人間失格 (まんがで読破 006)

Teamバンミカス 太宰治

• Gakken (2023年9月14日発売)

作品紹介・あらすじ

古今東西の名作名著を漫画化した伝説のシリーズ「まんがで読破」 、待望の新装版創刊！「人間」がわからないと悩み、世間を恐れ、「道化」という名の仮面をつけて生きることを選んだ主人公・葉蔵。そんなある時、仮面の奥の顔を見透かされる。人生の苦悩のなかで、つかの間の愛を求め、酒におぼれる葉蔵にとって、救いはなんだったのか。生きづらい現代だからこそ読みたい傑作。作品解説は倉田真由美（漫画家・コメンテーター　代表作 『だめんず・うぉ?か?』）ちょっと難しかったあの文学も、いまさら知らないとはいえないあの哲学も、親しみやすい「まんが」で一気に読んで、どっぷり没入！

感想・レビュー・書評

[バッサさんの感想 · 2024年5月3日]

人の本心なんて分からない。
自分の心も他人の心も分からない。
世間とは抽象的な概念で存在しない。

本心で生きるのは怖いが出さないで生きるのも怖い。もう少し本心側で生きていけたらいい。
人の本心なんてわからないから自分が正しいと思った行動をしていきたい。

[たくまさんの感想 · 2024年3月31日]

読み終わった時に、著:村田沙耶香さんのコンビニ人間を思い出しました。
人間が考えることはわからない。
腹の中は自分でもわからない。

人に合わせて演じて続けると、それしか出来なくなる..

原作をしっかり読むとそれなりに時間がかかりそうですが、漫画であればなんでも30分から1時間くらいで読めて良いですね(絵が好みではなかったですが...)

[aakoさんの感想 · 2024年1月22日]

自分のことは自分にしか分からない

[ジョンっちさんの感想 · 2023年11月28日]

面白い。少し古臭い絵柄が雰囲気を出してて、意外と入り込めた。夜中の目覚めついでにサクッと読めた。

周りや世間の目を気にして本音を言えないところは共感できるし、何かに依存して沼にはまってしまうのも、友人と思ってる人も心の奥底はわからず信用できないのも、　生きていけば多くの人が感じることだと思う。

最後に薬物にさえハマらなければ、もっと良い人生にすることができたのではと思った