- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784054068728
作品紹介・あらすじ
生涯、猫を愛した「日本のクリスティー」仁木悦子による本邦初の猫文学アンソロジー(1980年・立風書房刊)を待望の復刊! ミステリー、SF、童話、純文学、落語、漫画の各界の豪華執筆陣による、ミステリアスな12匹の猫の物語。和田誠による装丁・イラストも魅力的な一冊。
【収録作】
「猫の年齢」 西東登
「ピーや」 眉村卓
「お富の貞操」 芥川龍之介
「猫文法」 川又千秋
「猫の皿」 古今亭志ん生
「猫の殺人」 吉行理恵
「ねこ忍」 水木しげる
「復讐は彼女に」 小泉喜美子
「ネコ」 星新一
「ねこんしょうがつ騒動記」 あまんきみこ
「誘拐者たち」 仁木悦子
「猫の泉」 日影丈吉
編者解説 仁木悦子
感想・レビュー・書評
-
不思議の国の猫たち―12点のアンソロジー (光文社文庫) | ダ・ヴィンチWeb
https://ddnavi.com/book/4334701698/
不思議の国の猫たち(単行本)(帯付き) | 猫本サロン 京都三条サクラヤ
https://kyotoogakudo.thebase.in/items/21587940
不思議の国の猫たち 仁木悦子(著/文 | 編集) - Gakken | 版元ドットコム
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784054068728詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
猫小説アンソロジー。ミステリあり、SFあり。どれもに猫が登場して、猫好きには見逃せない一冊です。
読んだことがあるのは眉村卓「ピーや」、星新一「ネコ」、日影丈吉「猫の泉」。これはどれも好きな作品です。「ピーや」は読むたびに涙が出そうになるのですが。とても好き。
小泉喜美子「復讐は彼女に」にはやられました。なるほど、そういうことだったのか、と膝を打つ展開。そしてこのタイトルからラストにかけての展開にはぞくりとさせられます。
川又千秋「猫文法」は愉快な作品でした。猫との意思疎通……できたらいいような、しかし分からない方がいいような。そしてあの文には何と書いてあったのか、想像が膨らみます。 -
-
12話の猫に関する小説。
昔読んだことのある小説もある。
その時は、なんとも思わなかったのに、こうして、どれも、猫を主題として掲載されているのに、猫好きの人はたまらないだろう!
私の産まれる前は、猫を飼っていたけど、私が物覚えついた頃は、犬がいた。
今みたいにペットフードも無かった時代である。
サザエさんでは無いが、ミケという名前は猫に多いが、三毛の猫の雄は、殆ど居ないと、猫好きの人から、聞いた。
雑種の猫のように思っていたけど、ミケ猫は、希少価値から、値段も高いと……
4月にアメリカから、来日した姪っ子夫婦も 犬だけでなく、猫も飼っていると!
それも、黒猫!
日本では、真っ黒な猫で、しっぽが長い猫は、幸運を運ぶ猫と、聞いているのだけど、アメリカは、反対の意味らしい。
魔女の宅急便に登場するキキの話も、後日、メールで送った次第である。
所変わると、意味あいも違ってくるのだと…!
本に戻るが、仁木悦子氏の「誘拐者たち」のミステリーも、以前よんだ!
その他にSF、メルヘンチックのものや落語、水木しげる氏の漫画まで、ぎっしりと、含まれた1冊である。
読み終えて、裏表紙を見ると、バーコードが無い。
2023.3.7 第1刷発行なのに…?
1年前、段ボール箱5箱を処分した時折に、古い本は、バーコードが無いと、聞いたのだけど……???
違うだと、思った。
-
猫文学のアンソロジーは色々読んだけれど、この1980年のこの古い本を読めて良かった
初めて読む作家さんもいて、まだまだ知らない読んでない本が沢山あるなぁーと、思いました
著者プロフィール
仁木悦子の作品





