「いい人」をやめる脳の習慣

  • 学研プラス (2018年11月27日発売)
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  • 本 ・本 (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784054066854

作品紹介・あらすじ

「いい人」をやめると、脳がブルブル動き出す!他人の目に意識を向けず、自分のために脳を働かせれば生きるのが驚くほどラクになる。ムダな我慢をあっさり捨てて、自分の人生を充実して生きるための茂木式・ポジティブ人生操縦法!

感想・レビュー・書評

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  • 2018.12.08読了

    ★★いい人=自分の意見、価値観を持っていない人なので、まずは小さなことでもいいから自分の意見を考えて表明するくせをつける。
    →自分で考えず、指示待ち的な思考を持ってるのはダメ。

    ★★他者から与えられた課題を自分の課題に翻訳できれば、自分ごと化して動ける。
    →毎度毎度お願いされるタスクがあって、めんどくさいからそれを自動化したろう!とか思って取り組むときのテンションと同じやとおもう。それやったら、自分ごと化できる。やらされ仕事はモチベーション的によくない。

    ★自分が思ってるほど、人は自分に興味がないので、相手に嫌われないように力を使うのは無駄

    ★自分だったらどうするか、どうしたいかっていうのを常に考える癖をつける。

    ------

    ・いい人をやめた自分を評価してくれる人にさらに評価されるにはどうしたらいいかの方が万人から好かれるより大切

    ・周囲から浮くのではなく、埋没することを恐れるべき

    ・どうすればその状況を自発的に楽しめるか考える

  • 茂木さんの人柄、発言、行動には何かしら尊敬できるところがあるのでこの本を手にとってみましたが、特に真新しい発見はありませんでした。

    印象に残っているのは「帝国ホテルってすげーなああ」くらい。

  • 「いい人」になりたいと思う瞬間が、日常ではよくある。誰かと繋がりたいと考えるのであれば孤独タイムを充実させる、その通りだ。

  • ★自分なりの紹介文
    いい人をやめる、それは悪い人になれということではない。
    自身が人生のCEOであり、茂木氏の経験と専門的観点から、そうあるための方法(といっても自分の心持ち次第なものも多い)が述べられている。
    この本を手に取った時点で、いい人=それだけではダメだと自覚しているからであり、抱いていた漠然とした不安を言語化してくれている部分も各所にあった。

    ★おすすめ度
    60点
    いい人を分析してくれていて、自分自身を客観的に見つめ直せる。
    言うのは簡単で、行動に移すのはそう簡単ではないことが実際のところ。そんな理想論が多かった。

    ★気になったキーワード
    ①自分をさらけ出すこと=今の自分の欠点と向き合ってみること。欠点の側に長所があることが多い。

    ②個性、自分らしさ、ユニークさ

    ③期待に応えようとする=他人本意。期待を超えようとする=自分本意。このシフトチェンジが必要。前者は感謝される。後者は感動される。

    ④石田三成の三献茶

    ⑤イエスマンは感謝されても尊敬されない。

    ⑥Yes andの精神

    ⑦時代の最先端を生きることは、誰も正解がわからないことを常に追い求めること。

    ⑧自分が人生のCEO。

    ⑨オタクになれ、手抜きを覚えろ。

    ⑩150人が関われる人数の限界。

  • ・いい人を我慢して続けても本当委の意味での信頼関係は得られない。
    ・成功者とは脳の抑制から自由に行動できる人
    ・他社から与えられた課題を自分で作った課題に翻訳することができれば、脳はそれを「これは自分自身に意味のある課題だ」ととらえる。
    ・人によっていうこと、やること、付き合い方を柔軟に変えることができるということは、相当に気配りができて頭がいいということの証明
    ・仕事をするということは文句を言われるということだ。
    ・この状況でどうすれば楽しめるのか どんなことでも自分の学びや成長の機会にする
    ・脳の神経回路は楽観的に物事をとらえることで活性化され、潜在能力が発揮されるという性質を持っている
    ・セルフブランディングを成功させるためには、社会や周囲に対して、自分がどんな価値を提供できるのか、どんな貢献ができるのかを、他人の評価ではなく、自分自身が責任をもって発言、行動することによって明確になる。
    ・時代の最先端を生きることとは、「誰も正解がわからないことを常に追い求める」という生き方ではないか。

  • 『「いい人」をやめる脳の習慣』(著:茂木健一郎)

    付箋部分を抜粋します


    ・固定観念にとらわれることは人生の後退を意味するのです(p46)

    ・なぜ、他人の期待に苦しまないとのでしょうか?
     それは、期待とは「応えるもの」ではなく「超えるもの」なのだと考えているからです(p65)

    ・相手の期待に応えれば、感謝はされてもそれきり何も生まれない。
     相手の期待を超えれば、感動が生まれる(p68)

    ・「意味を与えるのは他人ではなく、常に自分なのだ」(p70)

    ・「いい人」でいるということは、ぼんやりした灰色でいること(p82)

    ・他人から批判をされるということは、あなたが何かをやっている証拠でもあり、前に向かって歩こうとしている
     証明でもあるのです(p94)

    ・何が正しくて何が間違っているのかは、誰にもわかりません。
     ですが、人はいつか何かを決断し、勇気をもって行動しなくてはいけません(p103)

    ・個人の自発性や自由な創意工夫を前提にした組織運営のほうが、より強い個や組織をつくりあげるということは
     間違いありません(p108)

    ・人間の脳というのは、細かく指示を出されれば出されるほど、自分の頭で物事を考えなくなります。つまりは思考停止に
     陥っていきます(p109)

    ・まずポジティブに物事を考える習慣をつけること。なぜなら、前向きに考えることに対して、脳は自ら行動を起こすように
     できているからです(p110)

    ・「この状況をどうすれば楽しめるのか」という意識を持ちさえすれば、どんなことでも自分の学びや成長の機会に
     することはできる(p117)

    ・脳の神経回路は楽観的に物事を捉えることで活性化され、潜在能力が発揮されるという性質を持っているからです。
     人間関係に限らず、あなたがさまざまなチャレンジを続けていく際に、笑顔でいることは大変重要なのです(p127)

    ・社会や周囲に対して、自分がどんな価値を提供できるのか、さらにはどんな貢献ができるのかを、他社の価値にぶら下がるのではなく
     自分自身が責任を持って発言、行動することによって明確にすることです(p133)

    ・「いま、ここ」に集中したとき、自分の感情や心の声に気づくことができ、脳の中で自然にメンテナンスが行われて
     頭も心も体もリフレッシュできる(p147)

    ・私は、正しいといわれる行動を1回しかしない人よりも、間違った行動を100回する人のほうが、絶対に学びが多いと
     考えています(p185)

    ・「自分が自分の人生の経営者なんだ」という感覚をぜひ持ってみてください(p191)

  • 2019年5月30日 茂木さんの講演前に読了。

    相手の意見に肯定した後、自分の意見を言う
    相手の期待以上に感動が生まれる
    人間関係の継続には相手の顔を立てる
    オタク力
    欠点のすぐ側に長所がある

    講演前のお食事会では、知識、人脈、軽快なトークに圧倒されました。

    本にサイン頂きました!
    またお会いしたい方です。

  • 他人の期待は応えるものではなく超えるもの

    人間関係でも自分の事だけ、他人を見ていない気がするからいい人をやめた方がいい。

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著者プロフィール

脳科学者。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。慶応義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科特別招聘教授。「クオリア」をキーワードに、脳と心の関係を探究しつづけている。1962年、東京生まれ。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了。理学博士。
著書『脳と仮想』(新潮社、第4回小林秀雄賞受賞)『今、ここからすべての場所へ』(筑摩書房、第12回桑原武夫学芸賞受賞)『脳とクオリア』(日経サイエンス社)『脳内現象』(NHK出版)『感動する脳』(PHP研究所)『ひらめき脳』(新潮社)ほか多数。

「2013年 『おぎ・もぎ対談 「個」育て論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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