語りつぎお話絵本3月11日 にげろ!津波だ! (2)

  • 学研教育出版
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感想 : 4
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  • 本 ・本 (48ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784055009447

作品紹介・あらすじ

2011年3月11日に発生した東日本大震災を題材とする、聞き取りをもとにしたノンフィクション絵本。体験者の実話と、地震に関する資料ページで構成している。被災体験を読者に伝え、その心情と教訓をわかりやすく伝える。

感想・レビュー・書評

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  • 海が黒い水になった日。普通の人がなかなか出来る行為ではないと思います。大人が命がけで救った子どもたちの命。こどもたちがくれた力に救われた大人の命。名言

  • >2011年3月11日に発生した東日本大震災を題材とする、聞き取りをもとにしたノンフィクション絵本。
    体験者の実話と、地震に関する資料ページで構成している。
    被災体験を読者に伝え、その心情と教訓をわかりやすく伝える。


    「語り継ぎお話絵本3月11日」シリーズ(全8巻)第2巻。
    長女にすすめられて読みました。
    表紙は荒井良二さん。

    ・「海が黒い水になった日」片岡弘子文 佐古百美絵

    宮城県東松島市の野蒜保育所所長の後藤せい子先生の体験。
    避難した野蒜小学校の体育館まで津波が押し寄せ、ステージのえん台につかまっても洗濯機の中のように流されるなんて・・・想像もできない恐ろしさです。
    無事2階部分のギャラリーに助けられた場面ではほっとしましたが、助からなかった命もたくさんあったはず。
    そんな中、小学生の男の子が「みんな、がんばるぞお。」と言ったというエピソードには涙があふれました。

    ・「ヨシばあちゃんの紙しばい」ささきあり文 水野ぷりん絵

    岩手県宮古市田老町の田畑ヨシさんの体験。
    ヨシさんが子どもの頃、津波被害にあった経験を紙芝居にして人々に語り継いでいったことが多くの人々を救ったという話は本当によかったと思いました。

    2つのお話以外にも防災の知識のページもあり勉強になります。

    「津波てんでんこ」の意味についても書かれていました。

    >「わたしは必死でにげて生きのびる、だからあなた(家族や友達)も、にげて、再会しよう」。そういう信頼と希望の言葉なのです。同時に、自分で自分の命に責任をもつことの大切さを教える言葉でもあります。

    もちろん地震や津波は来ない方がいい・・・でももし起こってしまったら?
    過去に何度も津波の被害にあってきた東北地方の人々の経験から生まれた言葉だと改めて感じました。

  • 2014年3月18日

    表紙/荒井良二
    イラスト/石川えりこ
    表紙デザイン/フレーズ(大藪胤美)
    本文デザイン/WILL(川島梓)
    DTP/WILL(小林真美、鈴木由紀)

  • 資料番号:020255097
    請求記号:369/カ

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著者プロフィール

WILLこども知育研究所/幼児・児童向けの知育教材・書籍の企画開発・編集をおこなう。2002年よりアフガニスタン難民の教育支援活動に参加、2011年3月11日の東日本大震災後は、被災保育園の支援活動を継続的におこなっている。
おもな編著に「ごみはどこへ ごみしょりと利用シリーズ」(金の星社)、「道具の力をMAX引き出すチカラをつけよう! 文房具をつかいこなすシリーズ」(フレーベル館)、「ぱっと見てわかる! はじめての応急手当シリーズ」(岩崎書店)、「からだのキセキ・のびのび探究シリーズ」(保育社)など。

「2022年 『身近で取り組むSDGs 学校でできるSDGs』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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