源氏物語 (まんがで読破 005)

  • Gakken
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784054069343

作品紹介・あらすじ

古今東西の名作名著を漫画化した伝説のシリーズ「まんがで読破」 、待望の新創刊!
身分の低い女官と帝との悲恋の末に生まれた光源氏は、輝くような美しさから「光る君」と呼ばれ、多くの魅力的な女性たちと出会い、恋愛遍歴を重ねていく。初恋の女性の面影を心に残しながら、本当の愛を求める光源氏の人生の果てには――? 平安時代に生きた紫式部の手によってつむがれた傑作物語を漫画化。
作品解説は、大石静氏(脚本家)。

ちょっと難しかったあの文学も、いまさら知らないとはいえないあの哲学も、親しみやすい「まんが」で一気に読んで、どっぷり没入!

感想・レビュー・書評

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  • 過半数が『源氏物語』を読んだことが「ない」? Gakkenが『源氏物語』アンケート調査結果を公開|Real Sound|リアルサウンド ブック
    https://realsound.jp/book/2023/11/post-1504362.html

    まんがで読破『源氏物語』 | 学研出版サイト
    https://hon.gakken.jp/book/1340693400

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    208ページで、どんな風に伝えるんだろう?(この手のマンガは全く読めないのですが、とても気になる)。。。
    また対象年齢が40歳代・50歳代・60歳代となっているのも解せない、、、

  • 身分の低い女官と帝との悲恋の末に生まれた光源氏。早くに亡くした母の面影を追い、本当の愛を求めて恋をし続ける人生の果てに彼が見たものとは──。名作をまんがで読めるシリーズ!

    源氏物語を舞台にした転生ミステリ、日部星花『光る君と謎解きを』を読んで興味を覚えて、本編をまずは漫画で読んでみよう!と手に取った一冊。これが入門にちょうどよかった。Gakkenさんありがとうと伝えたい!ストーリーは200ページ弱でまとめられていてサクッと読める。当時の身分の意味や政治の階位などもわかりやすく解説。登場人物が多く、人間関係が複雑な作品なだけにこれは助かる。本編や関係作品に触れる際の副読本としてもオススメ!この名前や単語ってどう読むんだっけ?これは誰の何だっけ?とつまずくことがなくなる。

    浮名を流した色男・光源氏の物語という程度の知識だったけど、その華やかさの裏にある愛と悲しみの因果の物語だったんだなと。日部先生の小説では若紫が紫の上になるあたりが舞台。葵の上の出産時に現れた六条の御息所の生霊の謎を解くというアプローチが面白かった。

    だが、因果の芽はもっと前にまかれていた。政略結婚が当たり前の時代。桐壺帝は桐壺の更衣を愛するも、身分の低さは大きな壁となって立ちはだかる。愛憎と計略が渦巻く後宮で、身分差がある恋は波乱を呼ぶ。愛する桐壺の更衣を喪った帝と、生まれた子・光源氏は、お互いに彼女の面影を追って藤壺の宮を求めてしまう。それにしても、宮中では会えないが、藤壺の里でなら逢える!と侍女たちを買収して義理の母と密通するのは行動力があり過ぎというかなんというか。

    その密通から生まれた不義の子ども。ここから密通の因果は巡り、孫の代まで続いていくのがすさまじい。ぼくが読んだ小説に登場した紫の上は正妻となったものの、過酷な運命へと向き合っていくのも切なかった。京を離れた源氏が須磨から帰ったと思ったら、明石の姫の養育をお願いされるとは心境として複雑すぎる…。それを引き受け、育て上げたのはもう愛としか言えない。源氏が亡き人の面影を重ねているのを察しながらも、想い続ける紫の上に心打たれた。これは出家するしかないよな──。

    それにしても、桐壺帝が夢枕に立ってひたすら圧をかけてくるのがホラーすぎる(笑) 夢ハラだろ!この物語を当時の宮中でどんな風に読まれていたのか想像してみたくなるね。

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