- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784054066755
作品紹介・あらすじ
貯蓄よりも投資。これは現代ビジネスパーソンにとっていまや常識である。20代がやっておくべき”投資”について著者・千田琢哉は断言する。「お金は勉強と環境に投資せよ!」使えば使うほど人生が最大化する、本当のお金の使い方を大胆かつ実践的にコーチ!
感想・レビュー・書評
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【感想】
千田琢哉さんの書籍は、読んでいて気付かされたり、非常に納得するフレーズが本当に多い。
・損をした原因はすべて自分にあるという事実を正面から受容し、徹底的に分析する。
・いい顔をして与えすぎてはいけない。相手があなたに感謝しないのは、相手の責任ではなく、あなたの単なる自己満足だったからだ。
・圧倒的実力をつけた上で、あえて少しだけ負けてあげることは、この世で最高の処世術だ。
・膨大な時間をかけて、あれこれと試行錯誤を続ける修養こそが、教養を磨くという行為なのである。
・周囲の雑音に対して、いちいち過剰な反応をしていないだろうか?あなたの周囲はそうやって過剰な反応をするあなたを見て楽しんでいるのだ。
などなど、一部抜粋しただけでも非常に共感するポイントが多いなと思う。
むしろ、学んで取り入れたい項目や情報量が多すぎて、絞って実践することが大変なくらい・・・
相手のせいにしたり、何かにイラつくのではなく、自分自身と向き合うことが大切なんだなと改めて思う。
1番の味方でもあり、1番の敵でもあるのは他でもない自分自身なのだから。
というか、他人に対して胸を張れる人間に、少なくとも現時点ではなれていないのだから。
お金の使い方も含めて、人生をどのようにしてより良いものにするのか。
そんな思いが詰まった珠玉の1冊でした。
【内容まとめ】
1.お金を愛することと、お金を手放すことは、相矛盾する行為ではなく同じ行為なのである。
遊びにお金を使い、ビジネスに活かす。これも立派な「投資」である。
2.損をした原因は、自分自身にある。「損をした」と何かを恨んでいるだけでは、いつまで経ってもあなたの人生は好転しない。
結局すべての原因は、ブーメランを投げたあなた自身にあるのだ。
損をした原因はすべて自分にあるという事実を正面から受容し、徹底的に分析する。
3.最初から大金を払わない。
金払いのいいお客様より、なかなかお金を払わない難易度の高いお客様のほうが、丁重に扱われたり質の高いサービスを提供されるもの。
「金払いのいいお客様」と見られるのではなく、完璧にサービスしないとお金を払わない「厳しいお客様」という印象を与えたほうがいい!
4.人生において膨大な移動時間に、地道な独学の積み重ねができるかどうか。
移動中も勉強できるように工夫を凝らす。音声+ワイヤレスヘッドホンで学習すること。
筋トレや掃除しながらでも学習し続けられる!
5.職住近接、職住一致を実現させると収入がアップする。
6.いい顔をして与えすぎてはいけない。
次第にそれが当たり前になり、感謝しなくなってしまう。
子供の教育だろうが恋愛だろうが、友情だろうが家族だろうが、何でもいい顔をして与え過ぎてはいけない。
7.圧倒的実力をつけた上で、あえて少しだけ負けてあげることは、この世で最高の処世術。
人間は自分よりも「ちょっとバカ」な相手が大好きである。
しかし、あえて「ちょっとバカ」と思わせるためには、相手よりも利口でなければ不可能だ。
8.厳しく自己分析ができているプロは、どの世界でも腕利きが多い。
9.周囲の雑音に対して、いちいち過剰な反応をしていないだろうか?
あなたの周囲はそうやって過剰な反応をするあなたを見て楽しんでいるのだ。
【引用】
人生を大きく変えて飛躍した長期的な成功者たちは、一人の例外もなく、お金を勉強と環境に使っていた。
p24
・お金はブーメランである。
大切に貯めたお金を手元に置くことに執着するのではなく、本当に欲しい物のために惜しみなくお金を手放すこと。
お金を愛することと、お金を手放すことは、相矛盾する行為ではなく同じ行為なのである。
p29
遊びにお金を使い、ビジネスに活かす。
これも立派な「投資」である。
p38
・損をした原因は、自分自身にある。
「損をした」と何かを恨んでいるだけでは、いつまで経ってもあなたの人生は好転しない。
結局すべての原因は、ブーメランを投げたあなた自身にあるのだ。
損をした原因はすべて自分にあるという事実を正面から受容し、徹底的に分析する。
同じ過ちを繰り返さないのはもちろんのこと、類似問題にも対応できるように想像力を働かせる。
p53
・最初から大金を払わない。
金払いのいいお客様より、なかなかお金を払わない難易度の高いお客様のほうが、丁重に扱われたり質の高いサービスを提供されるもの。
「金払いのいいお客様」と見られるのではなく、完璧にサービスしないとお金を払わない「厳しいお客様」という印象を与えたほうがいい!
相手に対して影響力を発揮したいのなら、気前よくお金を払ってはいけない!
p64
・本業で一流の人から徹底的に学ぶ
あなたが本気で一流を目指しているのであれば、実際にその仕事で一流の実績を出している人から学ばなければならない。
p94
・人生を変えたければ移動時間に勉強しよう。道具はケチらないことだ!
移動中も勉強できるように工夫を凝らす。
歩きながらや、満員電車ではさすがに読書は難しい。
その時は、音声+ワイヤレスヘッドホンで学習すること。
筋トレや掃除しながらでも学習し続けられる!
人生において膨大な移動時間に、地道な独学の積み重ねができるかどうか。
それは大きな差として顕れる!!
人生の移動時間の全てを勉強と仕事に充てさえすれば、確実に自分の人生は変わる!!
p102
・職住近接、職住一致を実現させると収入がアップする。
何より大きかったのは、妥協なき睡眠。
全身の細胞に栄養が行き渡り、生命力が漲ってくるのがわかった。
次に職住一致だが、「自宅が職場になるなんて気持ちの切り替えができない」と言う人がいるが、それは嫌いなことを仕事にしているからだ。
起きている時間を最大限に活用したければ、睡眠の質を高めるしかない。
睡眠の質を高めるためには、どれだけお金を使っても無駄にはならない!
p114
「時間は命の断片であり、その時間を一緒に共有したくない相手とは関わりたくない。」
あなたの貴重な時間とお金を使う価値がある相手とだけ付き合おう!
p132
・いい顔をして与えすぎてはいけない。
次第にそれが当たり前になり、感謝しなくなってしまう。
それどころか、与えなくなった時に文句を言ってくる始末。
子供の教育だろうが恋愛だろうが、友情だろうが家族だろうが、何でもいい顔をして与え過ぎてはいけないのだ。
相手があなたに感謝しないのは、相手の責任ではなく、あなたの単なる自己満足だったからだ。
分かち合うことは尊い行為だが、相手が軽く感謝する程度のお裾分けがちょうどいい塩梅だ。
p148
・圧倒的実力をつけて、あえて少し負けてあげる。
綺麗事を抜きにしてありのままの事実を述べると、人間は自分よりも「ちょっとバカ」な相手が大好きである。
しかし、あえて「ちょっとバカ」と思わせるためには、相手よりも利口でなければ不可能だ。
圧倒的実力をつけた上で、あえて少しだけ負けてあげることは、この世で最高の処世術だ。
p176
お洒落に限らないが、厳しく自己分析ができているプロは、どの世界でも腕利きが多い。
p186
・歳を重ねても寄り添い続けたければ、教養を磨き続ける以外に道はない。
相手の長所に注目して惚れ続けようとする姿勢も大切だが、それと同時に相手から惚れられ続けるための努力も欠かせない!
p188
・膨大な時間をかけて、あれこれと試行錯誤を続ける修養こそが、教養を磨くという行為なのである。
若い頃から教養を磨き続けなければならない。
なぜなら教養とは、1年や2年で身につくお手軽なものではなく、10年や20年単位で少しずつ塗り重ねていく地道な作業の賜物だからである。
そして、一生かけても、あなたの教養が完成する瞬間は訪れない。
p203
・貯金で安定を手に入れたら、残りのお金で挑戦しよう。
貯金は、何億円、何兆円あっても歯止めがきかないもの。
最低限の貯金を確保した上で、そこからはみ出たお金は、きちんと自分の成長に使う意識が大切だ。
p221
周囲の雑音に対して、いちいち過剰な反応をしていないだろうか?
あなたの周囲はそうやって過剰な反応をするあなたを見て楽しんでいるのだ。
人は長期間にわたる努力をして自分の格を上げるよりも、身近で努力している人の格が上がらないように足を引っ張るほうが楽なのである。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
タイトルに惹かれて読んでみました。
この本では特に新しく得る物はなかったかなと思います。
それはそうだろうな。という内容や、他の本でもよく書かれている内容ばかりでしたので、それほど深く読むこともなくすぐ読み終えました。
著者の考え方はとても良いと思いますが、具体的な人物や科学的な根拠がほとんどなく抽象的な内容だなと感じました。
ある程度お金に余裕がある人向けの本なのかなとも感じました。
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自分の格を上げるには日々勉強するしかない。
本を読むのはいいって著者は言っている。
今まで本を読んでいて読んだ後に何も残っていなかったら、読む意味はないとか、少ない数の本を何回も読む方がいいとか書いてるのがあったから混乱していたので、本にお金をかけてもいいし、ケチるとダメってことが分かった。
先天的な運は、変えられない、そもそも生まれた時からスタートラインが違う。
でも、後天的な運(運命)は変えられる、努力次第でいくらでも変えられるんだ。
なら運命を良い方向に持っていけるように努力がしたいと思った。 -
・最強の投資は本への投資である。
・まずは専門分野から、そこから拡げて勉強をしていくべき
お金は環境と勉強、本に投資していこう -
この著者は個人的にあまり好かないのだが、本書の内容は新たな自分の刺激になった部分もあったので読んで良かった。
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読書に投資したい
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お金の使い方
株や不動産買うのでなはく
抽象的な言葉で濁すことも多い
ぼやっとしてない
ズバリ、こう使え
1本
本以上に知識を得られるものはない。
無料で多くの情報を得られる世の中だが、身銭を切ったものであれば、勿体ない精神から真の勉強になる。
2ワイヤレスイヤホン
通勤、移動中の勉強に最適。
移動しながらでも学ぶことができる人とそうでない人の格差は大きくなっていくばかりだ。
またノイズキャンセリング機能があれば勉強環境も得られる。
3睡眠環境
寝具を整えるのも良いが、一番は職場から近い賃貸を借りるのがよい。 -
成功したければこうお金を使え、という感じの本
「人生を変える」というタイトルから勝手に「幸せになる」ためのお金の使い方を期待してしまった
ちょっと今の自分が求めてたのと違ったなあ、という感想 -
成功者は、一生学び続けている。一流の先生は、超一流の先生の生徒でもある。自己投資がブーメランのように自分に戻ってくる。本はとても安い投資先。環境と時間にお金を使え。付き合う相手も正しく選択する。容姿、健康、頭脳に積極的に投資する。損得で価値を判断しない。損も一つの勉強である。損をしない人生などない。
お金の正しい使い方がよくわかった。 -
人生最大の投資は勉強だということ。これから、人生最大の自己投資をする為に第一歩を歩み始めたばかりなので、背中を押された。
一番印象に残ったのは、最後の章。
究極のお金の上手な使い方とは、死際に何も物が残ってないこと。
死際に何も物が残っていない状態こそが、最も美しい人生なのだ。
形のないものにいかにお金を使えるかが、その人の知性なのだ。知性がなければ、形のないものにどうやってお金を使えば良いか分からないだろう。つまり、死際にお金も物も残っていなかったということは、それだけその人の知性が高かったということなのだ。