- Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784054069718
作品紹介・あらすじ
明王、閻魔大王、金剛力士、四天王、十二神将……
忿怒の相でにらむ、見るからに怖い仏像から、その多くは怖くないのに例外的に怖い仏像、見た目は怖くなくてもルーツや造立された経緯など存在自体が怖い仏像まで。
日本各地の「怖い仏像のひみつ」を豊富なビジュアルと詳細な解説文で紐解き、怖さの中に秘められた慈悲の心を知る1冊。
【仏教好き・仏像好きの著名人が推薦!】
バチ当てる気まんまんですよ。
読んでおかないとバチ当たりますよ。(笑い飯・哲夫さん)
さまざまな意味で「怖い」仏像のわけを探しに、
シルクロードから日本全国まで旅をしてきたかのようでした。(和田彩花さん)
【おもな内容と掲載している仏像】
●怖い仏像とは何か?
●怖い仏像の物語
1「人々を救う降魔の本尊」金剛蔵王大権現像(金峯山寺)
2「激しく怒る快慶の二神像」執金剛神像と深沙大将像(金剛院)
3「頭上に牛を載せた神像」牛頭天王像(朱智神社)
4「荒行の鬼気迫る女神像」鬼子母神像(遠壽院)
5「死者を裁く冥土の大王」閻魔大王像(円応寺)
6「すべてを浄化する忿怒尊」烏瑟沙摩明王像(瑞龍寺)
7「道鏡の怨霊を封じた仏像」薬師如来像(神護寺)
8「今も生きている釈迦如来」釈迦如来像(清凉寺)
9「福の神が怖い顔の仏に?」大黒天像(観世音寺)
10「凶悪な魔女が豊穣の神に」荼吉尼天像(東大寺)
11「見るからに不気味な姥尊」姥尊像(芦峅寺閻魔堂)
12「一世行人のミイラ仏」即身仏(出羽三山)
●怖い仏像PART1 明王
・忿怒の相で人々を救済する明王像
・密教の祈?に応じて造られた忿怒尊
・日本で見られる主な明王像
・明王像の特徴
01 不動明王
02 大威徳明王
03 降三世明王
04 軍荼利明王
05 金剛夜叉明王
06 愛染明王
●怖い仏像PART2 守護神
・インドの神が仏教に帰依し守護神に
・悟りを象徴する蓮華座に乗らない
・日本で見られる主な守護神像
・守護神なのに怒っていない像
01 金剛力士
02 四天王
03 毘沙門天
04 兜跋毘沙門天
05 十二神将
●至宝の仏像
蔵王権現像(如意輪寺)
閻魔大王像(宝積寺)
烏蒭沙摩明王像(可睡斎)
薬師如来像(新薬師寺)
釈迦如来像(飛鳥寺)
○「微笑みの仏」円空仏
○「煩悩と戦う怒りの観音像」馬頭観音像
○「断食で痩せ細った仏様」釈迦苦行像
○「鬼の姿をした邪念降伏の仏」鬼大師像
感想・レビュー・書評
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‘見た目の‘怖さで集められた仏像集。解説も加えられており、手に取りやすい。
とはいえ、題材の密教自体が非常にややこしいので、読んで即座に理解できるかというと難しい。
素直にいかついビジュアルを眺めるだけでも十分に楽しめる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
明王と守護神を中心に、怖い顔の仏様を写真と解説で説明する本。
もっと写真中心でもよかったかも知れないけど。