った。

  • 独学の基本は読書である。

  • 独学の大切さとそこから得られるメリットをいくつかの分野で紹介してくれる。正直ひとつひとつは浅いし、好きじゃない考え方も含まれて入るが、モチベーションが上がる考え方も含まれるので選別して読むといいかも。

  • 共感するところもあったが、よくある独学本というイメージだった。文字が大きいので流し見しやすかった。

  • まずは1000時間目指して、専門分野を見つけたくなりました。個人的に少し行き詰まりを感じていましたが、学べる環境があるということは幸せなことなんだなとも感じました。学びを深めたくなる1冊です。

  • うーむ
    独学と言うよりも、生き方自己啓発本みたいな

  • 久々の自己啓発本。

  • とても読みやすかったです。
    勉強する姿勢を大切にしていきたい。

  • 世の中には学べることが沢山あります。
    生きていく中で、学ぶ事を辞めてしまう勿体無さを感じました。

    人生日々勉強。

    人生を、色んな世界を知って生きていきたいと思いました。

  • 真似本と教養本使い方が印象的

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著者プロフィール

愛知県生まれ。岐阜県各務原市育ち。文筆家。東北大学教育学部教育学科卒。日系損害保険会社本部、大手経営コンサルティング会社事業企画本部・企画室・統括室等を経て独立。コンサルティング会社では多くの業種業界におけるプロジェクトリーダーとして戦略策定からその実行支援に至るまで陣頭指揮を執る。保険業界では業界紙「保険毎日新聞」「新日本保険新聞」等で1ページ独占連載記事を長期間担当して脚光を浴びた。のべ3,300人のエグゼクティブと10,000人を超えるビジネスパーソンたちとの対話によって得た事実とそこで培った知恵を活かし、“タブーへの挑戦で、次代を創る”を自らのミッションとして執筆活動を行っている。著書は本書で182冊目。音声ダウンロードサービス「真夜中の雑談」、完全書き下ろしPDFダウンロードサービス「千田琢哉レポート」も好評を博している。

「2025年 『39歳までに知っておきたかった100の言葉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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