- Amazon.co.jp ・本 (164ページ)
- / ISBN・EAN: 9784054066656
作品紹介・あらすじ
43集で片恋にひとつの区切りをつけた、主人公のチッチ。スウェーデン留学中のサリーを想いながら過ごす、その後のチッチの日常を描きます。親友のとん子や松木さんとの交流、チッチが心ときめく新しい登場人物も!!
感想・レビュー・書評
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職場の「読書のすすめ」。
サリーは、帰ってくるのでしょうか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
町田で開催されていた「みつはしちかこ展」に行き
本書の存在を知った。購入していた実家で読んだ。
みつはしちかこ展では季節と心情を詠んだ詩に
心動かされたが、やはり単行本を手にすると
物語を追っている。
君がいたなんでもない日々、季節と、君がいない日常。
まわりを心配して心を落ち着けたり、羨んだりする日々。
なんでも望むものが手に入り(やすい)便利な現在、
割り切って断ち切ることも一つの価値観
多様化として認められ、過去の美徳も古びて
時代遅れとなり、リアルを失う中に
シリーズ、一冊を通して受ける印象は
現実には残っているのに、何かを引きかえに
目をつぶって無かったことにしている
「もどかしさ」か。
その、自分で望むようにならない、でも望み続ける
希望にあふれた未来に思いを馳せて
次巻、あるとき訪れるであろう結末を目にしたいのだ。 -
あとがきに大病をされてから思うように
絵が描けなくなってしまったそうでです。
けれどチッチのためにも、読者のためにもという思いから
絵が描けるようになったとあったので
特別な思いがしてしまいました。
今までのコミックは読んだことはないですはが、
他の作品を新聞の連載などで読んでいたので
久しぶりにまた読めて懐かしく嬉しい思いがしました。
昔と変わらない絵のタッチとほんわかとしたストーリーが
とても良かったです。
高校生時代の事を思い出して甘酸っぱい思いや
懐かしい思いなど色々と巡りました。
こんなのんびりな日常と友達思いな人達との
関係に日常を忘れさせて癒されました。
またのんびりとしたい時に再読したいと思います。
またいつになるか分からないですが、
みつはしさんの体調が良くなったら
この後の作品も読んでみたいです。