これ1冊でわかる! 蔦屋重三郎と江戸文化 元祖・敏腕プロデューサーの生涯と江戸のアーティストたちの謎を解き明かす

  • Gakken (2024年9月12日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (192ページ) / ISBN・EAN: 9784054070127

作品紹介・あらすじ

【謎多き江戸のメディア王の「べらぼう」におもしろく波瀾万丈な生涯と、当時の江戸文化がこれ1冊でわかる!】
蔦屋重三郎に、大河ドラマに、浮世絵に興味を持ったらこの1冊!
謎に包まれた元祖・敏腕プロデューサーの人物像はもちろん、蔦重が関わった東洲斎写楽・喜多川歌麿・葛飾北斎をはじめとする浮世絵師や文人たちの生涯や代表作、当時の時代背景やカルチャーについて、「日本一生徒数の多い社会科講師」が解き明かします。
浮世絵や大衆文学本の画像も多数掲載しているので、読んで・見て楽しめる内容となっています。
世界に誇る日本のアーティストをプロデュースし、江戸のエンターテインメント界を席巻した蔦重のビジネス手腕も含め、歴史マニア以外の方でもわかりやすく楽しめる1冊が誕生しました!

【おもな内容】
第1章 メディア王・蔦屋重三郎の生涯
 [略年表]享保の改革から蔦屋重三郎が没するまで
 [図解]蔦屋重三郎の仲間たち
 有徳院(徳川吉宗)の時代、江戸の吉原で生まれる
 吉原の大門口の一角に地本問屋「耕書堂」を開店
 編集者として『一目千本』を手掛け、経営者として『吉原細見』を独占
 流行の兆しを見せ始めた黄表紙の出版に挑戦する
 みずからを「蔦唐丸」と名乗り狂歌ブームを牽引する
 幕府の政策を戯作で風刺し茶化した蔦屋重三郎のチャレンジ
 次世代の育成を進め幻の浮世絵師「写楽」をデビューさせる
 脚気を患い寝たきりとなった蔦重は47歳で最期を迎える
 ……ほか
第2章 敏腕プロデューサー「蔦重」のすごさ
 成功へ導いた7つのキーワード
 年長者へ礼を尽くして信用を得て次世代を育て積極的に登用する
 世間の味方「蔦重」という粋な男を演じ、人々の心をとらえた
 ピンチのあとにはチャンスあり! 危機を脱して再起する
 軽視されていた大衆文学や絵画をべらぼうな熱量で事業化し成功する
第3章 謎の絵師「東洲斎写楽」
 レンブラント、ベラスケスと並び称された写楽
 10ヵ月の間に写楽が残した作品は、4期に分けられる
 絵からはみ出した何かを感じさせる大首絵
 全身像になり背景も細かく描かれるなど写楽の画風は変わっていく
 ……ほか
第4章 蔦重が見出した江戸のアーティスト
 北尾重政
 喜多川歌麿
 葛飾北斎
 朋誠堂喜三二
 恋川春町
 大田南畝
 山東京伝
 十返舎一九
 曲亭馬琴
第5章 もっと知りたい! 江戸と蔦重
 吉原ってどんなところ?
 江戸の庶民が楽しんだ娯楽とは?
 どんな印刷技術が使われた?
 黄表紙ってどんな本?
 草双紙・黄表紙のほかにどんな本があった?
 蔦重も没頭したという狂歌とは?
 蔦重に商売敵が多かったってホント?
 ……ほか

感想・レビュー・書評

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  • NHK「べらぼう」が面白くてこの本を読んでみた。キャストが頭に浮んでくる。「一目千本」は洒落が効いてるし「吉原細見」はナイスアイディア。出版ばかりでなく吉原出身を上手く使って年長世代等様々な人と出会い繋げた。プロデューサーなのだ。
    歌舞伎・相撲・狂歌・旅行と江戸時代に庶民まで浸透した多様な娯楽に乗っかり後押しした。
    そればかりではなくトレーナーとしての役割も果たしながら既存の者達をも押し上げた。

    ここから下は覚えておきたい私のメモ
    北尾重政、喜多川歌麿、曲亭馬琴と繋げた葛飾北斎、狂歌の人脈からの大田南畝、蔦重家に寄宿していた十返舎一九は蔦重の死後「東海道中膝栗毛」をヒットさせ、山東京伝に至っては共に寛政の改革で罰せられている。

  • 突然居なくなった東洲斎写楽は一体誰だったのだろうかが一番気になった。
    喜多川歌麿と東洲斎写楽の絵を目の特徴を見比べるながら、落款を観なくてももう見分けられるかな、なんて、考えながら、分かる人に言わせれば笑われそうだ(笑)写楽が描く人物は そこには居らず何処か他を観ていて何かを考えているようだ。それがあの目の描き方 焦点をずらすような感じ。

    江戸文化が発展した背景に識字率を広めた蔦重の凄さがこの本から伝わって来た。




  • 浮世絵、蔦重に今、夢中です。

  • NHK大河ドラマで興味を持ち読む。

  • ※2025.4.7台東区中央図書館で読書開始
     2025.8.31で長期の休館に入ったため、途中で読了とする。(2025.9.2)


  • 元祖、敏腕プロデューサーの太く短い生涯。。。

    TSUTAYAって、、これが由来??

    葛飾北斎に写楽、吉原の風俗嬢案内所の丁稚から案内本、プロマイドを作り、貸本から世界へ、、、すごい人だ!

    Gakkenさんの本なので、少し歴史の教科書的なところがあったり、かなり真面目な感じなのが少し残念。。。吉原なので、少し大人の色気もあって良かったかも?

  • 2025年大河の主人公蔦屋重三郎についてわかりやすくまとめた本。この本を読んで大河を見るととても入りやすい。

  • ●吉原細見本、年2回、遊女屋や遊女に名前と格付け、芸者や引手茶屋の紹介、価格、イベント、名物などの最新情報が詳細に記されたガイドブック。
    ●引手茶屋の養子という立場を利用して、吉原細見を優れた本に仕上げる。
    ●公娼街の吉原。私娼街の深川の遊郭。
    ●作者に企画を提案、執筆依頼。絵師に版下絵、彫師が版木を彫り、版木を摺師が紙に刷り製本。
    ●山東京伝は黄表紙作家であり絵師。二刀流スター。
    ●当時の江戸では、白米を食べる習慣が広がり、脚気の原因とされるビタミンB1が不足したと言われる。蔦重は脚気により47歳で最後を迎える。

  • 2025年のNHK大河ドラマで取り上げられる江戸時代中期のメディア王蔦屋重三郎の生涯と彼を取り巻く時代背景、彼が出版に関わった戯作者、浮世絵師たちについて記述した一冊。
    彼がどうやってメディア王にのしあがったか、幕府に睨まれながらもどうやって生き延びたのかが分かる。

  • 2024/11/08:読了
     2025年の大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」の主人公。
     以下のサイトが参考になる。
      2025年 大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺」/ホームメイト https://www.meihaku.jp/berabou/

     田沼の時代のNHKドラマ「天下御免」で、平賀源内、杉田玄白などのキラキラした生き方を知ったが、ほぼ同じ時代に、蔦屋重三郎がプロデューサーとして本や浮世絵の文化圏があったのを、この本を読んで再認識した。

     「天下御免」は子どもだったが、非常に面白く、江戸時代に興味を持つきっかけになったが、今度の大河も同じくらい面白そうになる感じがする。

     
     

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著者プロフィール

伊藤 賀一(いとう・がいち):1972年京都府生まれ。法政大学文学部を卒業後、東進ハイスクール等を経て、現在はリクルート運営のオンライン予備校スタディサプリで社会科8科目を担当する「日本一生徒数の多い社会講師」。43歳で早稲田大学教育学部を一般受験し合格、49歳で卒業するなど、生涯教育と学び続けることを体現している。著書に『47都道府県の歴史と地理がわかる事典』(幻冬舎新書)『アイム総理 歴代101代64人の内閣総理大臣がおもしろいほどよくわかる本』(KADOKAWA)『明けない夜があっても』(青月社)、共著に『いっきに学び直す 教養としての西洋哲学・思想』(佐藤優氏との共著、朝日新聞出版)など他多数。

「2025年 『もっと学びたい!と大人になって思ったら』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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