宇宙兄弟 今いる仲間でうまくいく チームの話

  • 学研プラス (2019年8月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784054067226

作品紹介・あらすじ

「強み」を活かした4つのリーダースタイルで、チームがぐんぐん面白くなる! 『宇宙兄弟』のムッタやヒビト、チーム「ジョーカーズ」の成長ストーリーなどを分析し、自分の得意なスタイルで今いる仲間をリードする方法を解説。

感想・レビュー・書評

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  • 宇宙兄弟好きなのでチーム作りをうまくまとめてくれていて面白い。
    ・リーダーにはスタイルがある(コンサルタント型、ティーチャー型、マエストロ型、ファシリテーター型)
    ・チームが迎えるフェーズによってリーダーの出番や出方が変わっていい
    ・各人が自分のリーダーシップを出すくらいアクティブになるためには、「試行と失敗と再挑戦の機会を奪わない」「感情を大事にする(隠さない、相手の感情も受け止める、でも自分と相手の感情を混同しない)」「相手の考える余地を奪わない」
    なんかが重要

    宇宙に行くくらいの人達は目的が一致していてアクティブでエンゲージメントが高いわけで、そこが一般企業やチームとちょい違うところではあるのだけど、参考になりました。
    個人的には漫画を読み返して、ストーミングの個々が合わない時から、フォーミング、ノーミングへどう克服していったかをもう一回なぞってみたい

    ⭐️3.5くらい

    • masakiyo_tanakaさん
      「宇宙兄弟」、映画を観ました。
      「宇宙兄弟」、映画を観ました。
      2023/11/05
  • 良いチームをつくれば良い仕事ができるのではなく、良い仕事(働き方)をすることによって良いチームが生まれる。
    “仕事を通じてチームを育む”という考えがとても良い。
    本書では『4タイプのリーダースタイル』や『チームが成長する4つのステージ』について、分かりやすく説明してくれる。
    チームをアクティブにするため「しない」を意識した関わり方が重要、というのも印象的だった。

  • チームビルディングの基礎学としてとても参考になった本。

    タックマンモデルという考え方があって、大きく4つのステージに分かれる。

    形成期
    混乱期
    統一期
    機能期

    それぞれに特徴と次のステージに必要なものがしっかりと書いてあり、実際に自組織に転用した場合に課題感と打ち手もマッチした。

    その他にも宇宙兄弟のキャラクターに合わせて、
    二軸四象限のキャラ分けも書いてあったり、マネジメントのコツなども説明があるが、個人的にはタックマンモデルが本当に役に立った。

  • 具体が汎用的なものだったり、理解しにくい例ではなくて、漫画のキャラクターというのがわかりやすさやとっつきやすさにつながっていると思う。
    宇宙兄弟自体、読んでいるとチームビルディング的な内容が多いな、と思っていたところにこの本だったので、入り口も腑に落ちたものだったというのもあるかもしれない。

    おそらく、この本ではわかりやすさを重要視して、かなり表層のところしか触れていない。代わりに丁寧に解説して、チームの現在地を理解しやすくなっているように思う。

    まずはここから始めて、何かにつまずいたら読み返し、足りなくなったら他を当たる、そんな使い方ののできる本だと思った。

    宇宙兄弟にハマっていて、何かしらリーダーシップを取る必要がある。けど、何から始めたらいいかよく分からない、という人にオススメしたい。

  • 宇宙兄弟ってチームビルディングのお手本のためにあるんじゃないか?てな本。リーダーっていろんな形があるし目的やフェーズによって、活躍するリーダーが違うんだなあ。特にムッタは現代のリーダー像という感じ。メンバーの個性を活かして支援促進する。ファシリテーション力。

  • このチームの形成段階を知る重要性がわかった。
    チームで共通言語にすることがめちゃくちゃ大事。

    フォーミングを超えるのがもっとも大変だと思うので、そこの突破するtipsがもう少し欲しかった。

    また、チームビルディングの本はリーダー、マネージャーが読むべきものとしてのものが多すぎる。
    一般メンバーや新入社員の振る舞い方、フォローワーシップの話の良い本を見つけたい。

  • 漫画「宇宙兄弟」のキャラクターを4つのリーダースタイルに分類し、グループ結成から成果が出せるチームへと導くためのリーダーの役割などを解説している本。宇宙兄弟の様々なシーンを題材にしてリーダーシップが解説されていて分かりやすい。著者が言う「他人を動かすのではなく、他人が動きやすいように自分の考えを伝える方が、自分の希望に適う。自分の大切にしていることを相手に従わせるよりも、相手と自分が大切にしていることをすり合わせる方が楽しい。」にとても納得した。家にある宇宙兄弟をチームづくりの視点で読み返したい。

  • 読みやすかったけど内容が今の自分の問題を解決出来るものではなくて、綺麗事だなって思っちゃった。チームの中の個人にはそれぞれの特性があるけど、それをどう動かすかではなくそれぞれがどう動くとうまくいくかが書かれている本書は、仲間が共通認識を持つことがスタートラインであることから、最後にも書かれてる通り全員がこの本を読まなきゃ意味がない。そのハードルがあまりにも高い。

  • 宇宙兄弟が好きで、同著「完璧なリーダーは、もういらない」を読んでから、この本を読んだ
    現在の会社の開発チームはメンバーの出入りあれど構想から3年くらい経ち、現在は量産体制を立ち上げるフェーズとなっているなかで、自分もサブチーフ的なポジションになった関係で興味深く読んだ
    まず、自身はムッタのようなファシリテーター型で、プロセスを大事に緊急度は低いが重要度•優先度の高い仕事が得意なタイプであることを把握し、チームを作る上では対極な人と組むのが良いという観点でいうと、まさに今のリーダーはスピード感と成果を大事にするマエストロ型であり、そこは良い関係の条件になっているな、と感じた

    もうすぐ現在のチームは解散となり、新しい目的に向けたチームを構成されるだろうと考えているため、最初のフォーミング、ストーミングを経てノーミング、トランスフォーミングへとコミュニケーションを促して推進していけたらと思っている

    以下、自分用メモ
    無敵のチーム作りは正反対の2人から
    違いを活かすために以下を共有して実践
    「好きなことは極める
    嫌いなことは避ける
    得意なことは引き受ける
    苦手なことは委ねる」

  • モチベーションの上がる内容でした。登場人物との比較で楽しみながら読めました。

    第2章
    好きなことは、極める。
    嫌いなことは、避ける。
    得意なことは、引き受ける。
    苦手なことは、委ねる。

    ポジティブともネガティブとも捉え方は人それぞれでバイオリズムにも左右されそうですが、いいフレーズと感じました。

  • この本を読んで去年のことを思い出した、、
    コミュニケーションの質を上げて、自分たちで決めたことを振り返って次にどうするかをみんなで決める。
    でもこういう話し合いの時って、話す人と話さない人が分かれるし、その場では言えなかったけど内心思ってることもまだあるし、、みたいなことも結構あるんだよなーと思った。
    このメンバーなら何を言っても大丈夫!という心理的安全性をフォーミング期で作っておくことが大事だと思った。
    なので相手の意見を肯定する。否定から入らないということをメンバー同士徹底することも大事!
    どの組織も
    フォーミング→ストーミングを経てノーミング、トランスフォーミングへと進む。
    ショートカットはない!
    フォーミングやストーミングの壁をどう乗り越えるかが組織にとって重要、、
    でもストーミング期はめちゃめちゃ苦しいーー!

  • 息子の所属チームが今ひとつ、一つになりきれず最後の年を迎えている時に古本屋で発見。
    宇宙兄弟を知らない為、途中で入ってくるキャラクターの話が逆にややこしく、集中力が切れ、中々読み進めるのに時間がかかりました。
    息子のことを前提として読んだこともあり余計に難しく考えて読んでしまっていたのかも知れませんが、私の仕事に例えると途中から面白くなってきて、私やな〜生産性に欠けてるな〜と反省も始まりました←
    おかげさまで宇宙兄弟、観てます。(笑)少しずつですが、アニメでも学びます。

  • 今読む本ではない気がした。自分がチームをリードする側になったときに読みたい。

  • 宇宙兄弟は前半しか読んでないのですが、普通に読み進められました。4種類のリーダーごとにチームへのアプローチ方法が書いてあります。
    漫画を例に出しているのもあるため読みやすく、理解しやすいですが、少し内容があっさりしているという印象も受けました。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/757106

  • どちらかと言えば「好きではない」本。マエストロやティーチャーを挙げて「緊急度の低い時に活躍」としているのは解せない。限られた紙面なので漫画のようにトントン拍子でチームビルディングがなされる流れが示されているが、実際はもっとドロドロしている。本の最後にようやく出てくるが、そもそもメンバーがリーダーシップというものやその型に興味がないと上手くいかないと思う。個の実力というものがそこそこ高い時には上手く行く。プロ野球の監督のやり方をそのまま鵜呑みにしてはならないのは、プロ野球は個の力がそれなりに洗練されているのに対し、一般社会は個のレベルがバラついている。この本の前提として、個々人のレベルがそれなりのところにあることが求められると思う。

  • リーダーのスタイル
     ファシリテーター型
      プロセス志向
      調整、相手から引き出す
     マエストロ型
      結果志向
      自分で実行して示す
     ティーチャー型
      プロセス志向
      教えることでリード
     コンサルタント型
      結果志向
      専門知識をもとにメンバーを引っ張る

    チームの状態
     フォーミング、形成期
      依存、他責
      目的、目標、指標と原則を伝える
      心理的安全性
       コミュニケーション量
        チームの発達段階を共有
        好きなこと、得意なこと、期待すること
        価値観
         好きなこと、嫌いなこと
        信念
         正しいと思うこと、間違っていると思うこと
        世界観
         美しいと思うこと、醜いと思うこと
     ストーミング、試行錯誤期
      メンバーの自立心が芽生える
      ビジョンが曖昧
      コミュニケーションの質が重要に
       フィードバック
        客観的事実を伝える
         主語を私にする
          私はこう思う
       対話する
        聞く量多め
        お互いのりかいを深める
         会話は話す量多め
          関係性構築
       肯定の形で伝える
        してほしいことを伝える
     ノーミング、規範期
      メンバーにチームとしての自覚が芽生える
      目的、ビジョン、役割が明確にっている
      成功に基づく暗黙のルールが自然と発生している
      自分たちで目標やゴールを設定できる
      その時々で方向性を決められる人がリーダーとなる

      強みを生かした役割
      自分たちのルール
      自分たちの目標
       熱中できる目標も

      プロセス思考よりも成果思考のリーダーシップ

      メンバーの組み合わせではフォーミングに戻ることも
     トランスフォーミング、達成期
      チームは目的毎に結成する
      振り返り
       上手く行った要因について
        人間関係
         どのように変化したか
         悪化したときの工夫
        リソース
         準備段階でしたこと
         成果に影響したリソースは
          人、モノ、金、情報
        個人と組織の成長
         成長を感じられた出来事は
         何を学ぶことができたか
        生産性と創造性
         何を生産したか
         何を改善したか
         特別な価値は

    工夫して作業に取り組んでもらう
    自立を促す
     選択肢をあたえる
     考える余地をあたえる
     とりあえず試す、という機会をあたえる
     再挑戦の機会をあたえる
    幅広いやり方を検討する
    感情を適切に伝える
    状況を把握して流れにのることも重要
     状況を観察してどうすれば良いかメンバーに相談する
    相手の志向を理解する

  • 自分らしい振る舞いがあるチームにとっては良いリーダーになるかもしれないし、良いチームを作る一つの要素となりうる
    自分の強み、好きなことを生かす そこに自信を持つ 

  • 以前読んだ『今いるメンバーで「大金星」を挙げるチームの法則――『ジャイアントキリング』の流儀』と同様に、タックマンモデルをベースに漫画の登場人物やストーリーと関連付けて分かりやすくチームビルディングを解説した本。

    この本はタックマンモデルの他に、「あなたがどんなタイプのリーダーか?」を分類した上で、タックマンモデルのフェーズとタイプごとの推奨行動を解説しているあたりがユニークでした。

  • チームのリーダはどうあるべきか、チーム形成をどのようにしていくのか、タイプごとに説明してくれる本。

    なんか無理やり宇宙兄弟に合わせてしまっているのが逆に気が散ると思ってしまった。

    * リーダーに必要なのは、メンバーひとりひとりの個性や特徴を活かし、解放・支援・促進するファシリテーション能力。
    * 自律を生み出すのがファシリテーション

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著者プロフィール

組織開発ファシリテーター。企業、団体、教育、スポーツなど、幅広い分野で3000回を超えるチームづくりを行う。現在、ナガオ考務店の活動を中心に、非営利団体の経営やリーダーの育成に取り組む。

「2019年 『宇宙兄弟 今いる仲間でうまくいく チームの話』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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