- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784054069022
作品紹介・あらすじ
自己啓発の父・アドラーの思想と影響力を徹底検証。基礎からわかって役に立つ決定版!「劣等感」「ライフスタイル」「共同体感覚」「3つの課題」「一歩踏み出す勇気」の5つのキーワードをもとに、心理学の巨人アルフレッド・アドラーを読み解く!
感想・レビュー・書評
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正直にいうと「嫌われる勇気」の方がわかりやすい。
でも、「嫌われる勇気」以外にもアドラー関連の本を読むことでよりアドラーの考えが理解できるかもと思って読んでみた。
だから、復習のつもりで読んだけれど、最初はさらりと読めてしまうからか腑に落ちない感じ。
しかし、後でもう一回読み返すと
今の自分に足りないものも見つけることができた。
例えば共同体感覚。
行動することが大事。
自分の強みを生かすと言うのは、まさにその通りだなと思った。
アドラー心理学初心者にはやはり嫌われる勇気がオススメだけれども、
次にもっと理解深めたいのであれば、こうした関連本もありだと思う。
【気づき】
・悲観的な人→自分のせい、いつもそつ、なんでもそう
楽観的な人→自分のせいではない、今回だけ、この領域だけ
・×甘やかされて育つ
(他者から取ることばかり考える人が現実を見ない人になる)
・「確かに〜しかし」→理屈で問題を回避
「もし〜ならば」→責任転嫁の常套句なので注意
・目指すべきは社会的に有用な人=活動性高い&共同体感覚高い
ただし共同体の評価を目的にすることは×
(評価されたいという思いは自己利益の追求)
不完全な自分でいることの勇気が大切
・上下関係はあっても互いを尊重し、対等な立場で接することが共同体感覚を実感するための態度
・共同体感覚とは、行為で実践するもの(頭で考えることではない)
勇気をもって一歩踏み出すことで手に入る
・相手の感謝を期待するのは、実は自己中心的な考え方
・共同体がその貢献の価値を認めたもとだからこそ後世に継承される(鉄道、建築物、大地、伝承、自然科学、哲学的体系など)
・友人を作るためのとっておきの方法は言葉の力を信じること
・組織への貢献が実感できればできるほど、やりがいは高まる
自分の仕事に自信と誇りを持てるのは、仕事に自分の強み生かせ、それが共同体や社会に役立っていると実感できる時
・前向きに取り組める活動が、自分自身の強み
・「もし今日が人生最後の日ならば、今日やろうと思うことを本当に実行するだろうか?」
NOならば何かを変える必要がある
(スティーブ・ジョブズ)
=自分らしいことを見つけ出して、共同体に貢献しよう
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アドラー心理学の初学者の私としては、とてもわかりやすい本でした。入門書としては良いと思います。初学者の私は、意味をよく考えながら読む必要があったので、1時間で読むのは無理でしたが、アドラーについてよく理解できました。
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著者プロフィール
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