人生を変える読書 人類三千年の叡智を力に変える

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  • Gakken (2023年12月7日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784054068841

作品紹介・あらすじ

「正解が一つではない問いに、自分なりの答えを出す方法、それが読書である。」
立命館アジア太平洋大学(APU)学長 出口治明推薦!

答えのない時代だからこそ、人生の灯火として「読書」をするべきである! 『読書大全』の著者だから知っている、精神的支柱をつくり、教養を血肉に変える「読書の方法」とは? 

読書を通じてあなたがあなた自身についての理解を深めることは、あなたの人間全体についての理解が深まることでもあります。そしてそれは、あなたの生き方や他者との交じわり方に大きな影響を与えることになるはずです。(おわりにより)

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

読書を通じて自己理解を深めることの重要性を説いた本であり、特に「人生を変える」というテーマが印象的です。著者は、読書が単なる情報収集ではなく、自分自身を形成する手段であることを強調しています。多くの古...

感想・レビュー・書評

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  • 好きに読めばよい、というが真理だと思う。

    読書から何かを得たいという我欲もあるものだが、それはそれで目的を持った読書でも良いし、目的を持たない読書でも良いと、いずれも肯定されるべきなのだ。なぜなら、読書とはどこまでいても個人的な所作なのだから。自分自身が納得するか否かは、自分への問いかけでしかない。ページを開けば、そこに著者の語りといつでも出会える、無視もできる、後戻りして読むこともできる、素直にも読める。曲解もできる。

    この本で紹介されるようなエピソードについては、頭に入れていつでも引き出す事ができたら素敵だなと思った。身につければ、誰かにそれを贈ることができるのだから。例えば、
    瀬島龍三の本の紹介。『幾山河 人間性の問題』より。

    ― 自身が空腹のときにパンを病気の友に分与するのは、簡単にできることではない。しかし、それを実行する人を見ると、これこそ人間にとって最も尊いことだと痛感した。「自らを犠牲にして人のため、世のために尽くすことこそ人間最高の道徳」であろう。それは階級の上下、学歴の高低に関係のない至高の現実だった。私は幼少より軍人社会に育ち、生きてきたので、軍人の階級イコール人間の価値と信じ込んできたが、こんな現実に遭遇して、目を覚まされる思いだった。軍隊での階級、企業の職階などは組織の維持運営の手段にすぎず、人間の真価とは全く別である。

    ― アランは、人間というのは自らの意志で幸福になろうとしないと幸福にはなれない存在であり、幸福とは意志と自己克服によるものだ、と考えたのです。そして、幸福になるには「幸福になるのだ」という強い意志をもって自分を律する必要があり、結局のところ、それは「心と体の使い方で決まる」と考えました。このような言説を読書を通じてインプットしながら、同時に頭だけでなく身体も使って体験(実践知)を積み上げていく。そして、自分が幸せになるとはどういうことなのかを、また本を手に取って考え直してみる。こうした地道な繰り返しによって、ようやく「自分が何を望んでいるのか」を、自分なりにつかめるようになるのです。

    こうした言葉に出会うとき、読書をしながら息を止めている事に気付く。そうした体の変化を感じるので、メモ書きするのだ。深く、印象に残る言葉とはそういうものだという気がする。そして、メモに残すのは、どこかで使いたい、身に着けたい、誰かに贈りたい、という衝動だ。そうした〝言葉″が本書に溢れている。読書における「言葉との出会い」がちりばめられた一冊だ。

  • こういう本はちょっとでも読者に「本読みたい!」という気分にさせれば成功だと思う。
    著者に「人生を変えようと思わなければ読書なんてする必要ありませんよ」と、云われたように感じて、ならば、と、逆に読んでみたくなった。
    内容は他の読書のススメ本で読み、既知のものも多かったが、読書へのモチベーションを高めてくれる。
    ただ、人生を本気で変えようと思えば、本ばかり読んでちゃいけないね、とも思う。
    周知のことでしょうけれど。
    文章は読みやすく、ぐいぐい読んでいける。
    いちばん、筆が乗ってるな、と思ったのは資本主義というOSについての最終章だった。
    人間、自分のフィールドを語ると生き生きしますね。
    さらっと紹介されている本は古典が多く、私には難解なものだったが、例えに使っている映画のタイトルが馴染み深く、遠い存在なのに著者に親しみを覚えた。
    『マッド・マックス』『ゼイリブ』『燃えよドラゴン』…。





  • 古典を読みたくなる。
    無知の知を得るための読書。
    軽い雰囲気の読書論が多い中で、重厚感のある内容であった。
    人生を変える、というか、人生を広げる印象の読書論だと感じた。

  • すでに読書が好きな人にはあまり必要のない情報が並んでいるような感じ。少なくとも私は前半から退屈してしまった、最後まで根気強く読んだけども…。

  • 読書に対する意欲をかりたたせてくれるかなと思い本書を手に取った。内容は自分には難しく頭に入らなかった。また読み返したら違う感想が得られるかも。敢えて吸収したことを出すと、積ん読はアンチライブラリーといい、自分を見つめる材料になるので悪いことではない。本は追体験の道具。読みたい本を読む。読書は無知の自分を成長させてくれるので、やるべき。少し意欲が湧いたかな?

  • 読書大全の著者。
    さすが堀内勉氏の著書。
    読書をますますしたくなった。
    人生を変える読書を私もしていこうと思う。

  • 一言で言うと「読書総論」。
    この本を読めば役に立つとかおすすめ本はこれ!みたいな内容ではなく、読書という行為そのものをじっくり考え、「自分」をいかにつくっていくかといったことをじっくりと述べた1冊。読書好きの方におすすめ。逆にすぐに役立つ何かを求めている方には合わないかなと思われます。

  • 本を積読しておくと目で意識して他の本を読んでいるときに関連して手にとったり、積読があっても大丈夫とのお墨付きに安心する。
    そして沢山読めばいいとか年間何冊とかかげるより自分が理解し学ぶ必要と全文完読しなくても糧になったならその本の価値、栄養素を取り入れているのでムキにならなくてもいい。と読む意義を教えてくれた。
    でも、やはり全文読んでしまうし、目次、後書きを読んで全体を掴むには熟成させる必要、期間を置いてまたその本を手に取る事を熟成といっておられるが、図書館本ではやりにくい。
    そして、本を読んで金持ちになるわけではないとばっさりと切る。わかるけど、金持ちを夢みて読んでしまう。
    積読を熟成させておくとの言葉は素敵で罪悪感が軽減される言葉のように思える。
    読み方について色々書いてあり参考になるし、わたしみたいな人にも分かりやすく、読みやすく書かれて色々考えながら読んでいたけど、長年の読書クセは治らないのが分かり自己流の読み方になる。それでも自分が納得しているならいいよって言われている気がする。
    でも他人と比べて、とか何冊目標とかじゃなくて、この本を選んだ心境や読んで自分のものとする事や本や作者と会話する時間、合わなくても何が合わなかったのか知る事によって自分の内面を知る事ができるし、同じような本を選ばなくなるので何が合わないかも気づけたらいいなぁ。この本には最初は一言だけでもいいとあったので、一冊、一冊向き合っていきたい。
    たしか前に読んだ本に何か一つ毎日続ける事が大切とあった。意味がないと思えるような事でも毎日することによって未来に役立つかも。とあって玄関に靴を置きっ放しにしない。雨が降ってない日は近くの稲荷神社まで走ること。を続ける事にしたが、毎日じゃないけど読んだら合う、合わないだけでも感想は必ず記そうと新たな目標を誓った。




  • 読書の奥深さ。
    後半は人間がテーマということもあり、資本主義の話がやや多め。
    資本主義というOSにしてみれば人間は労働力にすぎないと。
    ゼロサムかプラスサムってテイカーとギバーだなと思った。
    生きること求められた我々人間として、読書を通じた対話で日々アップデートしていきたい気持ち。
    読みたいから読むんだけども。

  • <目次>
    序章   自分を形作る読書~人格をつくりあげるのはあなた自身である
    第1章  人生を変える読書~あなたはまだ本当の読書を知らない
    第2章  生きるための読書~不確実な人生を生き抜く力を手に入れる
    第3章  好きから始める読書~読書至上主義という思い込みを捨てる
    第4章  対話としての読書~既成概念の「枠組み」の外に出るために

    <内容>
    『読書大全』の著者。この本で書き足りないところを(あるいはカットしたところを)こちらにしたのだと思う。こちらには本の紹介は少なく、そこから感じることを書き出してある。読書家のいうことはみな同じで、だからといって陳腐なのではなく、真実なのだと思う。好奇心を持ち、社会に目を向けつつ、自分で本を選び、そこから派生的に読書を広げていく。誰かに勧められただけの、役立つと銘打った本を捨て、本の杜に入っていくべきだ。

  • 読書とは何か、私たちは本を読むこととどう向き合うのかについて考えるための一冊。
    参考図書の紹介が多いのも良かった。
    読書をすれば偉くなれるとか得をするとかそういったことではないので、具体的な指示や何らかの短期的な効果を求める人には向いていないかもしれません。

  • 読書とは何なのかを知りたくて購入しましたが、途中から資本主義や哲学とはなど、筆者の興味ある分野や他の本からの引用ばかりとなり、結局読書することによってどうなるのかについてはあやふやなまま終わってしまいました。要約すると様々なジャンルの本に目を向けることで視野や考え方が広がりますということですかね。個人的にはあまり参考にならない本でした。

  • 東大法学部→ハーバード法律大学院→興銀→森ビル専務という資本主義の最前線を生きてきた著者が、読書を通じて「人間としてどう生きるか」という問いを見つめ直した一冊。正解のない時代に、安易な答えに飛びつくのではなく、古今東西の賢人との対話を通じて、人類の「集合知」を力に変えていく(p31)。そんな読書のあり方が、深く心に残りました。

    特に、「労働者はゲームのコマであってもプレイヤーではありません」(p215)という言葉には、輝かしい経歴の裏で、組織の論理と自分自身の軸との間で葛藤してきたであろう著者の苦悩が滲んでいるように感じます。その葛藤の根には、「『つまらない夢をあきらめた』ことで一人前の大人になる」とされた昭和の価値観(p95)があったのかもしれません。だからこそ、著者の言葉は単なる批判ではなく、巨大なシステムの中で生きる一人の人間としての実感のこもった叫びのように感じました。

    本書は、単なる成功法則を語る本ではありません。巨大なシステムの中で自分を見失わないための、知的で誠実な探求の記録です。組織の中で息苦しさを感じたり、日々の仕事に意味を見出せなくなったりしたとき、自分なりの基軸を確立するための心強いヒントをくれる一冊だと思います。おススメ!!

  • 本を読むことの意義について、漠然と思っていたことを言語化してくれている。
    日々忙しさを理由に読書から離れていたが、読みたいと心から思った。

  • 「正解が一つではない問いに、自分なりの答えを出す方法、それが読書である。」
    立命館アジア太平洋大学(APU)学長 出口治明推薦!
    答えのない時代だからこそ、人生の灯火として「読書」をするべきである! 『読書大全』の著者だから知っている、精神的支柱をつくり、教養を血肉に変える「読書の方法」とは?
    読書を通じてあなたがあなた自身についての理解を深めることは、あなたの人間全体についての理解が深まることでもあります。そしてそれは、あなたの生き方や他者との交じわり方に大きな影響を与えることになるはずです。(おわりにより)

  • 読書は時に人生の舵を切る風となる。堀内勉著『人生を変える読書』は、人類三千年の叡智を自らの力に変える術を教える。古今東西の書物には試練を乗り越えた人々の知恵と希望が詰まっている。だが現代、スマホに心奪われ本に触れる機会は減る一方だ。だからこそ一冊の本と深く向き合う時間が貴重になる。読書は他人の人生を追体験する営みであり自分を高める行為でもある。積み重ねたページの数だけ見える世界も広がる。本は過去と今と未来を結ぶ架け橋である。

  • 自分の人生は一度限りで、自分の体験でしか学べない。
    読書することによって自分ができないことを擬似的に体験できるし、新しい考えを持つことができる。
    対自分とのコミュニケーションとしても読書はとても大切。
    たくさんの本を読むのではなく、自分自身が思考を整理できるように読むこと。

  • 200冊を超える本を紹介する「読書大全」の著書であり、大の読書家として知られる堀内勉さんが、ご自身の読書に対する考えをまとめた本である。

    読書の価値がタイパ・コスパの点から疑問視する声も聞かれ、また一方で読書に「教養」を求める声も多く聞かれる中で、エリートビシネスマンとして人生の苦難のなかでも読書を続けた著者による本との対峙する姿勢は、多くの人にとって見習うべきものとなるだろう。

    特筆すべき点は、著者の構造的な知識の整理の方法の一部が掲載されていることである。著者による古代哲学・思想から現代の科学に至るまでを網羅した叡智の構造化(特に前著、読書大全で明らかである) は、それぞれの思想のつながり、位置関係を把握するのに大変優れたものであり、読者は大いに参考になるだろう。だが、「著者はどのようにこのような構造化をなしえたか」も知る必要があるだろう。この点についても、著者は読者にヒントを与えるのである。途方もない労力が求められるのは間違いないが、私を含め多くの方が、各人なりの叡智の構造を作成することが求められるのではないか。そしてそれこそが、我々が求める教養となりえるのではないだろうか。

  • 読書をする意味を改めて思い出しました。読書は自分の世界を広げ、メタ認知をすることに意義があります。この著者も大企業を辞め、それこそ当時は清水の舞台から飛び降りる感じでしたが、歴史や他の世界を見れば別に大したことないと相対化できたのだと思います。これこそが読書の意義だなと思いました。

    会社で働いていると会社の世界が全てになりがちであり、自分が感じていた閉塞感もそこでした。まさに会社を辞めようか考えていたタイミングで読んだので共感しながら読んでました。

  • 「読書」に対する筆者の意見を書いた本。
    どういう本を読めばいいか。
    どういう風に読めばいいか。

    筆者はよく「何の本を読んだら良いか」と問われるらしいが、この本をまずは勧めればいいのではないか。と思う。

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著者プロフィール

多摩大学大学院特任教授、東京大学法学部卒業。元森ビル株式会社CFO

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